こちらの記事では(2019年7月26日)に発売された怪物王女ナイトメアの最新話21話のネタバレや感想、考察を
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怪物王女ナイトメアの最新話『21話』のネタバレ
迷宮の中、にらみ合うカティアとサリエリ
不死鳥の炎を操る
「サリエリ」を名乗る男の後ろから
気品のある女性が現れる。
その姿は、
前作で登場したシルヴィア王女そのものだった。
サリエリが振り向き、笑いながら言う。
「シルヴィア姉さま。
お姿を現すのは久しぶりですね」
危険を救われた形になるが、
カティアは不遜な態度を崩さず、
お姉さまとやら、と呼びかけた。
「ひっこんで頂けます?
私はこの者を試しているのです。
本当に私たちを殺す事ができるのか」
「さぁ、自慢の炎で焼き殺したらどう?」
サリエリを名乗る男は静かに微笑むと、
掌を向けながら、抑揚もなく返す。
「そうか」
「ならば塵芥となるがいい」
サリエリの体が炎のように揺らめく。
それは、まごうことなく王族が炎を使う予兆だ。
しかし。
「ダメよ、サリエリ」
制したのはシルヴィア。
彼女はカティアを認めると、
あなたの読みは正しい、と話し始めた。
「私たちは現世で王位継承権を争う王族の
生命に干渉する立場にないわ」
「だけど、
自尊心を傷つけられると
原則を無視する者だっているわ。
王族にあるまじき行為だけど」
シルヴィアはどこか冷めきった態度で
サリエリを見つめる。
カティアはあくまでも余裕を崩さず、
シルヴィアに問いを投げかけた。
「今、王族とおっしゃいましたか」
「ええ、私とあなたは大きな意味で家族だわ」
「ここは、本当はどこなのですか」
「そのうちにわかるわ。ここに留まる限り」
カティアの問いにも謎めいた答えを返し、
シルヴィアは踵を返した。
「もう行きましょう、サリエリ坊や」
どこかへと消えていく二人。
サリエリが振り返り、
カティアの隣の「もう1人の自分」へと言葉をかける。
「王族にとって未来はひとつではない。
この私に見せてくれ。
もし不運なく力を発揮した時、
お前はどう才覚を発揮するのか」
「運命を超える力を手に入れるまでになるのかを」
サリエリの言葉にも、
シルヴィアはやはり冷め切ったように微笑む。
「彼の未来は決まっているわ。
またあの夜に行きつき、
同じ下心を出して、
あの無力な血の戦士にやられてしまう」
「それしか結末は存在しないのよ」
姫一行、迷宮を進む
一方姫一行は、
リザの鼻を頼りに、カティアの匂いをたどって
迷宮を進んでいた。
一行の前に、
豪華なローブをまとった謎の男が現れる。
男は王族の炎のようにゆらめいており、
どこか目は虚ろだ。
「あなたの名を聞いてもよいか」
姫が進み出て名乗るが、
男は聞き取りづらい声で呟き、
さながら消火するように消えてしまった。
「ウィリアム・フォン・フェニックスですわ」
そこに合流するカティアとサリエリ。
彼女によると、先ほどの男は
記録ではとうの昔に亡くなっている
2人の父祖なのだという。
カティアは、
それぞれの状況証拠から、
ここは王族の墓場であると推測する。
「墓場とも言い切れないだろう。
私とそっくり同じ人物もここにいたのだぞ」
疑問を呈するサリエリだが、
令理はどこか納得しているようだ。
「墓場というのは間違いないかもしれませんわね。
……姫様も思い出したのでしょう?
私たちの識るサリエリ王子は、とっくに落命していることを」
一転、三人に危機が迫る
どこかから現れたミノタウルスに囲まれる三人。
「ミノが2体だと!?」
サリエリが3体だ、と訂正する。
かなり危険な状況だ。
斧が振り下ろされるが、
フランドルとリザのコンビネーションで一蹴。
しかし、ミノタウルスは続々と現れる。
「後ろからも来てるぞ。どうする?」
「どうだと?」
「――突破するに決まってんだろ」
フランドルとリザ、
それに令理が協力し、次々とミノタウルスを倒していく。
その姿を見ながら、
姫に想いを馳せるカティア。
(吸血鬼と人狼の連携なんて初めて見た)
(やはり、この姉は危険だ。
私にとって、いつか大きな障害になる)
しかし、一体一体倒すのは埒が明かない。
前から後ろから現れるミノタウルス達に、
一行は少しずつ劣勢になっていく。
そのとき。
「発射(ファイエル)!」
割って入ったのは
王族の浄火だった。
助けたのは、前作において死んだギリアム王子である。
「早くここを立ち去るがいい」
「ギリアム兄さま」
「それって誰です?」
カティアにはわからないようだが、
姫にはギリアムたちが誰なのかわかっているようだ。
その時、
突然、天井から鉄拳が落ちてくる。
現れたのは「エリオット王子」と巨大な人造人間。
リザはその顔に見覚えがあるようだ。
「姫さんよ、あれは……
エミール王子と違うのかい?」
カティアがエリオットと呼んだ少年は、
やはり前作で死んだはずのエミールとよく似ていたのだ。
謎が深まる中、
どこかからシルヴィアが姫に声をかける。
「姫ちゃん、きっと、またいつか会えるわね」
「いいえ、必ず会うわ。だって」
「姫ちゃんの悪夢は
醒めることがないのだから」
無事に屋敷へと帰ってきた一行。
姫は、地下空間を
「精神世界」だと推測し、
出会った数々の王族たちは、
「今もなおあの場所に存在している」と結論づけた。
「我々は大いなる力によって
酔歩している」
姫は力強く、
それでいて何かに対抗するように言った。
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以上が怪物王女ナイトメアのネタバレでした!
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怪物王女ナイトメアの最新話『21話』の感想と考察
前作の続きなのか、
時系列がいまいちはっきりしなかった
「怪物王女ナイトメア」ですが、
今回の話によって、少なくとも時系列は
王位継承戦の後だということがわかりましたね!
エピローグの後かどうかはいまいちはっきりしませんが、
現れた王族たちは
前作で死んでしまったキャラばかりですし、
姫の言う「精神世界で今もなお存在している」というのは
事実なのでしょう。
気になるのは、
「大いなる意思」ですよね。
それが不死鳥という統合意識の中心のような存在なのか、
それとも、不死鳥の始祖の意思なのか。
いずれにしても、
怪物王女ナイトメアの話は、
ここから大きく動いていくような気がします。
副題の「ナイトメア」という単語が
ここに来て出てきましたが、
一体どんな形で伏線を回収していくのか楽しみですね!
蛇足ですが、一応主人公のはずなのに
ほとんど喋らなかったヒロに少し笑ってしまいました。
これからの活躍に期待したいですね。
まとめ
ここまで怪物王女ナイトメアの最新話21話のネタバレや感想、考察をご紹介してきましたが、
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