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寄宿学校のジュリエットの最新話『117話』のネタバレや感想、考察を
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寄宿学校のジュリエットの最新話『117話』のネタバレ
選ばれた「ロミオ」
舞踏会でシャル王女が選んだのは、純然たる東和民・露壬雄！
この一大スキャンダルに、会場は大騒ぎになります。
もちろん当人の露壬雄も、この事態には愕然としています。
他ならない王女がこのような行動に出ることの意味を
痛いほど知っているからです。
単なる庶民の交流ならばともかく、
一国の王女が自国民でなく見下されている民族の子を最初のパートナーに選ぶ。
集まった貴族たちは、
自らを馬鹿にされているように感じ怒号も飛び交います。
それはTV報道された民衆の側でも同じことで…。
シャル王女の本意も知らず、皆口々に彼女を罵っていました。
このままではシャル一人で泥をかぶることになる。
最悪の状況が予想できるだけに、
急ぎ露壬雄は打開策を練ろうとします。
ジュリエットは涙をこらえながらシャルを制そうとします。
…ですが、それは他ならないシャルの微笑みによって
断られてしまいました。
そうこうしているうちに、
城外のデモ隊が無理矢理入ってこようとしているというニュースが！
急ぎ王女達が撤退する必要が出てきました。
最早ここにいるのは危険…。
タイミングを見計らっていたシャルは声を張り上げます。
「もしウェスト内に東和民と文化交流したいと思っている人がいるなら」
「もう声を押し殺さなくていいわ！」
ジュリエットと露壬雄、いいえ、ひいては大勢の国民たちの為に
シャルことシャルトリュー王女は、高らかに告げます。
新しい時代を否定するものは許さない！
はっきりいう彼女を、
ネットワークを通じて多くの人が唖然と眺めていました。
宣言直後、「逃げるわよ！」とクラスメイト達に告げるシャル。
もうすぐここは戦場もかくやの大混乱になります。
しかし、シャルにばかり頑張らせてなにが
「世界を変える」ことができるでしょう。
露壬雄も彼女の覚悟に答えるべく後に続きます。
娘を冷や汗を流して見下ろす公妃に向かい露壬雄は叫びます。
打ち破られる因習
「俺は犬塚露壬雄！シャルと同じく二国が変わっていくことを望んでいます！」
「今はまだ学生ですがいずれもっと大物になってまたここに来ます！」
「今度はちゃんと招かれて！」
王族・貴族に取り入るのではない、
自分の実力でまたまみえんことを。
そう誓った露壬雄の目は、どこまでもまっすぐでした。
が、しまらないもので、シャル王女に耳を引っ張られて急ぎ撤退に…。
一方ジュリエットは、父親である伯爵に別れを告げました。
露壬雄と共に、学園へ帰るという決意をこめて。
止めないでくださいと父をまっすぐ見据える娘に
ペルシア伯爵は静かに問いかけます。
「ここを乗り越えたところでどうなる」
確かにもう卒業は間近。
住む国も立場も何もかもが違う2人は、
学園を卒業したら離れ離れになることは確定です。
仮に露壬雄が学園を卒業してこの国にとどまったとしても
それも永遠ではない…。
シャル王女の勝利
残酷ですが確かな真実。
しかしジュリエットは冷たい言葉に眉一つ動かさず、言い切ります。
「例え何があっても、私の心は露壬雄の傍にあります」
すると伯爵は「お前のような不良娘はもう知らん」と吐き捨てます。
…ですが後ろを向いた顔は微笑んでいました。
ジュリエットもその真意を悟り、
悲し気に微笑んで、その場を後にします。
さて、一同は城外まで脱出しましたが、足では限界が…。
そこへスコットがトラックで駆け付けてくれました。
この状況をある程度予想していたと語る彼に、微笑むシャル。
まるでインドの電車のような乗車率200％の状態で、
逃走劇が開始されました。
一方残された王族・貴族はてんやわんやの状態です。
公妃はシャルを追えとの命を出しますが、
夫たる大公に、やんわり押しとどめられてしまいます。
この親馬鹿！と罵られる大公ですが、
その目は娘の成長を喜ぶ暖かな光で満ちていました。
そしてそれはターキッシュ公も…。
「やられたな 犬塚露壬雄」
さて、車上のシャルはごきげんです。
「アハハハ！ついに勝ったわ！」
なぜならば宿敵・露壬雄よりも早く、
「世界を変える」ことに成功したのですから！
今日この日をもってして、ウェスト人の意識は大きく変わるだろう。
この為にデビュタントを修学旅行に合わせたのだと語る彼女に
「全部自分のためだった」と露壬雄は愕然。
「ざまぁみろだわ」
シャルの心からの笑顔に、ぐぬぬとなってしまう露壬雄。
釣られて笑顔になるジュリエット。
ジュリエットが好きという本音が言えない自分の前で
彼女に好きといい「世界を変える」とのたまう露壬雄。
悔しくてしょうがない相手に一矢報いることができて
シャルは盛大に笑うのでした。
そして無事に学園に帰り着いた一行。
卒業は確実に近づいて…。
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以上が寄宿学校のジュリエットの最新話『117話』のネタバレでした！
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寄宿学校のジュリエットの最新話『117話』の感想と考察
とうとうシャル王女の宣言により、
ほぼ公式に東和民との交流が推奨されたウェスト公国。
これから公妃をはじめとする貴族然とした一同の妨害も大きいでしょうが、
民間レベルで変わっていく足掛かりには十分なるでしょう。
残るは露壬雄の「世界を変える」行動が残っています。
公妃にも宣言した通り、ウェストでも一流の貴族のように
立ち居振る舞える権力を手にすればまた「まねかれる」ことは叶うでしょう。
しかしジュリエットとの仲は、それとはまた別の問題を
孕んでいます。学園卒業までに2人は何を思うのか…
気になるところです。
まとめ
ここまで寄宿学校のジュリエットの最新話『117話』のネタバレや感想、考察をご紹介してきましたが、
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