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きのう何食べた？の最新話『127話』のネタバレや感想、考察を
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きのう何食べた？の最新話『127話 』のネタバレ
賢二と佳代子の初対面
いつものスーパー・アキヨシ。
佳代子は大好きなスイカが安くなっており、
買おうかどうか悩んでいました。
隣でも同じように悩んでいる気な男性に気が付きます。
ふと見ると、自分が史郎に譲ったエコバッグに間違いないものを
持っているではありませんか!
さらに、LINEで会話をしている相手は『シロさん』。
男性の風貌も、史郎から聞いていた金髪でヒゲと、
『ケンジ』の条件にピッタリです。
佳代子は思わず
「ケ…ケンジ…っ!!」
と声に出してしまいました。
突然自分の名前を呼ばれ、賢二は佳代子の方を向きます。
後先考えずに声をかけてみたものの、
佳代子は何と言っていいのか分かりません。
「すいません、やっぱりなんでもないです」
そう言って逃げるようにそそくさと立ち去りました。
帰宅し、夫に『ケンジ』っぽい人に逢ったと報告する佳代子。
それを聞いて夫は「何それ一大事じゃない」
と色めき立ちます。
「お母さん、すぐ筧さんに連絡して!!」
……富永家では大騒ぎとなりました。
一方、賢二もスーパーで逢った女性が佳代子ではないかと思っていました。
夕食を取りながら、そのことを史郎に話始めると、
佳代子から史郎に電話がかかってきます。
……こうして電話で裏が取れて、
佳代子と賢二はそれぞれ間違いなく本人だと確信出来ました。
佳代子が言います。
「良ければ今度の土曜、夕飯うちに食べに来ない!?」
もちろん、史郎と賢二の2人で。
電話を切ると、佳代子と夫は大盛り上がりです。
「ついにケンジに会えるぞ～～～～～～～～!!」
富永夫婦はお互いの両手を合わせて、
子供の用に喜んでいました。
富永家に二人でおよばれ
土曜日。
史郎と賢二が富永家を訪れます。
歓待する富永夫婦。
史郎は佳代子を手伝い台所に立ち、
場所が狭いからと佳代子の夫は賢二を
ダイニングテーブルのイスに座らせます。
「僕、ケンジさんに、ずっと聞きたいことがあったんだけど」
と富永は切り出しました。
どうやって二人が知り合ったのかと尋ねているのを聞いて、
「アッ?!」と焦って振り向く史郎。
しかし、佳代子はもう諦めろと告げます。
「お父さん今日の聴取ものっすごい楽しみにしてたから」
後ろで根ほり葉ほり、二人の事を訊きだされているのを耳にしながら、
史郎は料理を続けるしかありませんでした。
史郎は賢二が太ったとこぼしていたことや、貯金をしないことなども、
富永は知っていて、それについても話してきます。
内容によっては史郎も止めようとしますが、富永の口は止まりません。
そうこうしているうちに、夕食の準備が出来ました。
今日の料理のメインは夏野菜の天ぷらです。
史郎は食べたことがないズッキーニも食材にあがっています。
ズッキーニは、ほろ苦さがあるので、山菜のように天ぷらによく合うのです。
ミョウガ、アスパラなども風味がよく、
大葉をはさんだアジの天ぷらは夏の終わりを感じさせます。
他は、タコ飯とわかめとキュウリの酢の物、蜆の味噌汁が本日の夕食です。
食卓を囲みながら、会話が盛り上がりました。
12年ごしのおつきあい
佳代子の料理の上手さを、史郎は改めて褒めましたので、
彼女は素直に満面の笑みで喜びます。
ちょっとしたお祝い気分でごちそうを作ったと告げました。
「12年経ってやっと筧さんが話していたケンジさんに会えたんだもん」
そう佳代子に言われて、史郎は驚き、
「え?!12年そんなに経ちました?!」
富永も肯定します。
その間に彼らの一人娘は嫁ぎ、生まれた子供も小二になっていました。
史郎は思います。
「ってことはケンジと一緒に暮らしてからもっと絶つんだ………」
計算して気が付きましたが、
賢二と暮らし始めてから15年が過ぎているのです。
「聞いていた通りのいい食べっぷりでたのしかったわぁ」と佳代子。
「今度はケンジさん一人でおいでよ!」
史郎と一緒だと話せないこともあるだろうからと富永も言います。
史郎は、それは困るとばかりに
「絶対、二人でまた来ます!!」と念押しして帰路につきました。
二人は帰り道、互いに同時に話しだしました。
「それにしてもさぁシロさん」
「あ、そういえばさケンジ」
しばしの沈黙のあと、発した言葉は同じものでした。
「いい加減、俺の事、あの家でしゃべりすぎ!!」
賢二は自分の12年分が富永家に全部知られている気がしており、
史郎はあえて話してこなかったことを全部話してしまったと賢二を責めます。
この後、久しぶりに二人はちょっと喧嘩をしてしまったのでした……。
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以上がきのう何食べた？の最新話『127話』のネタバレでした！
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きのう何食べた？の最新話『127話 』の感想と考察
ついに、12年越しの富永家との邂逅が相成った回でした!
佳代子も夫もずっと賢二に会いたかったのがよくわかる喜びようです。
食卓は派手ではないながら、
賢二との対面を喜ぶごちそうが並べなれます。
12年も史郎と付き合う中で、
さんざん賢二のことは聞いていたのでしょうから、
他人のような気がしなかったのではないかと思います。
男同士の恋人関係の2人を、
富永夫婦は快く受け入れていて、
描写はありませんでしたが、
賢二も史郎も嬉しかったのではないでしょうか。
なかなかそんな風に受け入れてくれる人はまだすくないでしょうから、
今後一層、富永夫婦はふたりにとって大事な人達になりそうです。
とはいえ、富永夫、あまりにも根掘り葉掘り訊ねすぎではありました。
史郎が焦るのももっとも。
賢二は賢二で、自分の12年分の過去が全部知られていることに
気が付いてしまいました。
これは、喧嘩になるのも当然です。
喧嘩の結果はどちらが勝ったのかちょっと気になります。
賢二の情報を多くばらした史郎の罪と、
情報の密度の高い賢二の罪と、
どちらが重いか……。
でも、どんなに秘匿しても、
勢いのある富永夫婦には引っ張り出されてしまいそうですが。
親しくなりながらも、前途多難な予感がします。
ところで、もう二人の関係は15年続いているのです。
そこに気づいた二人は、近々何かお祝いでもするかもしれませんね。
まとめ
ここまできのう何食べた？の最新話『127話』のネタバレや感想、考察をご紹介してきましたが、
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