こちらの記事では2019年08月22日に発売された
BEASTARSの最新話『141話』のネタバレや感想、考察を
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BEASTARSの最新話『141話』のネタバレ
レゴシの最後の願い
椅子に縛りつけられ、崖の上に連れてこられたレゴシ、
目の前にはシシ組の連中がこれまでの恨みをこめて
レゴシが海に落とされるのを楽しみにしています。
イヌ科とネコ科という肉食獣同士の歴史的な因縁に
今日、自分達が決着をつけてやるといきまいているのです。
レゴシが追っていたメロンの話になると
メロンも彼らにとっては邪魔な存在らしく、
彼らは最近メロンの弱点を見つけたというのです。
シシ組はレゴシがいたからルイに会えたのですから
彼らの中にはレゴシを殺すことに抵抗があるものもいました。
「せめて遺言くらいは遺させてやる・・・何か言い残したことはあるか」
命乞いくらいしか思いつかないだろうとつぶやくシシ組に
レゴシは願いを一つ伝えます、
「・・・あの・もし俺が30分以内にここに戻ってこれたら俺にも教えてくれませんか。」
「その・・・メロンの弱点」
のけぞって驚くシシ組のメンバー、
「いやいやいやいや、お前、自分の今の状況分かってる?」
それはそうでしょう、レゴシは両手を縛られて椅子に縛り付けられ、
両足はセメントで固められて今から海に沈められるのです。
「マジの能天気野郎だな!!お前」
レゴシは口を膨らませ、空気を出来るだけためて
海へ落とされることに備えています。
「面白いじゃねぇか・・・乗ったぜその話。」
「教えてやるよ、メロンの弱点・・・ただし、本当に戻ってこれたらな!!」
椅子ごとレゴシの体は崖の外に蹴り出され、
レゴシの体は海へ落ちてゆきますシシ組の笑い声が夜の空に響いていました。
絶体絶命のレゴシ
水音がして、
そしてレゴシは海の中、助かる方法はありません、
最後に見たメロンの顔とほくそ笑むような言葉が思い出されます。
「本っ当に優しい世界に生きているんだねぇー君」
「それの・・・何が悪い。それが俺の生き方だ!!」
レゴシの脳裏にはサグワンとの懐かしい思い出が浮かびました。
あれは一緒に銭湯へ言ったときのこと、
海で生まれ育ったゼニガタアザラシのサグワンはお風呂には入りませんでしたが
レゴシと一緒に行くうちにお風呂が好きになったのでした。
レゴシとの陸の生活を心から楽しんでいたサグワンは
海獣である自分とこんなに仲良くしてくれたお礼だといって
ある言葉を教えてくれたのでした。
「ダババビ レゴシ ポンポロブー」
これは海洋語で「ハイイロオオカミのレゴシです」という意味、
ネイティブの発音で練習しておくと
海の中で困ったときにきっと役に立つよ、と。
自己紹介すれば海洋生物はきっと助けてくれるのです。
海の中を落ちてゆく椅子に縛られたレゴシ、
その前に巨大なサメが泳ぎ寄って着ました、
何かしゃべっていますがレゴシには聞きとれません。
自分の海洋語が通じるかどうか分かりませんが
ここはサグワンを信じて使ってみましょう
「ダババビ レゴシ ポンポロブー」。
サグワンの魔法の言葉
サメは一瞬動きを止めてレゴシを見つめます、
食べられる前に自己紹介をするとは律儀な動物だと関心しているのです、
早速いただきましょう。
サメはレゴシの海洋語にアザラシ訛りの見事な発音を聞き取っていました、
アザラシは海洋生物の中でも知能が高いので尊敬されているのですね。
それはそれとして早く食べてあげましょう、
なんだか苦しそうですし。
意識を失うレゴシの頭に、
又一つサグワンとの思い出が浮かびます。
風呂上りに涙を流していたサグワン、
アザラシは鼻涙管がないので陸では涙が出やすいのですが
海の生き物はあまり泣くことがありません。
海では陸よりも命の値打ちが軽いので死がとても身近、
友達が死んでも泣くことはないというのですが、
レゴシが死ぬときは自分はきっと泣くだろう、といってくれました。
「レゴシ、モシモ海デ命ノ危険ニ晒サレタ時ハ、
『アガガ パプブ ダバ ゴマ ビーダ』ッテ叫ブヨ。」
サグワンはこれが最後の手段だ、2人だけの魔法の言葉だといって
教えてくれました。
朦朧とした意識の中、サグワンの言葉を思い出したレゴシ、
近寄るサメに向かって最後の力を振り絞って叫びました、
「アガガ パプブ ダバ ゴマ ビーダ」。
サグワンが教えてくれた魔法の言葉は、海洋語で
「俺はゴマフアザラシと友達です!!」という意味。
ゴマフアザラシと友達だというこのハイイロオオカミは
陸海の発展のためにも生きる義務がある、価値のある命です。
これを聞いたサメは驚いてレゴシを攻撃するのを止めました。
危ないところでしたが大きく空いたサメの口はレゴシの体をかすめ、
足を固めていたセメントを砕いてくれたのです。
そして手を縛っていた布を解き、
椅子に縛られていた体を自由にしてくれました。
レゴシを海上まで運んでくれたサメは言いました。
「希有なオオカミよ・・・そういうことは早く言いなさい」
レゴシ、生還
レゴシは陸に帰ってきました。
シシ組のメンバーが見ている目で両手をついて海水を吐き出し、
息を整えています。
無言で見つめるシシ組のメンバーたち、
そして一人が手を伸ばし、レゴシを立ち上がらせました。
レゴシは心の中でお礼を言っていました
(ありがとう、サグワンさん・・・)
冷えたのでしょうか、そのころサグワンはくしゃみをしていました。
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以上がBEASTARSの最新話『141話』のネタバレでした!
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BEASTARSの最新話『141話』の感想と考察
メロンに感じた仏心が仇になって、危うく命を落としそうになったレゴシですが
ゼニガタアザラシのセグワンさんとの友情で救われました。
レゴシを食べようとしたサメもセグワンさんの心が通じたようで
とてもいいやつになってくれました。
そもそも肉食獣の本能と、
世界のとらえ方というのが作品の大きな流れなので
海の中のサメにも陸上の肉食獣のような理性的な知恵があっていいのですよね
ハイイロオオカミのレゴシ、
今回の事件でシシ組とも手を握ることができました。
いよいよメロンとの決着をつける日が近いようです。
まとめ
ここまでBEASTARSの最新話『141話』のネタバレや感想、考察をご紹介してきましたが、
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