こちらの記事では(2019年8月29日)に発売された
MOMO – the blood takerの最新話『24話』のネタバレや感想、考察を
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MOMO – the blood takerの最新話『24話』のネタバレ
中宮の悪夢
雪の降る暗い道を息を切らして歩いている中宮、
追っている御子神の後姿が見える。
「御子神さん！！」
呼びかける中宮、聞きたいことがたくさんある。
なぜ吸血鬼になったのか？
あの少女は何なのか？
冬樹はなぜ死ななければならなかったのか？
あなたは一体なにをするつもりなのか？
答えは一つも還ってこない。
「お願いです・・・答えてください・・・！！」
振り向いた御子神の顔は死者の顔、吸血鬼の顔だ、
目は落ち込んで黒く光、周囲には血管が浮き出て
頬は避け、両あごから伸びた巨大な牙がむき出しになっている。
中宮の首筋に噛み付く御子神、
「うああああ、あああ」
中宮の叫び声がこだまする。
v.a.c.t.
顔に水をかけられて中宮は目を覚ましました。
大来がペットボトルを持って、頭から水をかけ続けています。
「これでシャワーは済んだだろ。さっさと着替えろ、ウスノロ」
中宮の起床を待って、v.a.c.tの早朝会議が開かれます。
先日の事件のおさらいと反省会。
v.a.c.tは警察庁管轄の公安組織、吸血鬼対策チームの通称、
吸血鬼が存在することは数十年前から認知されており、
秘密裏に研究されてきたのだが
今回の冬樹の事件で公式に動き出すこととなったのです。
会議室のテーブルには8名のメンバーが集まっています。
奥のチェアに腰掛けて
朝食のサンドイッチをとっていた橘に中宮が問いかけました。
「あなたは元々、この組織の人間・・・だったんですね。
御子神さんのこと、どこまで知ってたんですか？
冬樹さんのこと、黙ってたのもなんで・・・なですか
何故・・・御子神さんは―」
中宮の言葉を遮って、橘はコーヒーカップを取り上げて言う。
「質問ばっかりだね、あんたは
少しは憧れの上司の姿、見習ったらどう？」
今回の事件では6人の被害者を出してしまいました。
このことを重く受け止め、
対策チームとしてはあらためて対策を立て直す必要があります。
橘が連れてきた吸血鬼研究の第一人者、白縫 渓（しらぬい けい）。
彼の存在により、吸血鬼対策は大きく進展してきたといわれているが
中宮にはこの男がどうにも胡散臭い。
吸血鬼との戦い方
白縫は前回の戦いで得たものも大きかったと語る。
彼らが血を武器にしていること、
血を媒介にすると同時に血そのものを武具としている、
あのときの老人の変身した姿、少女が構えていた槍。
これは『血影装』といって、血を武器や装甲として使い
時には人の姿以上のものに変身することが出来る機能もあるという。
「これは下位互換のモロイにはできない、
非常に高尚な業だと言えよう。」
また、吸血鬼の伝承には
吸血鬼と人狼を同一視するものが多く残っていることから
今後はそのようなタイプの吸血鬼が現れることも
覚悟しておく必要がある。
だとすれば、
血が少なくなればそういった武器は使えなくなるのでしょう。
白縫は銀色の銃弾を取り出して説明を続ける。
吸血鬼は陽の光や銀に弱い、
銀は吸血鬼の体に触れることで、
吸血鬼の体内の血液の凝固作用を弱くし、
一時的に血を止まらなくする効果がある。
しかしながら銀の銃弾は高価だ、予算の制約もあり、
効果を高めるように今後改良を加える必要がある。
対策－眷属の抹殺
今回の相手は少女一人だったが、
今後はその眷属が加わってくるだろう。
吸血鬼は眷属を盾として、
そして剣として使うことで一層恐ろしい相手となる。
「特にあの少女は、
真祖の血を濃く受け継いでいる可能性がある、非常に危険な因子だ。
その眷属である、御子神京吾も同様にね。」
現状で優先するべき作戦は、主と眷属を分断すること、
したがって御子神京吾を殺害する必要がある。
中宮のまぶたに焼きついた、夢で見た御子神の後姿、
目を閉じ、そして見開いて中宮は発言する。
「俺が・・・やります。
御子神さんは、俺にやらせて下さい。」
言葉を聞くなり、大来が中宮に近づき
ネクタイをつかんで中宮の体を立ち上がらせました。
大来は中宮に顔を近づけて言う。
「中宮、やっぱイライラするわ、お前」
そのまま会議室のドアをあけ、
中宮のネクタイをつかんだまま廊下を引いてゆく大来
「だったら、見せてくれよなぁ。
引き金も引けねぇチンカスくんの覚悟ってやつをよぉ！！」
廊下の突き当りには厳重に閉じられた立ち入り禁止の扉があり
その中には椅子に縛り付けられた影が、深い息を繰り返していました。
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以上がMOMO – the blood takerの最新話『24話』のネタバレでした！
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MOMO – the blood takerの最新話『24話』の感想と考察
吸血鬼との戦いが公式に始まり、
v.a.c.t.が活動を開始しました。
これまでも対策チームの活動は進められていたようなので
新加入の中宮にとっては知らないことばかり、ということですが
御子神との関係もあって
早々にチームのメンバーとはちぐはぐなやりとりが続きそうです。
吸血鬼の攻撃の特徴、姿を変化させる潜在能力、
血液というエネルギー源への注目と
銀の銃弾の効果といったところが
今後のストーリー展開の要素になるようです。
御子神の目的、橘、大来を初めとするv.a.c.t.メンバーの経歴など
分からないことが沢山あって、全体像が見えませんが
そっちがわかる前に中宮のチーム加入の試練が始まるようです。
次号の展開を期待して待ちましょう。
まとめ
ここまでMOMO – the blood takerの最新話『24話』のネタバレや感想、考察をご紹介してきましたが、
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