こちらの記事では(2019年9月3日)に発売された
じゃあ、君の代わりに殺そうか？の最新話『11話』のネタバレや感想、考察を
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じゃあ、君の代わりに殺そうか？の最新話『11話』のネタバレ
西野を殺害……
「こ、殺……西野、くんを」
「殺した……」
銃から煙があがる。
血を流して倒れる西野。
その姿はまるでひっくり返ったカエルのようで、
ぴくりとも動かない。
「優馬！ お前を救うにはこうするしかなかったんだ！」
アメリが優馬の顔を掴む。
彼の瞳には、強い感情があった。
「でも、本当に殺すなんて……！
もう僕らは終わりだ！ 人殺しなんだ！
一生罪を背負って生きていかないといけないんだっ！！」
叫ぶ優馬の頬を、
アメリの平手打ちが見舞う。
彼は歯を食いしばり、うつむくと、
取り乱す気持ちはわかる、と話し出した。
「お前以上に俺だって混乱してるよ。
でも……今はまだ、すべきことがあるだろう」
アメリの言葉に、優馬は現状をようやく思い出した。
そう、優馬と同様に、
麻央もここに連れてこられていたのだ。
「死体の方は俺が片付けとく。
だから、お前は彼女を助けに行け。できるな？」
優馬は頷き、麻央が連れ去られた隣の部屋に向かう。
その前に一度だけ振り向き、優馬はアメリに語り掛けた。
「この後、一緒に警察に行こう？
この罪は2人のモノだし、
アメリ1人には背負わせないから……！」
それを見送るアメリ。
彼は西野の死体を見下ろしながら、
誰にも聞こえないような小さな声で呟いた。
「……優馬なら、そう言ってくれると思ったよ。
でも、捕まる必要なんてない……」
アメリは不敵な笑みを浮かべる。
その顔は、人を殺めた後悔などみじんもなかった。
「この罪は2人で背負い……そして、
2人でずっと、生きていくんだよ」
優馬と麻央
助けに来た優馬は、
西野の部下を金属バットで殴って気絶させる。
次々と罪を重ねてしまう優馬。
その心中には、後悔の念が渦巻いていた。
（どうして、こんなことになってしまったんだろう）
無事に麻央を救った優馬だったが、
まだすべてが終わったわけではない。
「あの人、このままほっといて大丈夫かな……」
「女性を襲っといて自ら警察に駆け込むとはおもえないし、
問題ないだろ」
アメリと優馬、麻央は外に出て、
アメリの車だという、キャンピングカーに乗り込む。
もちろん、その荷台には西野の死体が乗っている。
黒い死体袋に詰められて。
「ねえ、アメリが運転を……？
自動車の免許って18歳からじゃ……」
「緊急事態あったんだ、仕方ないだろ」
後部座席に麻央と一緒に乗り、
アメリは車を出す。
走り出しながら、
アメリが口を開いた。
「その子さあ、もしかして、優馬の彼女とか？」
「ちがうよ……麻央姉ちゃんは、
その、近所に住んでて昔からお世話になってて」
「へえ……麻央、っていうのか。
じゃあ、幼馴染ってやつ？」
「そう、だね。僕、昔からこういう性格だったから……
麻央姉ちゃんには本当によくしてもらったんだ」
優馬は昔を思い出す。
麻央と優馬はいつも人形遊びをする仲だった。
そして、優馬がからかわれた時にはいつも助けてくれたのだ。
「今の姿からは想像つかないけど、
スゴイ強くて頼もしかったよ。
だからいつも、顔は傷だらけでさ……」
「ハハ、なんかそれって……今の俺たちみたいな関係じゃん」
罪を告白するか否か
「うん……だから、
今回のことに巻き込んで、本当に申し訳なく思うよ」
優馬が呟く。本心からだった。
できれば麻央のことを巻き込みたくなかったのだ。
「優馬、大ごとにならないよう、
彼女には俺たちがちゃんと問題を解決したって
後で伝えておいてよ。
警察に通報でもされたら困るからね」
麻央は幸い気絶している。
アメリの犯行を知るのは、優馬だけだ。
「……そのことなんだけど」
「お前もだよ。
例え優馬でも、今回のことを他に漏らしたら、
俺は今までにないくらい感情的になるかもしれない」
アメリの言葉に、優馬は凍り付く。
それ以上、言葉を発することができなかった。
アメリはさらに付け加える。
明日の午前中は休んで病院に行き、
その後アメリの家に来てくれ、と。
裏山で西野を埋めるから、
その処理を手伝ってくれというのだ。
しかし、優馬の心中は穏やかではなかった。
（そんなに、うまくいくはずがない。
実際、警察も学校に来てるんだ……
西野君に関わってるとして、
もうすでに僕もアメリも目をつけられているはず）
（たぶん、僕らはこの罪から逃れられない。
だったら、今度ばかりは逃げずに全力で……アメリのために）
その瞬間、車が止められる。
検問だった。
「どうしよう、アメリ……！」
後部座席には死体袋がある。
その上、アメリは無免許だ。
「こんばんは。飲酒検問だけどよろしいですか？」
全て、ここで話してしまったほうがいいのではないか。
優馬の心が揺れた。
「あ、あの……」
声を出そうとするが、それをアメリが制止する。
「優馬。何も、問題ないから座ってろ」
その右手には、
西野を殺した凶器の拳銃が握られていた。
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以上がじゃあ、君の代わりに殺そうか？の最新話『11話』のネタバレでした！
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じゃあ、君の代わりに殺そうか？の最新話『11話』の感想と考察
今回は優馬の幼馴染の
麻央姉ちゃんの過去とアメリの類似性について
述べられた回でしたね！
ただ、今回のアメリは全体的に表情が怖い……
特に麻央姉ちゃんについて尋ねるときの顔が
何か考えてそうな恐ろしさがありました。
優馬の大切な人だから、
アメリが麻央をどうこうするということはないと思いますが、
もしかしたらこれが今後の伏線かもしれません。
次回ですが、
検問をどうやって突破するのか気になりますね。
もし強硬突破をするのだとしたら、
さらに優馬達は罪を重ねることになりそうですが……
予想としては、
最後のコマの拳銃はミスリードで、
うまくアメリがごまかして検問を突破しそうです。
次回も目が離せません！
まとめ
ここまでじゃあ、君の代わりに殺そうか？の最新話『11話』のネタバレや感想、考察をご紹介してきましたが、
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