こちらの記事では(2019年9月4日)に発売された

ドメスティックな彼女の最新話『243話』のネタバレや感想、考察

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ドメスティックな彼女の最新話『243話』のネタバレ

萩原の援護射撃

少し前ヒナの元カレ・萩原柊がラマンに現れました。

 

マスターは萩原がヒナにまだ未練があるのかと心配になりましたが、

彼は単純にヒナが元気か心配になっていたのです。

 

ヒナもたまにラマンに現れると告げて、

「まあ、相変わらずな感じね」とマスター。

 

相変わらずな感じとは、

過剰に義弟思いのお姉ちゃんで、

実の父親以上だと評します。

 

そんな言葉を聞いた萩原は、

マスターを介して夏生と直接会って、

あることを打ち明ける決意をしました。

 

……それを決行する日が今日だったのです。

 

戸惑いを隠せないナツオに萩原は、

「単刀直入に言うと、ヒナちゃんのことだよ」

と真剣な面持ちで向き合います。

 

彼が伝えたかったのは、

ヒナのナツオへの義弟としてではなく男性としての想いでした。

 

「ヒナ姉が、ずっと俺のことを…?」

変わらずに愛していたと萩原が認めると、マスターは、

「これってルール違反じゃない?

と咎めます。

 

萩原は己の行為がマスターの言う通りと認めながらも、

もう黙っていられなかったのです。

 

「それに今更、彼女からは言えないじゃないですか」

と萩原はそこまで考えて、

ルール違反を犯す覚悟でナツオに会って話すことを決めたのです。

 

しかし、ナツオは彼の言葉を簡単には受け入れられません。

 

嬉しいような哀しいような表情のナツオ……。

 

ヒナと別れる時、別れた後、彼女とのやり取りを思い出しながら、

「だって俺、目を見て直接言われたんスよ?ヨリ戻す気ないって。」

自分も辛く、それでもなんとか立ち直って今に至るのに……。

 

そんなナツオに萩原は、

それはナツオに罪悪感を持たせないためのヒナの心遣いで、

「すべては君を想っての嘘だ」

と告げます。

 

学校側からの取り決めでナツオに会えない日々を送りながらも、

何事もナツオ第一だったヒナ。

 

当時、彼はナツオに

『彼女はもう君のことは忘れたよ』と嘘をつきましたが、

とにかく二人を引き離すことでヒナを救いたかったのです。

 

しかし、その考えは誤りだとすぐに萩原は知りました……。

 

「君じゃなきゃダメなんだ。夏生くん。」

彼女を幸せに出来るのは…と続けられるも、

にわかには信じられないナツオは、言葉に窮します。

 

そんなナツオに萩原は、

もう充分ヒナが苦しんだこと、

ナツオも20歳を過ぎたこと等をあげて、

「どうか彼女の想いを汲んで決めてあげてほしい」と

懇願するのでした……。

 

夏生の辛さ

タタタンタタタン。

単調に線路の継ぎ目の音が響く電車の中で、

ナツオは俯いたまま、

これまでの自分とヒナとのやり取りを思い出していました。

 

抱き合ったこと、花火の見えるホテルでの逢瀬、

辛い別れ、ヒナの涙……。

 

それらが、グルグルとナツオの脳裏を巡ります。

 

「そりゃないよ……」

ナツオは電車のイスに座った左手を、

辛い表情をした顔へと伸ばし、

頭を抱え込みました…。

 

一方ヒナは、ナツオとのしばしの姉弟としての同居の後、

実の母親の居る家に戻っていました。

 

母親は、あっさり帰ってきた娘の様子が気になりますが、

ヒナは単純に、

義弟が本当に一人暮らしが出来そうだから戻ったと答えます。

 

そんな彼女を労うように母親は温泉でも行けばと薦めると、

「温泉もいいけど…母さん、わたしさぁ…」

とヒナは何事かを話し始めました。

 

パスタ担当先輩は因縁のベン

ニューヨークでは、

ルイが今日もイタリアンレストランの厨房で活躍していました。

 

上司から呼び止められたルイに良い知らせが舞い込んだのです。

 

「あたしがパスタ担当ですか?!」

上司の誉め言葉が続くのを、ルイは頬を染めて聞き入ります。

 

以前、一週間だけパスタ場の研修をした際の手際の良さ、

新人としての奨励賞受賞など、

しっかりした結果を残した彼女だからこその快挙です。

 

明日から入って欲しいとのことで、

チーフのダリオに挨拶するようにと言われました。

 

同僚のダニエラとひとしきり嬉しさを共有した後で、

さっそくダリオに会いパスタ場に向かうルイを、

ダリオが満面の笑みで迎え入れます。

 

パスタ場チーフだけあって、

パスタへの造詣と愛が深い彼は、

ペラペラとパスタについて話続けますが、

程々にして、ルイの直属の先輩になる者を紹介すると言います。

 

仕事は、先輩の下について覚えることになるのです。

 

「ルイにはこれからベンの下についてもらうよ」

とダリオは笑顔で彼を紹介します。

 

「はぁ、こりゃぁ、随分優秀な新人さんが来てくれたもんだ。」

ルイと因縁のあるベンが、

片方の眉をあげた嫌な笑顔でルイをみつめていました…。

 

一方、ニューヨークの国際空港に降り立つ一人の女性の姿が。

 

それは、まるで己の心の覚悟を表すかのように

背筋をシャンと伸ばして堂々と歩くヒナの姿でした!

 

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以上がドメスティックな彼女の最新話『243話』のネタバレでした!

 

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ドメスティックな彼女の最新話『243話』の感想と考察

間接的にではありますが、

ついにナツオがヒナの気持ちに気づく

心の動きが大きい回でした!

 

マスターが言うように、

他人の口からそれを言うのは、ルール違反だと思いますが、

萩原のやきもきした気持ちもわからなくはありません。

 

とは言え、黙っていられなかったのは、

ヒナの為と言うより、

自分の為と気が付いていればいいのですが…。

 

多分この人は、気が付いていませんね。

 

もしヒナが、

こんな風に他人から自分の気持ちを

ナツオが聞かされていると知ったら…。

 

彼女の気持ちを思うと、やはり萩原をどつきたくなります!

 

彼は話してスッキリしたかもしれませんが、

このせいで、ナツオ、後にはヒナも悩むことになるでしょうから。

 

それでもヒナが、

自分のナツオへの想いを今はしっかり見つめて動きだしたことで、

良い方向に動くことを期待したいと思います!

 

ルイの方も、波乱の予感がします。

 

以前もめたことのある、

面倒な男・ベンがパスタ場の先輩と言うのですから、

やりにくいことこの上ない!

 

でもルイの負けん気の強さや、料理人としての腕で、

ベンも納得することになる気がしています。

 

とりあえず現時点で、

仕事が大変になりそうなルイをその点では応援したいです。

 

恋の行方は…一週お休みして、週刊少年マガジン42号から再開です!

 

まとめ

ここまでドメスティックな彼女の最新話『243話』のネタバレや感想、考察をご紹介してきましたが、

いかがだったでしょうか?

 

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