こちらの記事では(2019年8月20日)に発売された新黒沢最強伝説の最新話『151話』のネタバレや感想、考察

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新黒沢最強伝説の最新話『151話』のネタバレ

立ちあがる黒沢……!

黒沢がよろよろとしながら、

しかし、確かに立ち上がる。

 

恋之助は血の気の引いた顔でそれを見つめていた。

 

黒沢は立ち上がったものの、

頭に負ったダメージは深刻である。

 

血は流れ、こぶができ、

そのうえ、足元もおぼつかない。

 

だが黒沢は、意識ははっきりとしているようで、

ククク、と笑った。

 

何を余計な頑張りしやがって……と、

さぞ……思ってんだろうな……」

 

「そう……たしかにオレの人生、ほぼ、そればかりで」

 

黒沢の脳裏に浮かび上がる光景は、

これまでの日常である。

 

いつも、いつもそうだった。

 

些細な日常での出来事から、

人生の岐路と呼んでいい出来事まで、

そのすべてが、「そう」だったのだ。

 

「オレが頑張ると、

どういうわけか、周りは迷惑するんだ」

 

だが。

 

だが、しょうがない、と黒沢は言う。

 

「それが『オレ』ならしょうがねぇ。

『オレ』は『オレ』で生きていくしかねえ!」

 

言い放つ黒沢を見る恋之助の顔は、

みるみるうちに青ざめる。

 

雨で濡れている以外にも、

肌からは汗が滲みだし、

目は見開かれていた。

 

「なんだよ。

この世のモノでない、亡霊でも見るような顔して……」

 

黒沢が木刀を掴む。

そして、残念ながら、と続けた。

 

亡霊よりタチが悪い

恐怖で終わらねぇ。実害がある」

 

にやりと笑う黒沢。

そう、彼の言うように、

彼が守る手番は終わったのだ。

 

「攻守交替。次は、おまえの番だ!」

 

黒沢の悪癖……

黒沢の息は絶え絶え。

 

だが、黒沢の木刀の一撃を受ければ、

いくら達人とて無事では済まない。

 

最悪の場合、死ぬことすらありうる。

 

それを骨身にしみてわかっているせいか、

恋之介は、黒沢の宣言に言葉を詰まらせ、うめいた。

 

<ざわ……ざわ……>

 

勝負を見守る群衆がどよめきだす。

 

「立ち上がったわ……」

「ってことは、続行?続行ってこと?」

「勝負続行?じゃあ今度は、恋之介が……?イヤァ~~!」

 

ざわめいているのは群衆だけではなかった。

勝負を見守っていた黒沢の仲間たちも、

彼の姿を見て涙を浮かべている。

 

「バカ、黒沢……立つな!」

「今はジッ…としてろって、頭、打ってんだから」

 

彼らが心配しているのは、

黒沢の勝敗の行方よりも、彼の容態である。

 

実際、黒沢は足がおぼつかず、

立っているのもやっとな様子だ。

 

「……しかし、なんで喰らう?

なんで受けれない?さんざ、あれほど練習したのに

 

「なぜ?」

 

「うう……なくしちまったのかもな、道具」

「え?」

「あるいは、あえて使わなかったのかも」

「え?」

 

どうして、と尋ねる。

黒沢はなぜ、道具を使わなかったのか、と。

 

「ズルしたくなかった」

「はあ?何言ってんの? さんざ向こうが汚い手を……」

「そうだけど!

あいつ、時々、純粋に誇り高い男だから……

出ちゃったんだな、最後の最期で……その崇高な悪癖

 

恋之介の覚悟

「恋之介、お前はいま、よくやった!見事だった!」

 

「が、当たる刹那、確かに手元を押し込まれた。

その分、剣勢がそがれ、気絶に至らなかった!」

 

恋之介は歯を食いしばる。

そんな彼を諭すように、

しかし、その背中を押すように、神林が呟いた。

 

「今、マダムたちは、お前がどう出るか注視している。

もしここでおまえが逃げ出せば、愛生流は終わりだ。

ひいては、お前の未来も……

つまり、こうなった以上……」

「わかってるよ!」

「え?」

「やる!やれるさ。奴にも出来たんだ。

オレにも出来る!」

 

恋之介の形相が、

鬼人のごときものに変わる。

 

蛮勇や匹夫の勇などではない。

 

臆病な恋之介の姿はどこへやら、

その形相は、まさに鬼のようなものになっていた。

 

(さぞ、臆病風に吹かれているだろう…と思ったら、逆!)

 

(いい感じでとち狂ってやがる!興奮状態!

アドレナリン大放出中!この決闘の雰囲気に呑まれてやがるんだ!)

 

神林は、心の中でほっと胸をなでおろす。

ここで恋之介に逃げられでもしたら、

愛生流は終わりだ。

 

今、勝ち負けはともかく、

恋之介には戦ってもらわなければならないのだ。

 

黒沢の状態からしても、

恋之介が死ぬことはない。

 

やるべきだ、神林はそう判断した。

 

「えー、マダム。私、少し、この決闘にかける、

悪鬼・黒沢の執念、意気込みを、甘く見てました

 

「この男、電光石火、落雷のようなあの一撃を受け、

立ちあがってきましたっ!ありえない!」

 

マイクを持って、神林が叫ぶ。

今必要なのは勝負の場を温めることだ。

そのため、彼は、さながらコメンテーターのように叫ぶ。

 

「私、正直言って、意味がわかりません!

なぜこの男が今立っていられるのか?

理解できない!!が!」

 

「が!」

 

「が! が!!」

 

「今こうして立っている!これは事実だ!

なら……勝負は、決闘は、続行っ!

 

「攻守交替で、死闘は続行されます!

私たち武道家は、一度口にしたことは、翻さない!」

 

「マダム!武士達の、最後の命の煌めきを

どうか、お見逃しなきよう!」

 

その場はさながら狂乱状態だった。

 

死闘を行う2人と、それをもてはやす人々。

「死ぬまで闘え」

勝負の場は、それを強制しているようだった。

 

そんな状態の中、ただ1人だけ、

おばばはその様を、訝し気に見つめていた。

 

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以上が新黒沢最強伝説の最新話『151話』のネタバレでした!

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新黒沢最強伝説の最新話『151話』の感想と考察

戦いもいよいよ最終局面に入りました!

 

それにしても意外だったのは、

恋之介が攻守交替に臆さなかったことです。

 

たしかに、

その場の空気に呑まれて

後で後悔するような選択をすること

結構ありますよね。

 

そういう意味で、ある種リアリティがあると思います!

 

さて、次回以降ですが、

恐らく次の一撃でいよいよ決着になるのではないでしょうか?

 

ただ、黒沢に限らず福本作品は

予想を裏切ることが多いので、次回もわくわくしながら

読みたいと思います!

 

まとめ

ここまで新黒沢最強伝説の最新話『151話』のネタバレや感想、考察をご紹介してきましたが、

いかがだったでしょうか?

 

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