こちらの記事では2019年7月31日に発売された

舞妓さんちのまかないさんの最新話126話のネタバレや感想、考察

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最新話舞妓さんちのまかないさん126話のネタバレ

秘めたきもち

お座敷に出る百はな。

しゃなりしゃなりと優雅に日舞を踊る姿はもう立派な舞妓です

足取りも軽く、ぎこちないそぶりをまったく見せません。

 

しかし洗練された舞を見せても、百はなのことは昼に

百子さん姉さんに言われたことでいっぱいでした。

 

「百はな、ないしょの恋してはんねんや?」

 

先達として数々の舞妓を見てきた百子さん姉さんにとって

自分が秘めたる健太への想いを見抜くことなど朝飯前でした。

 

動揺を隠せずに肯定してしまった彼女に対して、百子さん姉さんは

前回、「無言詣り」を提案しました。

 

これは今まで数多くの舞妓達がやってきた、

願いが叶うおまじないとのこと。

 

きっと百子さん姉さんは、昔から百はなのような舞妓達を

優しく見守ってきたのでしょう。

 

直ぐに気もちを察せたのも、他の舞妓達から恋の相談をされた

経験があったからかもしれませんね。

 

もう日は完全に暮れて、夜。お座敷遊びの楽しい時間です。

決行までもう少し。逸る気持ちを抑えて舞う百はな。

 

瞼のうらに浮かぶのは、なつかしき青森の一日。

キヨと健太と、自分――「百はな」ではく「すみれ」が

楽し気に団欒していたある日の想い出。

 

切ない恋心を隠して舞う百はなは、自然と魅力を醸し出します。

 

その淑やかな色気に、思わずお客さんも

「百はな、ようなってきはったなあ」

と感嘆のため息をこぼすのでした。

 

お座敷が終わると、いよいよ無言詣りに赴く時間です。

身軽な浴衣へ着替え、櫛を外した百はなは、ふと考えます。

 

それは一番大事な「お詣りの内容」について。

 

どうやら百はな、無言詣りに行く踏ん切りがなかなかつかない模様です。

 

「この願いが叶ってしもうたら…」

 

思案したまま動けずにいる百はな。

察するに、健太との恋の成就をうっすら思い浮かべていたのでしょうが

今の状況を考え、自分に待ったをかけてしまったようです。

 

しかし、何事か思い直した様子を見せると、無言詣りに出発しました。

一体なにを心に決めたのでしょうか?

 

いざ、無言詣りへ

一度歩み始めたら、迷いなく無言詣りを実行する百はな。

しかし表情は不安げで、あまり恋する乙女がおまじないを試す

という雰囲気ではありません。

 

それもそのはず、「無言詣り」とはかなり特殊なお詣り方法だからです。

 

無言詣りとは、祇園祭の巡行の夜から七日七夜、

かかさずに祇園から寺町のお旅所へお詣りするというもの。

(諸説あり、1日七往復するのが正しいとも)

 

もちろんその名の通り、無言で参るのが正しい作法です。

道中誰かと出会ってお話するなどもってのほか!

 

しかしながら百はなは売れっ子の祇園の舞妓。

お得意様がいらっしゃる自分のホームで、

果たして知り合いにまったく合わずにお詣りができる確率は

どれほどでしょうか?

 

まして出会ってしまった人たちに対し、無視が許されるでしょうか?

 

それは厳しい掟がある舞妓の世界において、あってはならない狼藉です。

お店の人たちも、なにより百はな自身が許さないでしょう。

 

時には意地悪でやたら引き留める人もいるという無言詣り。

恐々と、しかし速足で百はなは道中進んでいきます。

 

ですがここでついにハプニングが!

近所の屋形のお姉さんが、道の向こうからすれ違おうとしてくるのです。

 

(ど、どないしよう…あいさつせな)

 

早速無言詣りが頓挫してしまうのでしょうか?

焦る百はなを尻目に、なんと姉さんはあいさつするでも促すでもなく

素通りしていきました。

 

あっけにとられる百はなですが、

すれ違いざま照れくさそうに無言の会釈をする姿に合点がいきます。

お姉さんも無言詣りをしていたのです。

 

そして上気した頬に、百はなは「うちとおんなじ」と気づきます。

彼女も秘めた恋のために、七日七夜詣る決心をした舞妓なのでしょうか。

 

ハプニングはありましたが、無事、八坂神社のお旅所まで来られた百はな。

 

一方その頃、キヨは夜食用の「おじゃこおにぎり」の減りを

見届けて眠りにつきました。

 

幼馴染も眠りにつく深夜、百はなは手を合わせて願います。

 

「神さん、おたの申します。うちの願いを叶えてください。うちの願いは――」

 

百はなの思い浮かべたのは、まるで自分が健太を思うような顔で――

キヨを見つめる健太の姿でした。

 

「健太の思いが届きますように」

 

心から恋する人が、本当に恋する人と思いあえるように。

ひたむきに願ったのです。

 

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以上が舞妓さんちのまかないさんのネタバレでした!

 

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最新話舞妓さんちのまかないさん126話の感想と考察

てっきり恋の成就を願うかと思いきや、あまりにもいじましい

お願いでしたね。

この年頃だからこそできる、純粋な恋愛ゆえでしょうか。

 

考えてみれば試合の勝利をとても喜んで、

結果に一喜一憂できる心優しい百はなのことです。

 

自分と健太のおかれる環境の違いなどに思い至ったことも

願いの変更理由のひとつではあるでしょうが、

それよりも好きな人の幸せを願うという真心の方がよほど大きかったと見えます。

 

さて、残り六日六夜。百はなは無言詣りを達成できるでしょうか?

 

べたですが、七日目に健太が来てくれたら、百はなの健気な思いも

多少なりとも報われるでしょう。当たってほしいところです!

 

まとめ

ここまで舞妓さんちのまかないさんの最新話126話のネタバレや感想、考察をご紹介してきましたが、

いかがだったでしょうか?

 

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