こちらの記事では(2019年9月16日)に発売された
地獄楽の最新話『70話』のネタバレや感想、考察を
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地獄楽の最新話『70話』のネタバレ
鬼尸解の弱点
天仙様の1人、蘭と交戦する画眉丸と杠。
怒涛の攻撃を仕掛ける画眉丸ですが・・・蘭との相性は最悪です。
蘭のタオの性質は水、画眉丸は火のタオを使うのでした。
そのため、蘭と相性の良い土のタオを使う杠と共に蘭を攻めています。
しかし、鬼尸解と呼ばれる覚醒状態で戦う蘭に、
徐々に押される画眉丸たち。
このまま敗北するかに見られますが・・・。
怒涛の攻撃を仕掛け、長期戦に持ち込むことが画眉丸の狙いだったのです。
タオを大量に消費する鬼尸解は30分程度しかもたないという情報を得ていた画眉丸。
今、目の前の蘭は・・・鬼尸解が保てなくなっています・・・。
その様子を見て、一気に攻撃に転じる画眉丸と杠。
「本体のタオ・・・狙うなら今」
人間の姿に戻りつつある蘭を見て、画眉丸はそう判断しました。
「大丈夫・・・あと一撃なら・・・」
血を吐きながら呟く杠・・・。
画眉丸と共に蘭の下へと走る杠は深手を負っているのです。
覚悟
蘭の下へと到着した画眉丸・・・。
その画眉丸に蘭は攻撃を仕掛けました。
「！」
突然の反撃に画眉丸は驚きます。
蘭は、タオを使い切る前に鬼尸解を自ら解いたのです。
ボコ・・・ボコボコ・・・ボコ・・・。
奇妙な音を立てながら、体を変化させる蘭。
「男女を・・・陰陽を循環させてタオを回復している」
そう話したのは画眉丸です。
蘭を含めた天仙様たちは、男女の性別を自由に入れ替えることができます。
性別を入れ替えることで、蘭は消費したタオを回復しようとしているのでした。
「杠！蘭が回復する前に『相克』で丹田を壊せっ！」
焦りながら叫ぶ画眉丸。
相克とは杠のタオが蘭のタオに対し、相性が良いということです。
その相克のタオで急所の〝丹田〟を破壊することが、
天仙様を倒す唯一の手段なのです。
画眉丸の言葉に・・・杠は反応しません・・・。
「無理・・・でショう」
そう話したのは、自身も満身創痍の蘭でした。
「見エる・・・彼女は立つのモやっト・・・武具にタオを集めレば・・・死にマス」
蘭は杠のタオを見てそう判断したのです。
「何！？」
蘭の言葉を聞いて声を上げる画眉丸。
「彼女には命を賭す覚悟ハない・・・」
そう蘭は断言します。
その言葉を聞いた杠は・・・。
「・・・・そうね・・・私は私の事が一番・・・死んだら元も子もない」
そう言って、手にしていたクナイを投げ捨てます・・・。
「でも・・・アンタ生かしとくのも・・・苛々で死んじゃうと思うんだよねー」
杠はクナイを捨てたのではなく、攻撃のために持ち替えただけでした。
クナイに土のタオを送り始める杠・・・。
「やっぱやりたい事はやらなくちゃ・・・息吸うだけが生じゃないし」
杠はそう話します。
「・・・・イイでしょウ・・・・もう十分です」
杠を見て覚悟を決める蘭。
蘭が手を合わせると・・・画眉丸と杠の周囲の地面から棘が生え始めました。
「無機物を操るだけなら、タオは少量で十分」
そう話す蘭は、自身のタオを地面に送り操ったのです。
棘に貫かれながら、杠に手を伸ばす画眉丸。
棘が迫り来る中・・・杠は画眉丸の伸ばした手に乗り・・・空中へと飛びます！
空中の杠を追いかる棘・・・。
その棘を足場に使い、杠は蘭に迫っていきました。
ドッ！
・・・音を立て・・・蘭の丹田がえぐり取られます。
ここまで・・・
「あ・・・兄上・・・かわいそうな・・・兄上・・・」
蘭はそう言い残して崩れていきました・・・。
「大丈夫か？」
戦いを終え、画眉丸が杠に訪ねます。
「・・・いや、あんたこそでしょ」
杠は体を貫かれている画眉丸に返しました。
「柱が突き刺さっただけだ・・・時間はかかるが再生するだろう」
淡々と話す画眉丸。
画眉丸は〝二の手〟と呼ばれる驚異的な回復力を手に身につけています。
特殊な植物と同化し、死ぬかもしれない危険を侵して得た力でした。
「再生すればする程、体の樹化が進む・・・死・・・それ以上の地獄が待っているかも」
杠は画眉丸に忠告します。
「それでも・・・妻のもとに帰るにはこれしかなかった」
妻のもとへ帰るために戦っている画眉丸。
自分の命を賭す覚悟を持っているのです。
「畏れいるわ、マジで」
危険を侵すことが嫌いな杠は、そう返しました。
「さ、大丈夫なら行こう」
画眉丸はそう言って杠を急かします。
「いやいや冗談でしょ！？休ませなさいよっ！！」
深手を負っている杠。
「時間がない」
画眉丸は杠の意見を切り捨てました。
画眉丸は〝煉丹宮〟に向っている、佐切とめいの身を按じているのです。
「んじゃ先行ってて・・・休んでから追っかける」
杠はそう提案しました。
「・・・・・本当に体は大丈夫か？」
杠の様子を疑問に思い、画眉丸は訪ねます。
「全然大丈夫だから！さっさと行けって」
杠はめんどくさそうに画眉丸を急かしました。
「・・・先でまっているぞ」
画眉丸はそう言って進もうとしますが・・・。
「杠・・・助けてくれてありがとう・・・これは本心だ」
そう告げ、去って行ったのでした。
「うげーやっちゃった・・・こりゃ深いなぁ」
1人残り、蘭にやられた傷を杠は見ています。
画眉丸の仲間や妻への思いを見て、杠は自分の身を犠牲にしてまで戦っていたのです。
「でも私は誰にも・・・本心は見せない」
そう話しながら、忍術で自分の身体を粘液で覆う杠。
「生きるのも死ぬのも・・・もう一人でいい・・・」
その言葉とともに、杠は血を吐き出しました。
その血を見て・・・。
「ごめんね小夜・・・お姉ちゃん、精一杯生きてみたけど・・・ここまでかな～」
杠は妹の言葉を思い出しています。
『辛いときは好きなことだけ考えるんだよ』
そして・・・その場で動かなくなりました・・・。
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以上が地獄楽の最新話『70話』のネタバレでした！
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地獄楽の最新話『70話』の感想と考察
相性の悪い蘭に、画眉丸たちは勝利しました。
消耗戦に持ち込むという作戦勝ちでしたね！
ただ、その戦闘で杠が脱落してしまいました。
仲間たちが徐々に死んでいく中、杠も死んでしまったのでしょうか？
個人的には生きているのではないかと思います。
自分の身体を粘液で覆った理由が分かりませんし、
生きるか死ぬかの境目なのかもしれません。
〝ここまでかな～〟という本人の発言にも、
死ぬかもしれないという感じがうかがえます。
それは同時に、生き残れるかもしれない、ということです。
杠の再登場に期待します！！
まとめ
ここまで地獄楽の最新話『70話』のネタバレや感想、考察をご紹介してきましたが、
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