こちらの記事では(2019年8月25日)に発売された
透明なゆりかごの最新話『56話』のネタバレや感想、考察を
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透明なゆりかごの最新話『56話』のネタバレ
新しいアルバイト先のクリニック
妊娠が進むにつれ、出産への不安からイライラしたり、
気分が落ち込むといった症状のことを妊娠うつという。
軽くすむことがほとんどですが、中には症状が悪化して
診察・入院が必要になることもある。
その頃私は、高校を卒業したら
産科で働くことを真剣に考えていた。
学校の先生の勧めと友達のすっちゃんの希望で
普段バイトしている××クリニックに了解をもらい、
△△クリニックでバイトすることに。
院長は気さくな先生で、看護師さんも同じ高校の先輩でした。
LDR
分娩室がないと探していると、
LDRという部屋があり、
ここで分娩、回復の全てができるのです。
他にも妊婦さんが少しでもリラックスできるように、
ログハウス風の建物にして、
病院とは思えない内装になっていた。
当時としてはとても新しいクリニックでした。
トイレで点滴が抜けてしまった妊婦さんを見つけ、
病室に連れて行きましたが、
×華は今まで針が床に落ちるなんて見たことがありませんでした。
つわりで食べられなくなって入院している人みたいです。
面接の結果、沖田もすっちゃんも
週3日バイトに入ることになりました。
初めてLDRの出産に立ち会い、
××クリニックでは経験していない初めてのことばかり。
難産で時間はかかりましたが、無事に出産することができ、
同じベッドの上で出産してカンガルーケアを行い、
そのまま後産の処置も終わらせると元のベッドに早変わり。
母子同室なので、希望があればそのまま授乳もでき、
本当LDRは妊婦さんにとって理想の病室なんだなと思いました。
××クリニックとは違う業務に戸惑いながら、
勉強のためにバイトを続けることに。
パニックで点滴を引き抜く
次の日廊下でこの間点滴抜けた広野さんに出会います。
昨日出産した人と知り合いだという広野さんは
出産について聞いているうちに急にパニックを起こし、
点滴を引き抜いてしまいます。
やだやだ産みたくないと言いながら倒れてしまいます。
沖田は泉さんに説明し、
広野さん家族はカンファレンス室に集まることに。
痛みを感じるのが本当に恐怖で、
生理痛も毎回寝込むほどつらいのに、
ずっと出産の痛みに耐えられるかが不安で、
気づくと点滴を抜くようになっていたのです。
妊娠うつ
なんだそんな事なのと家族は軽く思っていますが、
広野さんは頭では理解できていますが、
不安で自分には子供を産む資格がないのではと
泣きながら訴えます。
そこで主治医の先生が、
陣痛はひとくくりにできないし、
痛みの程度も人によって差も大きいので
他人基準で推し量れるものではない。
広野さんは不安のあまり点滴を抜いてしまう不自然な行動から考え、
妊娠うつにかかっている可能性が高いので、
責めるような言葉はかえって逆効果だと先生に指導されます。
出産で不安なのは痛みだけで、
本当は産みたいという広野さんに、
先生は無痛分娩を勧めます。
腰から下の痛みをなくす分娩法で、
東京の病院ではよく行っていたので、
この病院でも取り入れることにしました。
先生から細かい説明を受けてこれなら私も…と
広野さんが考えた時に
姑が無痛分娩はやめなさいと口をはさんできて、
陣痛のない出産なんて、楽して産むなんてと否定してきます。
そんな風に言われると思ったから打ち明けられなかった…
母親失格だとさらに落ち込み、
中絶したほうがいいという言葉まで出てしまう。
こうして広野さん家族は答えを出せないまま帰って行った。
沖田は熱を出した広野さんに自分を責めないで、
私たちは全力でサポートしますと伝えました。
帰り道すっちゃんと「良い母親」とは何かと話し、
母親と子供の関係の良し悪しを他人が決めて良い事なのかと言う話になり、
良い母親像の押し付けは違う気がすると話しました。
そして無痛分娩も逃げではないと思うのです。
しかし何よりも痛みを伴う分娩が正義という
周囲の圧力はいまだに強いので、
最終的に通常分娩を選択する人が多いのです。
なんとかして広野さんの力になりたい、
それは理解してくれる家族が一人もいないから。
そんな絶望を抱えながら必死に一人で妊娠うつと戦っているのです。
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以上が透明なゆりかごの最新話『56話』のネタバレでした!
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透明なゆりかごの最新話『56話』の感想と考察
妊娠も出産もひとりひとりみんな違うはず。
それなのに自分の時は○○だったと
意見を言う人が多いような気がします。
お姑さんの陣痛のない出産はだめ、腹を痛めた子…
うつの人に言う言葉ではないと思います。
周りの人がサポートすべきなのに、
悪化させてしまっています。
自分自身の出産だから、自分自身で決めていいはずなのに。
今のところ何も言わない旦那さんは、どう思っているのでしょう。
経験者の母に任せておけばいいと思ってはいませんよね。
今回は前編なので、後編は旦那さんが味方をしてくれるように
なって欲しいと思います。
母親と子供の関係が、
出産時の痛さで決まってしまうはずがないのです。
帝王切開ならどんなことを言われてしまうのでしょうか。
まとめ
ここまで透明なゆりかごの最新話『56話』のネタバレや感想、考察をご紹介してきましたが、
いかがだったでしょうか?
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