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魔女は三百路からの最新話『33話』のネタバレや感想、考察を
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魔女は三百路からの最新話『33話』のネタバレ
泣きたい気分
黒川御影(くろかわみかげ)、彼女は300年生きた魔女。
これまで何十人もの男と出逢い、
別れてきた彼女は、
そのたびに涙を流してきました。
そんな彼女も今は立派なおひとりさまの身です。
共に暮らすのは、使い魔の黒猫・ノワールだけでした。
「はあ~~~~」
と黒川は今日一日の疲れを吐き出すように長い溜息をつきました。
今日は散々な一日だったのです。
朝からスマホを忘れ、電車では痴漢に遭うし、会社ではクレームだらけ。
部長のセクハラもウザイという……。
さらに、意中の人・小林にもしばらく会えずにいます。
彼は今、新しい部署で仕事に打ち込んでいるのでした。
自分もまた魔女バレが気になって、
なんとなく小林とは違う道を歩き始めたように感じてしまいます。
ソファーに倒れこみ、今度は短い溜息を吐きながら
(なんだか泣きたい気分)と心の中でつぶやいていました。
が、黒川はいつまで経っても泣けない自分に気が付きます…。
後日、彼女は”涙活イベント”に参加していました。
「思いっきり泣いてスッキリしてください」
司会の男性が言います。
泣ける映画やお話で、
意識的に泣いてストレスを解消するために、
彼女はここにやってきたのです。
周りの参加者はお話が始まる前に、
さっそくハンカチを握りしめる人ばかり…。
黒川は自分の準備不足を悔います。
そしてお話はまだ始まったばかりだと言うのに、
周りはすでに泣き始めていました…。
脳内で結末を想像しているのでしょう。
(甘かったわ…心構えがまったくできてない)
ついには大声で泣きだす人もでてきました。
黒川は周りが泣くほど覚めていくのを感じます。
(人前で泣くのって案外恥ずかしいわね)
結局泣けないまま帰宅する黒川でした。
泣いた思い出は男のため
「やっぱり涙活もおひとりさまが一番よね!」
ソファーに座り、
彼女は自分の人生で泣いた思い出を漁り始めました。
(やっぱり、男か……)
目を閉じればいくらでも泣かされた記憶がよみがえります。
浮気に借金……男たちの不実を数え始め
「違~~~う!!私は泣かされたいんじゃなの!泣きたいのよ!!」
と我に返る黒川でした。
悔し涙じゃスッキリしません。
考えた末、300年生きてきて避けられない涙を思い返します。
それは「別れ…よねぇ」と黒川。
寿命はどうしようもなく、
ノワールも使い魔のため普通の猫よりは長生きでも、
いつかは自分より先に逝ってしまいます。
みつめられたノワールは、
ヒマなら遊べという視線を送ってきますが、
そんなことを思っていたらジワリと涙が浮かんできました。
「ノワール~~~!!」
と抱き着こうとした黒川をノワールは器用に避けます。
そして「キエエエエエ」と奇声を発して彼女の手を引っ掻きました。
お陰で痛みのため涙は出ましたが、
そんな涙が欲しかったのではありません……。
しかし、なんとなく涙の出し方が少しわかってきた黒川でした。
(別れはどこにでもある。例えばこの割り箸。)
彼女はなぜか男の子二人の擬人化で想像してみました。
ずっと身を寄せ合って生きてきたのに、突然の別れが訪れる。
(箸としては避けられない運命……!)
そんなことを妄想しながら泣けそうな気がしてきた黒川は、
そのままソファに横になり、考えを深めていきました。
(別れてっていうとやっぱり小林くんの事が浮かんじゃうわよね)
前世での因縁もある相手の小林……。
(まさかとは思うけどまた早死になんてされたら……)
と黒川は危惧します。
しかし、結局彼女は泣けずじまいでした。
一人で取り残される悲しみ
「黒川さん!」
小林は黒川を見つけると駆け寄ってきました。
「最近連絡とれなくてすみません」と謝る小林。
仕事が忙しいのは黒川もわかっていたので、
責めることは出来ません。
黒川は久しぶりに会った小林に尋ねます。
「愛する人に先立たれるのと、愛する人を残して死ぬのと、どっちが辛いと思う…?」
「そうですね悲しみか、心残りか…。」
「どっちも違った辛さがありそうな」
そう答える小林。
「できたら2人で一緒に寿命を全う出来たらいいんでしょうけど」
そう続けました。
黒川は想像します。
一緒と言っても、彼女の寿命はまだ何百年も残っています。
でも、結婚して人間に戻れば寿命は人間に近くなれるのです。
そうすれば一緒に年をとって、死ぬこともかないます。
それは、もう一人で取り残されることが無くなるということ……。
…ふいに、涙がこぼれてきました…。
(何の涙なの?)
それは自分でも理解できない涙でした…。
「やーね。年を取るとよくわからないことで泣けちゃって…」
おどけた黒川に、小林が問いかけます。
「気になっていたんですけど…黒川さんて…一体おいくつ何ですか?」
黒川はその問いには答えず、咳ばらいを一つ。
「なんか頭痛が…」小林が痛みを訴えます。
黒川は呪いがさく裂してしまいました……。
魔女は三百路からの最新話『33話』や最新刊を無料で読む方法って?
以上が魔女は三百路からの最新話『33話』のネタバレでした!
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魔女は三百路からの最新話『33話』の感想と考察
300年。
1人で生きて、大事な人に置いて行かれる悲しみは、
それを体験した人でなければ分からないものがあります。
普通の人間はたった一人失うだけでも、
尋常ではない苦しみに墜とされるのに、
その何倍も繰り返すのです。
それでも正気で生きていく魔女たちの精神力には感服します。
でも、悲しみはやはりそのたびに同じ重さで訪れるようですね。
ラストの方で黒川が
『一人で取り残されることがなくなる』と思い涙しますが、
孤独の深さはいかばかりでしょうか……。
因縁のある小林と、いつか結婚することがあるのかないのか。
まだ二人の仲はあまり進展していませんが、
今回の黒川の様子をみせられると、
結婚して人間に戻った方が良いのではないかと思ってしまいます。
それにしても、小林は恐れを知らない青年ですね…。
妙齢の女性に年を尋ねるとは。
頭痛くらいで済んで良かった、良かった。
今回のお笑いポイントは、二つ。
ノワールからの、痛けりゃ泣くでしょ?ばりの攻撃と、
なぜか割り箸擬人化シーンです。
特に割り箸擬人化=少年二人は、
黒川はいつから腐女子になったのだろうと思いました。
300年も生きていると、
変な所に感化されるのかもしれません(笑)
ともかく、
いつまでもおひとり様を気取ってないで、
もう少し素直になった方がよさそうですよ、黒川さん。
まとめ
ここまで魔女は三百路からの最新話『33話』のネタバレや
感想、考察をご紹介してきましたが、
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