こちらの記事では(2019年9月6日)に発売された
復讐の星の最新話『6話』のネタバレや感想、考察を
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復讐の星の最新話『6話』のネタバレ
星一、危機一髪
宗久の手下は書類を奪った星一に追いつき、
銃を頭に当てたところで、トラックに同乗していた秘書から携帯に電話が入りました。
「書類は取り戻せたか！？」
宗久の手下は星一を殺してから書類を奪う考えです。
「ゴミを始末してから取り出すところだ」
これを聞いた秘書は電話口であわてて言葉を返します。
「始末だと！？い、いかん。
始末をするには人出がいる、そんなことしたら宗久様に迷惑がかかってしまうぞ。」
宗久に心酔しているらしい手下は、この言葉を聞いて顔色を変えました。
一発の銃声、
しかし弾は聖一の頭をわずかに横へそれ、聖一は助かりました。
「おい、盗んだ書類を返すんだ。見逃してやる。」
降りしきる雨の中、宗久の手下は書類を手にトラックにもどって来ました。
取り戻した書類を秘書に返すと、
宗久の手下は再びトラックを走らせました。
少女達の救出作戦
拠点に着いたトラックが門のセキュリティを抜け施設の駐車場に止まると
トラックを待ち構えていたように
全身を防護服に包んだ数名の男がぞろぞろとてきます。
「消毒を、消毒を、消毒を、宗久様にお会いする前に身を清めるのだ」
「さあ、少女達よ、一糸まとわぬ姿となり、身を清めるのだ」
防護服の男達は少女達を下ろそうとトラックの後ろに回り、
荷台を空けてようとノブに手をかけました。
その時、荷台の扉が中から強く蹴り開かれ、
ドアを開けようとしていた男は開いたドアに弾かれて押し倒されてしまいます。
トラックの荷台に乗っていたのはさらったはずの少女達ではなく星一たち5人、
星一を追って書類を奪ったと思っていた宗久の手下は
信じられないと言った様子で
星一の顔を見つめています。
トラックに載せられていた少女たちは、書類騒ぎの一件で
手下が星一を追ってトラックを離れていた間に助け出されたのです。
トラックの荷台には重量センサーが仕掛けられているので
少女達が一人でも少なくなれば
警報が鳴って逃亡したことが分ってしまいます。
この仕組みにかからずに少女達を救出するため、
星一たちは大型ヘリでトラックを荷台ごと釣り上げ、
トラックを丸ごとすりかえることで作戦を成功させたのです。
世界最大級の輸送ヘリであるBVI（減音）仕様のMi-26Tがこの作業にあたり、
星一は宗久の手下がヘリの音に気がつかないように、
音が聞こえなくなる400メートル離れた距離まで書類を持って誘導したのです。
外見だけではなく、内装や飾りのマスコットまでそっくりに再現したトラックを準備し、
あとは黙っていても手下が宗久の拠点まで案内してくれる、
というこの計画は見事に当たりました。
売春拠点へ潜入
施設の内部は、やってくる客のことを考慮して護衛がほとんどいないため
一旦中に入ってしまえばこっちのもの、
プーは「制圧」の号令をかけます。
いつの間に運転席を下りたのか、星一を殺し損ねた宗久の手下は
歯をきしらせ、焦点の合わない目をしてプーに向かって歩き寄りました。
「なんだぁ～、キサマラあぁ～」
直立して横目でその姿をとらえたプーは、
片足の向きを変え手下のほうに半身を開きました。
プーが動くが早いか、宗久の手下は右手で拳銃を抜きましたが
プーは両手でその腕を押さえ、
相手の脇の下から蹴り上げるように膝で手下の顔面を強打、
顔の下半分を砕かれた男は鼻と口から
大量の血を流しながら駐車場の床に倒れこみました。
プーの闘術、北派劈掛拳（ひかけん）の一撃、
相手は白目をむいて気絶し、全身がけいれんしています。
敵を倒した以上、
ここからは相手が異変に気がつく前に作戦を完了することが第一、
星一たちは施設の中へ走りこんで宗久の居場所を探します。
建物はどこまでも続く長い廊下の両側に、
無機的な黒い鉄の扉がいくつも並んでいます。
宗久はこの建物の地下のどこかにいるらしいのですが
あかりのとってきた情報はそこまで、あとは自力で探さなければなりません。
扉の上にかけられたプレートに刻まれた文字は部屋の名前でしょうか、
「艶」、「淫」、「嬲」、
走りながら文字を見ていたあかりは悪寒が走るのを感じました。
「せ、星一君。も、もしかしてこの部屋で今も・・・」
醜悪な想像に襲われたあかりに、星一は
立ち止まらないで走り続けるように、とすさまじい形相で声を荒げます。
「宗久を捕まえることが最優先だ。」
養善寺宗久との遭遇
廊下を走り続ける星一は、左手の部屋に何かを感じて立ち止まりました。
なにか、病院のような妙な臭い、
部屋はカーテンがかけられ、
上には「無菌調整室」と札がかけられています。
カーテンを開けて中に入ると、部屋の中は真っ暗で
壁面にはいくつもの大きなディスプレーが掛けられているようです。
星一たちが部屋の中ほどまで進んだとき、
部屋の向こう側からフラッシュライトがかかり
正面には豪華な安楽椅子に防護マスクをつけた男が腰掛けていました。
「姦しいと感じておったが、ふむ？何者だ、貴様達」
星一は目の前の男が養善寺宗久であることを感じ取りました。
「お前が養善寺宗久だな？」
あかりはその名を聞いて身をこわばらせます。
「・・・私の名を無思慮に呼ぶとは部外者か、去れい」
星一たちと椅子の男の間には、厚いガラスが張られていました。
宗久は無菌状態で過ごすために自分の領域をガラスで仕切り
雑菌を寄せ付けないようにしていたのです。
「雑菌以下の賊共よ、養善寺の名を知るなら その力も知っておろう。」
「今なら不問にしてやる。去れい。」
星一は部屋の片隅に立ててあった高圧ボンベを取って振り上げると
仕切りのガラスに向かって投げつけました。
ガラスは砕けて、ボンベは椅子の男の頭上を越えていきます。
星一はそのまま、破れたガラスを通り越えて拳を構え、
椅子の男に向かって正拳を振り下ろしました。
鈍い音とともに、男のマスクが宙に飛びました。
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以上が復讐の星の最新話『6話』のネタバレでした！
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復讐の星の最新話『6話』の感想と考察
大型の無音ヘリコプターを使ってトラックを丸ごと奪取し
さらわれた少女達は無事に救出、
そのまますり替わったトラックの荷台に乗っていれば宗久の売春施設にたどりつける。
星一の計画は見事に成功し、宗久の少女売春の拠点に潜入して
養善寺宗久を見つけることが出来ました。
自分自身、年頃の女性であるあかりさんにとっては
こういう施設に入り込んで、扉の向こうで何がおこなわれているのかを
想像することはさぞ心に堪えることでしょう。
それにしても随分、警備の薄い施設で犯罪行為を行っているものですね。
養善寺宗久本人も売春部屋の並ぶ通廊から
カーテンだけで仕切られている部屋に姿をさらしていたことになりますが、
この無防備さにはなにか訳があるのでしょうか。
星一が殴りかかったこの人物は宗久本人ではないのではないかと思います。
次号の展開を待ちましょう。
まとめ
ここまで復讐の星の最新話『6話』のネタバレや感想、考察をご紹介してきましたが、
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