こちらの記事では(2019年9月6日)に発売された
綺麗にしてもらえますか。の最新話『26話』のネタバレや感想、考察を
文字だけご紹介しております。
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綺麗にしてもらえますか。の最新話『26話』のネタバレ
謎の床下収納
今日もキンメクリーニングで、
小学生・那色(ないろ)は店主・金目綿花奈(きんめわかな)の
働く姿を写真に収めようと躍起です。
SNS用の写真をタイムラインにどんどん載せるつもりの那色に、
ちょっと恥ずかし気に綿花奈が問いかけます。
「また例のSNS用の写真ですか？」
本当は写真よりも動画をUPする方が反応が良いと那色は言いながら、
前に撮って投稿済みの動画のアクセス数を綿花奈に示しました。
その数一万。
綿花奈は驚きますが、
「みなさんシミ抜きやシューシューに興味津々なんです」
と那色。
そんな話をしていた那色ですが、
ふと綿花奈の後ろの床の四角い枠に気が付きました。
それはこの店舗を借りてすぐに綿花奈も開けようとした扉ですが、
取っ手が固くなっていたため、開けるのを諦めたものでした。
那色は、地下に広がる秘密の階段や地下帝国を妄想し、
うずうずした様子で開けようとせがみます。
マイナスドライバーを差し込み、
なんとかこじ開けた床下収納・・・。
そこには地下帝国への階段の代わりに、
前のクリーニング店の持ち物と思われる『何か』が入っていました。
どれも劣化したりさび付いたりしています。
そんな意味不明のものの中に、
一つ質感も色味も違うものが目に入った綿花奈は
「何かしら…」
とそれを手に取り言います。
「どうしましたかー？」
那色は、破れた地下帝国の夢から冷めやらず、
興味無さそう。
綿花奈が持ったそれは、ぬいぐるみのようですが、
外の袋も少し破けて、汚れています。
そしてその外袋には、
伝票が貼り付けらており、
お客様からの預かり物であることを示していました。
汚れたうさぎのぬいぐるみ
「だいぶカビや黄ばみが染みついてしまっていますね…」
カメラを手にする那色も、
かわいそうだと口にしたその兎のぬいぐるみは、
ひどい汚れ方をしていました。
元々、床下収納は湿度が高く、
換気が良くないので、
衣類の保管には向きません。
なぜこんなところに大切なお客様からの預かり物を入れたのか、
前のクリーニング店がやったことだとしたら、
怒りを覚える綿花奈でした。
伝票に書かれている電話番号に連絡してみますが、
今は使われていないとのアナウンスが流れるばかり。
自分が勝手に何かをするのはためらいがあるものの、
汚れ物をそのままにはできない綿花奈は、
兎のぬいぐるみを綺麗にしようと決めました。
(ずっと暗い所に閉じ込められていたこの子のためにも……)
ホコリを落とし、外のテーブルで押し洗いを始める綿花奈。
大きなたらいに湯を張り、
少量の弱酸性洗剤を入れて優しく押して中身を洗います。
「わぁ…ぬいぐるみさんがお風呂に入っているみたいです」
那色が写真を撮りながら言いました。
押し洗いと同じように、2～3回すすぎますが、
ぬいぐるみによっては中の素材が違うので、
普通は中まで洗う事はないのだと、綿花奈は那色に教えます。
「十分に乾かさないと逆にカビの温床になってしまいますから…」
この後は乾燥機を使いますが、
あまり回転が強いと中身の綿が偏るので、
時間や強さを見て『ある程度まで』乾かします。
ちゃんと乾かすためには、最終的にお日様の力を借りるのです。
「あとはお庭でくつろいでもらいます」
と綿花奈は笑顔で那色に言います。
平干しネットに兎のぬいぐるみを寝かせて、
完全に天陰干しして湿気を飛ばすのです。
持ち主を訪ねて
ハンモックに揺られているような兎のぬいぐるみの絵は、
SNS映えすると那色が喜びます。
しかし、綿花奈は、UPは少し待って欲しいと告げるのでした。
その夜。
駅前温泉で、綿花奈は湯船に浸かりながらある人を待っていました。
見覚えのある人が影がスモークガラス扉に映り、
ガラリと開くとそこには綿花奈の待ち人・安治が立っていました。
二人は入浴を済ませた後で、
歩きながら例の兎の話を始めます。
残念ながら、
安治は兎の持ち主についての心当たりはないと言います。
前のクリーニング店が店をたたんだ時も、
業者に任せきりで、
床下収納には何もないと言われていた安治。
確認しなかったことを後悔しますが、
今更どうしようもありません。
翌日、綿花奈と那色は伝票の住所を頼りに、
兎の持ち主を直接訪ねることにしました。
熱海の海が見える高台には、
たくさんのマンションや別荘が立ち並んでいます。
「ぬいぐるみ預けたこと覚えていますかね？」
と心配する那色。
メモを手にキョロキョロする綿花奈が、
やっと目的の住所らしき場所を見つけました。
「ここかな？」
自分の背丈よりも高い塀から一段低い門扉から、
顔を出すと、
…そこには草原が広がり、
その遠くには海が広がるのが見えるのみ……。
「あれあれ～～～お家がありません…」
那色の失望の声を聞きながら、
綿花奈は昨夜の安治の言葉を思い返していました。
『もしかしたら別荘族かもしれないねぇ』
もう熱海には居らず、
ぬいぐるみも引き取りに来なかったのかもしれない。と…。
そうだとすれば、
どうしたらいいかとこぼす綿花奈に安治は言いました。
『アンタがしたい風にすればいいさ。すべては”縁”だよ』
…綿花奈は決めました。
「引き続きお預かりしようと思います」
せっかく綺麗になったのだから、
と熱海の青い海と空の下、
綿花奈は決心を口にするのでした。
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以上が綺麗にしてもらえますか。の最新話『26話』のネタバレでした！
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綺麗にしてもらえますか。の最新話『26話』の感想と考察
今回は、どれだけ前のものかもわからない、
兎のぬいぐるみの洗い方のレクチャーがありました。
ぬいぐるみは、
小さい子がいるお家では必須アイテムのひとつでしょう。
お気に入りほど汚れるので、
クリーニング店に持ち込まれるのも当然です。
今回はもしかすると、
一度はクリーニングで綺麗になったかもしれませんが、
経年と保管場所の関係で、すっかりシミや汚れがついてしまった状態。
それでも、真心こめて、必要な処置をすれば、
見違えるように綺麗になるものです！
生まれ変わったと言っていいほどの兎のぬいぐるみは、
観ている方も気持ちがよくなります。
そして残念ながらこのぬいぐるみの持ち主は、
今回はみつかりませんでした。
が、安治さんが言うように『縁』があれば、
然るべき時に戻るべきところに戻るでしょう。
もしかすると、
2年前からの記憶しかない綿花奈の過去にもつながるきっかけを
作るかもしれない…と期待しています！
まとめ
ここまで綺麗にしてもらえますか。の最新話『26話』のネタバレや感想、考察をご紹介してきましたが、
いかがだったでしょうか？
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