こちらの記事では(2019年8月27日)に発売された
三日月のドラゴンの最新話『8話』のネタバレや感想、考察を
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三日月のドラゴンの最新話『8話』のネタバレ
龍之介の熱意
真夏の昼下がりのある日、
龍之介が胴着姿で街中をジョギングしている途中に
偶然にもアイスを食べながら下校していた
道場仲間の千秋と菊代に出会います。
龍之介はこれから海岸まで走りって
一人でシャドウをしようとしていたので、
彼女達と少し雑談した後、すぐに走り去っていきました。
しばらくしてから、
千秋と菊代も海岸へ行ってみる事にします。
そこでは浜辺を走りながら、
正拳突きと上段蹴りを繰り出して
独り汗を流している龍之介がいました。
彼女達は龍之介の練習姿を見て、
フォームも整いだしかなり上達してきた事を
しきりに感心します。
千秋は、以前ストーカーを龍之介が追い払った時に
彼が黒帯くらいの動きを垣間見せたので、
すぐに抜かされそうと呟きます。
菊代は千秋はもう抜かされてるよ、と茶化しつつも
龍之介の姿を見ながら、
何かを背負っているように切羽詰まった感じがすると
彼の身を案じるかのような言葉を口にしました。
千秋もその雰囲気を察しており、
もしかしたら龍之介には何か悩みがあるのでは？と菊代に答え、
そのまま二人で龍之介の練習を遠くから見守ります。
コンビニでの悲劇
その日の夜、
いつものようにコンビニでバイトしている龍之介に
奥の事務所から店長が雑談を振ってくるので、
彼は軽く聞き流していました。
と、その時、人気のないコンビニの駐車場に
爆音を響かせながら
一台の車が勢いよく滑り込んで駐車しました。
近所の高校の不良たちが大声を上げて
騒ぎながら四人揃って入店し、
先頭にいた一人、晢が龍之介を見つけると
ズカズカと近寄ってきます。
レジにいる龍之介に話しかけ、
彼が戸惑って曖昧な返事をすると
その右頬を急にパンと叩き、
「ちゃんと返さなあかんやん」
「ただのツッコミだから笑えや！」と
高圧的な態度で接していきます。
不良達のリーダー格であるJは
いいアイデアが浮かんだと言い出し、
そこのレジの金で龍之介の借金を返済させようと提案します。
晢は怯えきっている龍之介に向かって、
レジに入ってる金をあるだけ全部出せば
Jがこれまでの事を許してくれるぞと迫りますが、
龍之介は流石に「自分で働いて返します」と断りました。
その時、不良仲間の一人であるボンスが
事務所にいた店長に気づき、
まずいと思ったJはすぐに中から店長を引きずり出せと
ボンスに命令します。
彼はドアを思いっきり蹴破り、
警察に通報しようとしていた店長を捕まえ
髪の毛をつかんで事務所の外まで引っ張り、
取り囲んでボコボコにし散々腹を蹴りつけた後、
首を後ろから絞めて落とそうとしました。
その様子を怯えながら、ただ間近で見ていた龍之介は
不良達に向かって両手をつき、
これ以上無関係な店長に危害を加えないでくれと
頭を下げ懇願します。
晢は龍之介の頭を踏みつけ、
「お前が借金を返さないからこうなるんだ」と言います。
その後、不良達は慰謝料として
コンビニの商品を大量に掻っ攫い、
ボロボロになった店長と龍之介を尻目に去っていきました。
頓禅寺
バイトから帰る途中、
龍之介は自転車を引きながら海岸沿いの道で
自分の不遇を呪い、
人目も憚らず大声を上げて泣き叫びます。
そして、家に帰るわけでもなく夜の街を歩き続け
いつの間にか道場のある寺の前まで無意識に来ていました。
何かを求めるように寺に続く階段を登り、
門を開けると寺の中にいた凡拙師匠が読経中にも関わらず
すぐに龍之介の気配を察知して彼に話しかけます。
龍之介に悩み事があること瞬時に見抜いた凡拙は
それを聞くのも坊主の仕事だからと彼に優しく話しかけます。
龍之介は一瞬躊躇しますが、今まであった苦難の出来事を
堰を切ったように打ち明け出しました。
話を聞き終わった凡拙は、まず龍之介のこれまでの境遇を慰め
「そんな理不尽な輩達は、ぶちのめせば良い！」
と坊主らしからぬセリフを大声で叫び、
自分が稽古をつければ
そんじょそこらの連中には負けないと言い張ります。
そして「龍之介、お前の中には獣が二匹いる」
「一匹は負け犬」
「もう一匹は”竜”だ、どちらを選ぶ！？」と彼に問い詰めました。
当然、龍之介は負け犬なんかになりたくありません。
凡拙に向かって稽古をつけてくれと頭を下げました。
そのやり取りの一部始終を見ていた凡拙の息子、愚太郎が
二人の間に駆け寄ってきて、自分も混ぜてくれと頼みます。
至って真面目な愚太郎に
止められるかと思っていた龍之介は仰天し、
凡拙と愚太郎は彼を差し置いて
二人で盛り上がっていきました。
ちょうど風呂から上がって
窓を開けていた愚太郎の娘である菊代は、
彼らの会話を聞きながら
「また大変なことが起きるな」と呆れるように声を漏らします。
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以上が三日月のドラゴンの最新話『8話』のネタバレでした！
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三日月のドラゴンの最新話『8話』の感想と考察
とうとう龍之介が奮起し、
本格的な修行に突入しようという回でした。
龍之介を虐める不良達の個性の強さというか
時代も文化もバラバラな集団になっているのが面白いです。
ストーリーの展開自体は非常にベタで
やや古臭さすらありますが、
いじめられっ子の成長という
どの時代にも通じる熱い展開は
既視感はあれど非常に楽しみながら読み進めることができました。
前々から思っていましたが、この作品の元ネタの一つは
やはり映画ベストキッドでしょうか？
その外見こそ、
うだつの上がらない中年サラリーマン風の凡拙ですが
空手の異常な実力と主人公を導く言動が
典型的なメンターで、
やや何を考えているのかわからない部分も
「ミヤギさん」に似ています。
そう考えていくと、
不良のボスであるJと空手で対決する
そんな展開も今後ありえるかもしれません。
迫力のある空手のシーン楽しみにしています。
まとめ
ここまで三日月のドラゴンの最新話『8話』のネタバレや感想、考察をご紹介してきましたが、
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