こちらの記事では(2019年8月30日)に発売された
かぞくを編むの最新話『9話』のネタバレや感想、考察を
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かぞくを編むの最新話『9話』のネタバレ
あなたが心配です
「どちら様で・・・」
アポなしの訪問客にドアを開けるひより、
すぐに目に飛び込んだ赤ちゃんを見て、
「あ、赤ちゃん！」
とろけるような笑顔を見せます。
赤ちゃんは愛流、そして母親は流羽というらしく、
とにかく母子を中に招き入れて話をきくひより。
愛流にあれこれおもちゃを見せて
可愛い反応をひよりは楽しみます。
「愛流ちゃんはどれが好き？全部好きかー」
「んにゃ」
「こっちのも好きかー」
そうやって空気が緩んだところで母親のほうへ。
「流羽さん、何かおつらいことがあったんですか？」
じわりと流羽の目に涙が浮かびます。
「児童相談所の方から相談しやすいところだと紹介されて・・・、
お仕事中すみません」
「養子だけでなく妊娠・出産・子育ての悩みも大丈夫です！」
流羽は現在育休中の身、母が働いていたスーパーで
品出しのバイト中であるといいます。
事情を延々説明する流羽に対し、
全く違う方面からの質問をするひより。
「ご飯食べてますか？眠れてますか？」
「この子はよく眠ってミルクも飲んで・・・！」
「いえ」
息巻きだす流羽をさえぎってひよりは、
「いいえ、あなたのことです」
ここに来てよかった・・・
「流羽さんは今日ご飯食べました？
赤ちゃんといるとゆっくり食事できないですよね」
その言葉に涙がジワリと浮かび、
気が緩んだのかお腹が鳴る流羽。
ひよりはその音を聞くやいなや
スタッフに自分のストック菓子を出させ、
一緒に食べましょう！と流羽を誘いました。
あっけらかんとした調子にさすがの流羽も
たまらず笑いだしてしまいます。
「変わってますね、ひよりさんって」
心を許してくれたところで本題に入るひより。
「愛流ちゃんですが、0歳保育に出しましょう。
お母様のことは病院に任せましょう」
でも母のことは・・・、と流羽は責任感にしがみつきかけますが、
そこは他の人に丸投げしましょう！と提案。
「ひとりで抱え込まずに相談してください！
ご家族にとって一番いい方法を見つけましょう！」
やっと安心した流羽は笑顔を見せてこう言います。
「ここに来てよかったです、
愛流を取られちゃうんじゃないかって心配してたんです。
また相談しに来てもいいですか？」
そして流羽が帰った後には、
スタッフとともにひよりが真剣な面持ちで話し合い中。
「このままじゃ難しい選択を迫られる日が来るでしょうね」
「それはまだ・・・・」
冷静な先輩スタッフは、いつかひよりがその決断を
流羽に覚悟させなければならない日が来る、と言うのでした。
糸が切れてしまう
ひよりは流羽に提案した、0歳保育の受け入れ施設を
片端から当たってみますがどこもいっぱいです。
一方の流羽も一時は明るさを取り戻したものの、
スーパーのパートと母の介護、
そして育児で再びキャパオーバーになりつつありました。
家でも泣きわめく愛流にアパートの隣人からも
壁を叩いて苦情が来ます。
「うるせーぞガキ！！」
洗濯物や洗い物がたまった荒れはてた部屋。
おむつが濡れて気持ち悪い愛流は泣き止まず、
暴れている足が流羽の手を強く蹴ってしまいます。
それで堰が切れたようにどなってしまう流羽。
「あたしだって疲れてるの！さっさと泣き止んでよ！」
激しく泣き募る愛流に流羽は我に返り、
泣きながらひよりにメッセージを送ります。
“ひよりさん 愛流どなった 助けて”
「ごめん、ごめん愛流・・・」
私も経験者です
スーパーでそのメッセージを見たひより。
「流羽さん！？・・・」
アパートに駆け付けると流羽がそのまま、
愛流を抱きしめてよこたわっていました。
「ごめんひよりさん・・・おむつ替えて・・」
ぎゅっとそんな流羽を抱きしめて、
もう大丈夫と安心させます。
そして持ってきた料理を並べてすすめるひより。
「少しでも食べて体力取りもどそー！！」
料理人を目指しているひよりの弟が作った、
手料理の味に流羽はようやく人心地ついた思いでした。
「ママが戻ってきたみたい・・・」
ひとりで頑張ったことをねぎらいながらひよりは、
愛流を養子に出す話を持ち出しました。
きっと表情が硬くなる流羽。
「養子に出せって・・・この前はそんな話しなかった！
あたしをだましたの！？」
ひよりに抱かれていた愛流をもぎとり、
敵意をむきだしにして激しさを増す流羽。
「絶対に嫌！あたしが愛流を幸せにするの！」
母親の剣幕におびえて再び泣き出す愛流ですが、
流羽はそちらも激しく叱責します。
「もう！泣かないでよ愛流！」
ひよりは突然こんな話をしたことを謝りながら、
「でも今の状態の流羽さんを見過ごせないんです。
このままでは流羽さんも愛流ちゃんもお母さんも、
みんな共倒れになってしまう・・・」
「ひよりさんに何がわかるの！？子供を産んだこともないくせに！」
ググっとひよりの拳が握られて少し震えますが、
表情は冷静さを保っています。
偉そうに言わないで・・・と言いかける流羽にかぶせて、
「あります」
え？・・・と尋ねる流羽。
「私は16歳の時に出産して、その子を養子に出しました。
だから誰よりも流羽さんの気持ちがわかるんです！」
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以上がかぞくを編むの最新話『9話』のネタバレでした！
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かぞくを編むの最新話『9話』の感想と考察
かぞくを編むの最新話9話は、
行き詰ったシングルマザーの巻でした。
今回は乳児を抱えて母親もケガで入院、
どちらの面倒もみつつ生活を支えるために
働かなければならない流羽の物語。
確かによくある話のようですが、
身に迫って切なく感じられましたね。
需要はかなりあるのに乳児の受け入れ先が少ないという
現代の問題もしっかり切り込んでいますし、
ひとりひとりがこの先を考えさせられるようでした。
ラスト、衝撃のひよりの過去の告白。
この大きな優しさと明るさはやはり、
何かあって育まれたものだったのですね。
次回はどう流羽が説得されるのか、
心待ちにしていましょう！
まとめ
ここまでかぞくを編むの最新話『9話』のネタバレや感想、考察をご紹介してきましたが、
いかがだったでしょうか？
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