こちらの記事では2019年8月1日に発売された傘寿まり子の最新話61話のネタバレや感想、考察

文字だけご紹介しております。

 

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傘寿まり子の最新話『 61話』のネタバレ

不満だらけの蝶子となだめるまり子

ついに小桜蝶子の新刊発売イベントの当日を迎えます。

 

会場には、進藤が来ることを知った佐野も訪れていました。

 

蝶子に会おうとする彼は、

スタッフに出版社の人間だと偽ります。

 

佐野は、蝶子にお祝いを言いたいと告げますが、

身分を証明するもの求めるスタッフの男性。

 

そんなものはもちあわせていない佐野は、潔く引き下がります。

 

まり子が控室に入ると、

蝶子が不機嫌そうにヘアスタイルをセットアップされていました。

 

結婚式が出来ないことを不満に思っているのです。

「ねえ あたいフラれちゃったの?」

そう訊ねる蝶子に、まり子はアッサリと、

「今回はね」

と答えます。

 

ショックを受ける蝶子にまり子は、

かつて蝶子自身が小説の中で語っていた言葉を投げかけます。

 

「恋愛ってのはいくつになってもお互いの呼吸が大事」

いくらなだめても、蝶子は納得してくれません。

 

ついにまり子も切れました。

「蝶子さんが今日一番会いたい人は誰ですか」

そう大声で怒られた蝶子は気が付きます。

 

「読者……」

そして、さらなるまり子の説得で、

やっと気持ちが明るい方に向き始めた蝶子でした。

 

しかし、進藤が会場に到着していることに気が付いたスタッフが、

それを告げに来てしまいました。

 

これでまた蝶子の燃え上がる気持ちが再燃してしまいます。

「カオルちゃあああん」

離せと大暴れする蝶子をスタッフと二人係で抑え込むまり子でした。

 

新刊発売イベント開始

会場となる書店内では、進藤と佐野がニアミスしつつも、

まだお互いの存在に気が付かないでいます。

 

そして、控室からなだれ込むように会場に訪れた蝶子でしたが、

会場のファンの盛り上がりを見ると、すぐに気持ちが切り替わります。

 

生来のチヤホヤされたがりが功を奏しました。

「あたいだよー!ただいまー」

会場は盛り上がります。

 

蝶子のトークが終わり、プレゼント付きのじゃんけん大会が始まりました。

 

最終的に残った二人が、なんと進藤と佐野でした!

 

ずっと二人が会わないようにと願っていたまり子は青ざめます。

 

しかし、今はどうすることも出来ません。

 

……なかなか決着がつかないじゃんけん大会。

「すみません やっぱり辞退します」

進藤が自分から闘いから降りました。

 

自動的に残った佐野の勝利となるところですが、

なぜか佐野も辞退してしまいます。

 

会場はざわつきますが、休憩をはさんでサイン会の準備となりました。

 

気が付くと佐野は消え、自宅の庭から摘んだ花を携えた進藤が、

蝶子にお祝いを言いに来ます。

 

蝶子はまだ彼との結婚式をしたいと思っていますが、

進藤は望んでいません。

が進藤は言います。

「わざわざ結婚せんでも お互い達者でいれば友達ではいられる」

蝶子は納得できず、モヤモヤした気持ちをもらった花にぶつけます。

 

もしゃもしゃと花を食べ始めた蝶子を、

毒があるかもしれないからと佐野は止めるのでした。

 

進藤が花の毒を用いたミステリーの話をしていた時、まり子は気づきます。

 

佐野が近づいてきたのです。

ぞぞぞぞぞぞ

まり子は佐野の存在に、強い恐れを感じました。

 

佐野の若かりし頃の記憶

お前の何気なさが

僕を突き落とす

何度も 何度も

佐野は昔のことを思い出していました。

 

昭和40年代。

佐野はまだ大学生ながら、すでに文壇にデビューしていました。

 

友人たちは彼の才能をもてはやします。

有名な出版社からのオファーも、佐野には余計なものでした。

 

彼にとっては「カドヤ」のクリームパンの方を食べられない事の方が大問題です。

 

同級生を使い走りにして、クリームパンがないことに不満を言う佐野。

 

そんな佐野の目に、パンの耳を口にする若者が目に入ります。

(貧乏くさいな)

そう思いながらも、その青年が手にしているのは「カドヤ」の袋です。

 

会話を聞いていると、青年はカドヤでアルバイトをしているようです。

 

そして、青年が進藤という名前であることが解りました。

 

進藤……それは、新しく新青文に入会した人物なのを思い出す佐野。

 

友人いわく、なかなかの文を書くとか。

 

思い出した佐野は、進藤の小説に目を通します。

 

文書は悪くないが、ストーリーは平凡で、

進藤の見た目通り人物が地味であかぬけないと、

心のなかで評します。

 

友人にチヤホヤされ、一人、彼らより高い所にいることを自負する佐野。

 

そんな佐野に、ある日進藤が声をかけてきました。

「ペンフレンドにならないか 君と文章を交換してみたい」

忙しいからと断った佐野は、進藤を身の程知らずと軽蔑します。

 

佐野を評価し、明るく引き下がる進藤。

(そのときのボクは知らなかった、あいつがボクをつきおとすなんて)

 

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以上が傘寿まり子のネタバレでした!

ここまで読んでいただければ、ある程度の内容はわかったかと思いますが、

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傘寿まり子の最新話『 61話』の感想と考察

ニアミスを繰り返しつつ、ついに進藤と佐野が顔合わせしてしまうという、

ドキドキの回でした!

 

控室ではじたばたする蝶子さんが見ものでしたね。

 

相手の同意もなく結婚式なんてできもしないことは、

分かっているでしょうに、

彼女らしい常識の無さはここまでくると微笑ましいほどです。

 

そんな面倒な蝶子さんを、まり子さんはうまくなだめていますね。

 

蝶子さん自身の言葉を使いつつ、

そして、今日は蝶子さんを大好きなファンがつめかけていることを

思い出させるのはさすがです!

 

それにしても、まり子さんはいまいちスタッフには恵まれていない

感じがします(苦笑)

 

佐野が会場に来てしまったのも、もとをただせばスタッフのせいです。

 

情報の取り扱いは、くれぐれも気をつけなきゃなと、

この漫画を読んでいると思わずにはいられません。

 

佐野が進藤を憎んでいる理由が、だんだんわかってきました。

 

でも、それは完全に逆恨みというものにしか感じされません。

 

若い頃にちやほやされていた佐野も、気持ち悪いな~と思います。

 

まあ、若いうちにもてはやされた人間にはありがちですが、

佐野はそのまま成長してしまった感じですね。

 

次回は、佐野がどんなアクションを起こすのか、ドキドキします!!

 

まとめ

ここまで傘寿まり子の最新話61話のネタバレや感想、考察をご紹介してきましたが、

いかがだったでしょうか?

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