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H/P ホスピタルポリスの勤務日誌の最新話『 61話』のネタバレ
◆病院の隠蔽体質
院内交番で勤務する恋河内環（こいごうちたまき）。
パトロールする姿も様になってきた彼女の前に、
大ボスである村上地域部長が訊ねてきます。
彼は、院内警察の発案者でもありました。
村上は、病院には隠ぺい体質があると告げます。
「10年くらい前 脳神経外科で大きな事件があってね」
そこから院内警察の案はあったものの、
なかなか形にはならなかったと言います。
「でも2年前に事件が起こって…」
そう話しかけた村上。
しかし、恋河内が暗い表情をした少年に目が行っているのに気づき、
話を切りあげました。
仕事に戻った恋河内は、少年に話しかけます。
少年は自分が入院患者だと不機嫌そうに答えます。
耳の後ろを打って頭の骨が折れたというのです。
すたすたとその場から逃れようとする少年を、
恋河内はひき止めようとしました。
が、彼は体よく恋河内から逃げおおせます。
何か気がかりなその少年のことを、
後輩の福士令王（ふくしれお）が、知っていました。
特別室の少年
脳神経外科の特別室に、その少年は入院していました。
彼が病室に戻っているのを確認し、安心した恋河内は自己紹介します。
彼女が警察官と知ると、なぜか嬉しそうな表情になる少年。
少年の父親は、少年が迷子になっていたものと勘違いし注意します。
恋河内はそうではないと否定し、 少年に謝ります。
少年の名は宮丸光太。
彼は自宅でケガをして、硬膜外出血で入院していたのです。
しかし、1週間の様子見入院で済んで、本日退院するとのことでした。
父親は光太を甘やかしすぎたと医師や恋河内に謝罪します。
母親も付き添い、病院を後にする三人を恋河内は見送ります。
傍にいた福士が彼女に教えます。
父親はITキングといわれる新興IT企業の、
宮丸システムズの社長なのだと。
忙しいはずだが、両親揃って付き添っているといいます。
そんな光太ですが、悪評高い少年でした。
ワガママ放題で看護師たちも手を焼いています。
「ご両親があれで子供は何でああなのか…」
そんな声も聞かれました。
光太との再会
半月後、恋河内は光太と再会します。
恋河内の足元に、一台のパトカーのミニカーがぶつかりました。
それは光太自身が組み立てたものでした。
彼は、脳神経外科の診察でやってきていたのです。
「ね、光太くん もしかして警察のこともかっこいいとおもってる」
そう訊ねる恋河内に、光太はすなおに認めます。
「お巡りさんは弱い人を助けてくれるんだろ」
光太も警察官を目指してはどうかという恋河内に、彼は強く否定します。
自分はバカだから、無理だと。
さらに嘘つきで、弱いとも。
恋河内は、人はみんな弱いから、
他人に助けてもらってやっと強くなれると告げます。
「光太君の望み 私に教えて」
そう恋河内は彼に手を差し伸べます。
しかし、光太の父が彼を呼びます。
待合室に戻りなさいと言われ、すぐに立ち上がって行ってしまう光太。
恋河内の手にはまだミニカーが残っています。
恋河内を振り向いて、行ってしまった二人の姿が、
彼女の目に焼き付きました…。
数日後、光太の主治医の山崎医師を見かけた恋河内が話しかけます。
パトカーを山崎医師経由で返したいと思っていたのでした。
だが、光太の診察は結構先になっていると言います。
そういえば、と山崎医師は自分がやるべきことを忘れていたことに気が付きます。
光太の主治医である小児科医に、確認することがあったのです。
そこで、総合診療科で、光太のカルテの確認をすることになり、
恋河内もついていくことにしました。
光太のカルテを確認していると、おかしなことに気が付きました。
彼のレントゲン画像がないというのです。
調べてみると、レントゲン科の技師が光太の父の圧力により、
隠ぺいしていたのが分かったのでした！
削除されてレントゲン画像には、
光太のあばら骨の骨折が何か所も映っており、
さらにそれは回を増すごとに増えて行っているようだと言うのです。
事故でもない限り、子供の骨折で考えられ可能性が高いのは虐待です。
頭の怪我も虐待の可能性があると、関係者一同気が付きます。
父親がいつも付き添っていたのも、
あかるみに出るのを避けていたのかもしれません。
恋河内は、初めて逢った時の光太の表情を思い出します。
まるで、家に帰るのを恐れているように、
院内をさまよっていたように思えました。
彼女が光太の学校に電話をしてみると、
退院後もずっと出席していないという事が分かりました。
恋河内は、すぐにも光太の自宅へ向かおうとしますが、先輩警官に止められます。
今は証拠がないのです。
この状態では、さらにガードがきつくなって光太を救えないかもしれないと言われ、
恋河内は動けなくなりました。
しかし、このままでは、光太の命が危ないのです……！！
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以上がH/P ホスピタルポリスの勤務日誌のネタバレでした！
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H/P ホスピタルポリスの勤務日誌の最新話『 4話』の感想と考察
病院の隠ぺいだけではなく、
エリートビジネスマンの虐待行為という問題が沸き起こった恐るべき回でしたね。
恋河内が出逢った少年・光太は、悪評で病院中で有名でした。
子供があまりにもわがままなのには、大概裏があるものです。
このご時世、「虐待」のニュースに心を痛めているのではないでしょうか。
しかし、ほとんどの場合、自分の仕事にばかり目が行ってしまい、
他人の子供の異常に気が付きにくいのもよくあることでしょう。
看護師さんたちも、いつも忙しいでしょうから、
なかなかその異常には気が付きにくいと思います。
でも、そんな異常をこそ、外側の人間・院内警察が気づいてあげられる。
現実にもそうなると良いと思わずにはいられません。
ある説によると、病院にはたくさんの虐待児が訪れていると言います。
でも、医師も気が付いても
今のこの国の法律ではなかなか救うのが難しいようです。
せめて作品の世界の子供たちだけでも、救われることを強く望みます。
社会的に成功して、まるでイイ父親の光太の父。
(もちろん、「虐待」はまだ可能性の話ではありますが…。)
彼の裏の顔が、次回は出るのでしょうか。
恋河内はどうやって光太を救うのか、見逃せませんね！
まとめ
ここまでH/P ホスピタルポリスの勤務日誌の最新話4話のネタバレや感想、考察をご紹介してきましたが、
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