こちらの記事では(2019年9月14日)に発売された
呪術廻戦の最新話『75話』のネタバレや感想、考察を
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呪術廻戦の最新話『75話』のネタバレ
違和感
〝術式反転〟を使って身体を回復させた五条悟。
今度は、悟が伏黒の下へ攻め入りました。
悟の術式、『赫』で吹き飛ばされた伏黒・・・。
「骨はいってねぇな・・・今の衝撃波が無下限呪術術式反転『赫』か・・・」
伏黒は悟の技を分析します。
伏黒が把握している悟の術式は3種類ありました。
①〝止める力〟ニュートラルな無下限呪術
②〝引きよせる力〟強化した無下限呪術『蒼』
③〝弾く力〟術式反転『赫』
無下限呪術の〝止める力〟を応用し、他の技を創りだしている悟。
「全て・・・問題なし」
伏黒はそう呟きます。
伏黒は自分にとって最大の武器『天逆鉾』を取り出し・・・鎖を取り付けました。
それによって、先端に短剣を付けた分銅を作りだしたのです。
この『天逆鉾』は相手の術式を強制解除する特級武具。
この武器によって、悟の〝止める力〟は無効化されます。
〝引きよせる力〟は鎖でリーチを伸ばした武具と、
自分の驚異的なスピードがあれば対処可能。
〝弾く力は〟タイミングさえ計れば武具で無効化できる
と伏黒は判断しました、。
しかし・・・伏黒が感じているのは・・・〝違和感〟・・・。
悟を見て、一瞬止まる伏黒。
「・・・・いや、これでいい」
自分に言い聞かせるように、伏黒は呟きました。
「・・・殺す」
そう言う伏黒は、戦う決意を固めたのです。
最強の覚醒
「ごめん天内・・・」
一方の悟は、天内に後ろめたい気持ちを持っていました。
なぜなら・・・悟が伏黒の前に現われた理由。
それが、天内を殺された事への怒りや敵討ちではなかったからです。
「今はただただ・・・この世界が心地良い・・・」
悟は不思議な感覚にとらわれています。
怒りや憎しみはなく、殺されそうになった、
仲間を殺した敵を目の前にしても、気分が良いのです。
「天上天下・・・唯我独尊」
悟はそう呟きました。
そんな悟に伏黒は攻撃を仕掛けます。
鎖でリーチを伸ばした鉾を投げつける伏黒・・・。
その軌道を、悟は冷静に追っていました。
悟の持つ無下限呪術は、五条家に代々伝わる相伝の術式です。
そのメリットは歴代の築いた術式の見本があること・・・。
一方で、デメリットは術式の情報が漏れやすいことだ
と悟は考えていました。
伏黒の生まれは『禅院家』と呼ばれる御三家の一角の家です。
悟の無下限呪術のことは、当然把握されていることは間違いありません。
「だがコレは・・・五条家の中でもごく一部の人間しか知らない・・・」
そう考える悟は、伏黒を仕留める技を出そうとしているのです。
それは、順転と反転、それぞれの無限を衝突させることで
生成される質量を押し出す術式。
「虚式・・・『茈』」
違和感の正体
「タダ働きなんてゴメンだね」
いつもの伏黒であれば、そう言ってトンズラしたはずです。
依頼を達成した伏黒には、悟と戦うメリットはなかったのです。
しかし、目の前にいるのは覚醒した無下限呪術の使い手。
恐らく現代最強と成った術師を見た伏黒は・・・・。
「ねじ伏せてみたくなった・・・俺を否定した禅院家・呪術界の頂点を・・・」
伏黒は自分を肯定するために、いつもの自分を曲げてしまったのです。
「その時点で負けていた・・・」
そう気付いたところで、遅すぎました。
伏黒の左腕から左脇腹が、えぐられて跡形もなくなっているのです。
「自尊心は捨てたろ・・・」
伏黒は呟きました。
伏黒は、自分も他人も尊ぶことない生き方を選んだはずでした。
生まれたての我が子を笑顔で抱きしめた記憶も忘れ去ったはずだったのです・・・。
しかし・・・死を目の前にし、その記憶が蘇っています。
「最後に言い残すことはあるか?」
悟は伏黒に尋ねます。
「・・・・・ねぇよ」
伏黒はそう返しましたが・・・。
その瞬間に思い浮かんだのは、息子の顔・・・。
黙り込む伏黒が口を開きます。
「2・3年もしたら俺のガキが禅院家に売られる・・・好きにしろ」
死の間際に現われたのは・・・無くしたはずの〝心〟・・・!
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以上が呪術廻戦の最新話『75話』のネタバレでした!
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呪術廻戦の最新話『75話』の感想と考察
悟VS伏黒の第2ラウンドの決着が着きました。
空間ごとえぐりとるような悟の術式は
伏黒のスピードと反射神経を持ってしても防げなかったようです・・・。
死んだと見せかけてからの逆転は予想外で読み応えがありました!
ただ、悟の覚醒と大技以上に印象に残ったのが伏黒の最後ですね。
冷徹非道な伏黒が最後に見せた〝心〟。
呪力のない伏黒は、
御三家の一角である禅院家で苦しい思いをしてきたのでしょう。
そんな過去から自尊心を失い、我が子を捨てることになったのだと思います。
しかし、最後は自分のために戦いました。
そして、決着がついた後・・・。
不器用ではありますが、悟に頼んだのでしょう。
〝自分の息子を頼む〟と・・・。
禅院家や呪術界を裏切ったことで、伏黒の立場は最悪の状況です。
自分が死んだ後の息子の身を按じての言葉だと思います。
呪力のない伏黒は、悟のように復活することはないでしょう。
それも、寂しく感じるような、感動的な1話でした!!
まとめ
ここまで呪術廻戦の最新話『75話』のネタバレや感想、考察をご紹介してきましたが、
いかがだったでしょうか?
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