こちらの記事では(2019年8月28日)に発売された巨竜戦記の最新話『4話』のネタバレや感想、考察

文字だけご紹介しております。

 

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巨竜戦記の最新話『4話』のネタバレ

殺戮の記憶

目を覚ました鋼、

気がつけばどこかの和室で布団に寝かされている。

 

自分はどこに居るのかといぶかるまもなく

直ぐ隣では小宵が文机に座って何か書き物をしていました

 

小宵によれば鋼はあの後、

気を失って丸2日間寝ていたのだという。

 

鋼は二日寝ていたということに驚きながら

「あの後」という言葉の意味するものを思い出していました。

 

自分の体から飛び出した何かが

目の前の人を残虐な方法で切り殺したことに耐え切れず、

右肩に残された鱗のような傷口の部分を抱えて震えている。

 

筆で何かを書いていた小宵は手を止めて鋼に語る。

 

あのことは「剣」が暴走したことによる事故、

鋼の意志は関係ないというのです。

 

相手側の慈竜会も、事件を表ざたにしたくはないらしく

警察にも届けられては居ないようです。

 

「だから、あなたはそんな小さなことに囚われなくてもいいの」

 

望んだ力

何が起こったのかが分かっていない鋼にとっては

これを小さなこととは思えません。

 

彼の体に突然何かが入り込み、気がついたら次の瞬間には

目の前で人が切り殺されていた

 

自分の体はどうなったのか、

あれは一体なんだったのか。

 

小宵は鋼の右肩を見て、これは鋼が望んだ力だという。

 

竜を殺したいと願ったことにより鋼は「剣」に選ばれたのだ。

もう後戻りはできない、と。

 

鋼は自分が栞を救いたいと思い、

そのために竜を殺したいと考えたが

そのことと今自分に起こっている変化の関係がわかりません。

 

そこへ優が駆け込んできた

「大変だ!!「慈竜会」の“予言”が・・・」

言葉をとぎらせ、目を覚ました鋼を見て安堵する優、

倒れた鋼をここまで運んだのは優だったのです。

 

鋼に、体は大丈夫かと気遣う優、

鋼は優も自分が化け物に変わった場面を見ていたことに思い至り、

これ以上自分には近づくなと叫びました。

 

自分はもう、普通の人間ではないと慟哭する鋼に

お前はお前、何も変わっていないと抱き寄せる優。

 

お前のことは・・・俺が必ず守ってやる

 

鋼にコップを差し出す小宵

寝ていた二日分の栄養の補給だといいます。

 

鋼は一気に飲み干しましたが、

あまりよい味の液体ではありませんでした。

 

小宵は鋼と優をつれ、

歴史の勉強だといって地下室へ移動します。

 

竜の伝説

鋼がそこで見たものは壁一面に張られた大きな絵、

そこには8つの頭を持つ竜が

一人の男に襲い掛かっている場面が描かれていました。

 

随分、古そうな絵です。

 

優が鋼に話しかけます。

「ここからは鋼にとって、すごく重要な話だ。よく聞いておけ。」

 

小宵が話し始めました、まず

あの流星群と供に現れた巨大生物を

なぜ“竜”と呼ぶようになったのだろう、と問いかけます。

 

鋼は質問の意味が良くわかりません。

 

あの姿、翼を持つ巨大は生き物を見れば

誰だって竜に似ているとおもうでしょう。

 

小宵はそうではない、と話を続けます。

 

宇宙からきたと思われる”竜“が

地球の空想の生物ににているというのはおかしい、

つまり、今回現れた“竜”は、実は過去に既に地球を訪れており

世界各地の神話に残されている竜はそれを基にしたものなのだと。

 

そして、日本においても竜についての記録が

『古事記』や『日本書紀』に残されており、

目の前の絵に描かれているのがその竜、

八岐大蛇(ヤマタノオロチ)なのだと。

 

かつて、日本は八岐大蛇によって滅亡の淵にまで追い込まれ

そのとき現れ八岐大蛇を退治したといわれる英雄が

「須佐之男命(スサノオノミコト)」

 

日本神話に描かれている神は実在したのです。

 

須佐之男命は神ではなく、

実在の人間でありながら“竜”と戦い、これを倒しました。

 

神でもない人がどうやって竜と戦ったのか、と不思議に思う鋼は

自分の身に起こっている変化に思い至りました。

 

「この国を救った“須佐之男命”とは、

日本で始めての“叢雲(むらくも)の剣”に選ばれし者

あなたの中には今、彼と同じ“剣(もの)”が宿ってる。」

「再び始まった人類と竜の戦争を、あなたが終わらせるの!!」

 

予言の竜

衝撃的な事実と、

自分に与えられた役割を受け止めきれずに動揺する鋼、

その時、大きな震動が部屋を揺さぶりました。

 

愕然として声を上げる優

「来た・・・本当に・・・!!」

慈竜会が予言の動画を上げていたのです。

 

今日 この時間に再び、“竜”が現れる、と。

 

どこかに巨大な何かが落下したようです。

 

ネットでは近くで撮影された写真がアップされ、

隕石ではないかと騒ぎになっています。

 

竜が現れるのを予言できるのかととまどう鋼、

小宵が一言つぶやきました。

「“三種の神器”」

 

鋼の右手に痛みが走り、

前腕部が巨大な生物に変化していきます。

 

叫び声を上げる鋼は右腕を抱え込んで崩折れました。

 

小宵の声が続きます

「ほら・・・“剣”も言ってるわ・・・“竜”を滅ぼし、この国を救えと。」

 

歯を食いしばって苦しみに耐える鋼。

 

「知らねーよ、国を救うとかそんなデカイ話・・・

でも、俺は行く・・・!!確かめたいんだ・・・

“竜”の腹を斬り裂いて、栞が生きてるかどうかを!!」

 

鋼の右半身が変形し、顔も半分は奇怪な鱗に覆われてゆきます。

 

その瞬間、視界がぼやけ鋼は床に倒れてしまいました。

 

さっき小宵が手渡したコップの中に何かが入っていたのです。

 

倒れて身動きの出来ない鋼を地下室に閉じ込め、

鉄格子の扉を閉じて鍵をかける小宵に優が聞きただします

「ここまでする必要あったのかよ・・・」

 

震える腕を押さえて小宵が答えます

「今は・・・仕方ないの・・・

日本を救うために、彼を行かせるわけにはいかない

 

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以上が巨竜戦記の最新話『4話』のネタバレでした!

ここまで読んでいただければ、ある程度の内容はわかったかと思いますが、

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巨竜戦記の最新話『4話』の感想と考察

世界各地に残されている竜の伝説や神話をテーマにして

日本の古事記をベースにした八岐大蛇とスサノオの神話

ストーリーの基礎として持ち出されました。

 

第一陣として竜の侵攻が始まったようですが、

小宵は鋼を幽閉してしまいました。

 

現時点では鋼は”剣”の持つ力を

コントロールできていないようなので、そのための処置でしょうか?

優は何かを知っているようですが、読者にとってはまだ情報不足ですね。

 

鋼が別のものに姿を変えていく様子を見ていると

どうも彼自身が竜に返信していくように見えるのですが

“剣”の効果というのは、人を竜に変えるのでしょうか。

 

竜はどんな生き物なのか、小宵の目的は何か

“剣”の力と鋼の能力、そして栞の命は失われたのか、

次号の展開を楽しみに待ちましょう。

 

まとめ

ここまで巨竜戦記の最新話『4話』のネタバレや感想、考察をご紹介してきましたが、

いかがだったでしょうか?

 

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