こちらの記事では(2019年8月7日)に発売された巨竜戦記の最新話2話のネタバレや感想、考察を
文字だけご紹介しております。
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巨竜戦記の最新話『2話』のネタバレ
繰り返される悪夢
「栞ぃ!!」
鋼は、栞が竜に喰われたあの瞬間を、
悪夢という形で何度も味わっていた。
「本当は俺が死ぬべきだった……」
そう呟いてしまう。
親友の優には諫められるが、
今は、どんな言葉も耳に入らなかった。
「ちょっと、1人にさせてくれ……」
土砂降りの雨の中、
鋼は、栞が死んだあの川原に来ていた。
雨によって濁流となった川に歩み寄る鋼。
自分が許せず、
自分が憎い。
鋼は、死ぬことを決意していた。
いざ飛び込もうとしたその瞬間、
背後に人影が現れる。
振り向くと、
小柄な老人がお供え物を食べていた。
「これはここで亡くなった人たちに手向けられたもので……
ダメでしょ!食べちゃ!」
「死んだ人間はどーせ喰えんじゃろ。それ食って何が悪い?」
ついさっきまで死のうとしていたことも忘れ、
呆気にとられる鋼。
老人はその上、鋼が供え物を横取りしようとしていると決めつけ、
大声で叫びだす始末である。
「わしのじゃあああ! 食いもんは全部わしのじゃー!」
彼が暴れたことによって、
その懐から小さな人形が落ちていく。
それは川に入り、流されていってしまった。
「ばぁさぁあああん!!」
生きる老人と死のうとする鋼
「あれはばあさんの唯一の形見じゃった……全部お前のせいじゃ」
「今の俺じゃ何もしてあげられない。せめて、代わりになるものを……」
「じゃあスマホよこせ」
先ほどまで泣いていたはずの老人が
けろりとして言う。
(このじいちゃん、まさかわざと!?)
少し悩んだが、
鋼は死のうとしている身。
もはや、スマホも必要のないものだ。
老人にスマホを手渡し、
再び栞の元へ行こうとする鋼だったが、
老人に呼び止められ、スマホの使い方を教えることに。
(めんどくせーのに捕まっちまったー)
スマホの使い方を教える内、
鋼は老人や世間について色々なことを知る。
老人が避難所を使わず、今もなお住んでいること。
「竜」による災害が隕石によるものだと
世間には知られていること。
ネット上にはすでに「竜」の動画が多数あがっていること。
政府は恐らく、竜の実態を隠蔽しようとしていること――
「なんじゃ、あいつら?」
老人が何かを発見する。
そこには、白い防護服を着た一行が、
何かのサンプルを採取していた。
「こんなモンほんとに役に立つのかね」
「いいから残らず採取しろ、時間がない」
「ん?時間?」
「対策本部から通達があったんだよ。
近いうちに、再び竜がやってくる」
鋼が「やりたいこと」
鋼は、老人と一緒に
立派な家に来ていた。
老人が言うには、
この家は自分の家で、ここに探し物が
あるのだという。
「確かな、そのへんだったと思うんじゃ~」
老人はスマホをいじりながら、
鋼に指示を出す。
彼の言う所を掘り出していくと、
そこには無残な姿の焼死体があった。
「おお、そんなところにおったか。
こりゃ竜に殺された、わしの娘じゃ」
無残な焼死体を見ながら呟く。
鋼は、彼の心中を想像した。
娘を失った老人の気持ちを。
孤独の中、必死で生きてきた彼の強さを。
「大切な人を失った悲しみはわかるよ。
俺も、同じだから」
「大切な人って……」
「誰のことじゃーーーー!?」
あろうことか老人は、
娘の焼死体の頭を蹴飛ばした。
彼が探していたのは娘の死体などではなく、
その近くにある缶詰だったのだ。
彼は言う。
「竜」が来る前こそ地獄だった、と。
妻に先立たれてから、
家族は遺産を目当てに老人の死を願うようになったのだ。
特に娘は、
老人の食事に少しずつ毒を盛っていた。
弱り切った心身で死を望み、
あとは死ぬしかないというとき――
老人の前に現れたのが竜だった。
だからこそ、老人は今、幸せなのだと。
彼にとって、竜は救いの神なのだと。
しかし、鋼はそれに納得がいかなかった。
「もう今までと同じ日常は戻ってこないんだ!
そんなの、楽しいわけないだろ!!」
「あん?だからそりゃ他人の話じゃろ。それに、わしのせいじゃねーし」
「竜は災害みたいなものだから仕方ないって言ってた割には、
お前ずっと怒ってるぞ。一体、何をしたいんじゃ?」
その問いかけに、鋼はもう一度自問する。
自分は何をしたいのか。
死にたいのか。
漫然と生きたいのか。
違う。
鋼のやりたいことは――
「俺は、竜を、殺したいんだ」
自分の目的をはっきりとさせ、
生きることを決めた鋼。
老人が、そんな鋼を見て、にやりと笑った。
「合格じゃ」
「は?」
「見つけたんじゃろ、自分なりの答えを」
老人からこれを返す、とスマホを手渡される。
そこには、鋼が栞に送ったメッセージに、
既読がついている画面が表示されていた。
「気になるか? その秘密が知りたければ、わしについてこい」
斗龍神社にて
老人に連れてこられたのは、
昔、栞と鋼がかくれんぼをした神社だった。
老人が呼びかけると、
神社の奥から木箱を持った巫女が現れる。
彼女は言う。
命と引き換えに、竜を殺してくれないか、と。
困惑する鋼に、
巫女は重ねていった。
「本来は私の役割だった……
でも、あの日私は、竜を殺せなかった。
竜は必ずまたやってくる……わかるの。古より定められた宿命だから」
「私は神代小宵。大いなる災い、竜と闘う一族の末裔」
今宵は言う。
彼女は、竜を殺せる唯一の武器、
「叢雲の剣」に選ばれる人間を探しているのだと。
そのために、
竜に対して強い憎悪を持つ人間を探していたのだ、と。
「力を望むなら、使ってる剣を掴んで」
小宵に促され、
鋼は手を伸ばす。
全ては、竜を殺すために。
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以上が巨竜戦記のネタバレでした!
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巨竜戦記の最新話『2話』の感想と考察
いよいよ物語が本番に近づいている感じがしますね!
死のうとしていた鋼が、
生きることに全力を注いでいる老人と出会って、
自分のやりたいことを見定める流れは、
とても良い対比表現だったと思います!
さて、巫女さんこと小宵の持っていた箱の中身は、
予想通り「叢雲の剣」でしたね!
ちなみに叢雲の剣は、
草薙剣の別名です!
どんな形状なのか、
とても楽しみですね!
そして、食われた栞のスマホが、
なぜ既読をつけることができたのかも気になります。
前回の表現で、
竜が飛び去ったとき、
まるで立ち消えるように消えたことと、
何か関係があるのでしょうか?
それらの謎が明かされるであろう今後に、
ぜひ期待したいところですね!
まとめ
ここまで巨竜戦記の最新話2話のネタバレや感想、考察をご紹介してきましたが、
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