こちらの記事では(2019年8月7日)に発売された舞妓さんちのまかないさんの最新話『127話』のネタバレや感想、考察を
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舞妓さんちのまかないさんの最新話『127話』のネタバレ
盛夏のお仕事
売れっ子の百はなは今日も大忙し。
夏は行事も多い為に、
なにかと舞妓さんを連れていきたい人が大勢いるのです。
合間合間に休みつつ、
百はなは幼馴染の健太に想いを馳せます。
気になるのは彼ら野球チームの勝敗の行方です。
(今日勝って、次の次が決勝やから、そしたら…)
青森野球部の試合を、指折り数える百はな。
頭の中では健太の精一杯の心遣いの言葉でいっぱいです。
「甲子園ならお前らも出てきやすいだろ」
大昔と違い、舞妓に自由がないわけではありませんが
百はなも、もちろんキヨも、
おいそれと長期外出なぞ出来ない身です。
2人はまだ若く修行中の身なのですから当然ですが、
健太は「だったら自分がそちらに行く」という
男らしい決意をもってして、勝利をつかみ取ろうとしています。
健太に逢いたい百はなは、
彼の姿を思い出して思わず赤面…。したところで、
また勘のいい百子さん姉さんに声をかけられます。
「ないしょの君がどうかしたん?」
人目もはばからずのんびりと尋ねてくる彼女に、
百はな大慌て。
それでも百はなの恋してはる――と言いつのる口を
必死で抑えて場をしのぐのでした。
さて、お客様が来ると、百はなも仕事モードに入ります。
艶やかな衣装に身を包みゆくは「川床」。
ようするに川の岸部にせりだしたデッキのような建造物です。
他と違うのは華美な設備は一切なく、
川音と風情をただ楽しむ場所ということでしょう。
歌舞音曲は当然禁じられています。
(川の音、水のにおい、かえるの声)
川のせせらぎにふと、昔を想起する百はな…。
思い出す夏の日
ある夏のことです。
のどかなあぜ道で、座り込む幼き日の百はなこと「すみれ」。
かえるの合唱が聞こえる中、懸命な顔で、
田んぼの中へと手に掴んだ棒を伸ばします。
そこへ通りかかるは健太。
どうしたと聞く彼に、安堵したのか一気に涙目になるすみれ。
棒の先を示します。
小学生が手を伸ばしたくらいでは届かない距離に
愛らしい女児向けのヘアピンが浮いていました。
泣き出してしまった彼女にあきれながらも、
足をまくり田んぼの中へ歩み、取ってきてくれる健太。
泣きべそをかきながらお礼を繰り返すすみれ。
実はこのヘアピンは「キヨのプレゼント」だったのでした。
理由を聞いて、眉尻を下げる健太。
田んぼから上がってくる彼に
預かっていた荷物を返す際、
すみれはチャックから除いたラスクに気づきます。
これも実は「キヨのつくったもの」。
「今日試合だっつったら作ってくれた」
と、帽子で照れた顔を隠して教えてくれる健太。
すみれも顔をほころばせます。
この2人は本当にキヨが大好きなんですね。
勝ったかどうかを聞くすみれに、
健太はこともなげに言い返します。
「これ食ったんだぞ。勝ったに決まってんだろ」
逢いたい、逢えない
健太に恋をしていても、
本来恋敵であるキヨへの敵愾心は抱かない。
ありし日の大切な思い出として心にしまう百はな…。
お客様が雨が降りそうということで、中へ引っ込むことに。
川床の仕事が終わると、すぐにお座敷の準備がされました。
エアコンが存在しない川床は
かなり体力を使う場ですが、
百はなも慣れてきたのかへこたれる様子はなさそうです。
準備をしてくれた人にお礼をいい、
熱中症にならぬよう台所へ水を飲みに階下へ行きます。
するとふすまの向こうで、
百子さん姉さんが話している声が聞こえてきました。
他の芸舞妓さんに
「スマホの使い方を知らないから教えてくれ」という内容ですが、
教えていたら日が暮れそうな彼女にかわり
慌ててスマホを検索する同僚。
何調べたいんどすか?と聞かれて、
「青森県」
「高校野球」
「東高校」
と次々上げていく百子さん姉さん…。
試合の様子を中々リアルタイムで探ることもできない
百はなは、聞こえてきた情報に思わず耳を澄ませます。
しかし聞こえてきたのは――
「あかんかったみたいどす。東高校、負けてはる」
声も出ない百はなは廊下に立ち尽くします。
きっと逢えると、信じていたのに――。
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以上が舞妓さんちのまかないさんの最新話『127話』のネタバレでした!
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舞妓さんちのまかないさんの最新話『127話』の感想と考察
漫画といえど、
約束はそうそう簡単には果たされないのですね…。
よく「この試合に勝ったら告白する」などがありますが、
個人競技ならばともかく
野球ではなかなか無理なのではないでしょうか?
健太はストイックに取り組む少年のようですし、
このことが後々尾を引いて、
彼・彼女ら3人に亀裂を入れないといいのですが…。
そういえばキヨは健太の試合の行方を
きちんと把握できているのでしょうか?
百はなと違い、今か今かと勝敗を待つ焦燥感はなくとも、
気にはなっていることでしょう。
今夜のまかないを食べるとき、
百はなと深い話などするかもしれませんね。
それとも百はなは
自分の内に留めておくだけにしたいのでしょうか?
甲子園で京都付近まで行くことはかなわなくなったものの
別の理由をつけて健太がやってきたら、話が大きく動きそうですね。
今後とも百はなの健気さが楽しみな作品です。
まとめ
ここまで舞妓さんちのまかないさんの最新話『127話』のネタバレや感想、考察をご紹介してきましたが、
いかがだったでしょうか?
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