こちらの記事では(2019年8月7日)に発売された双亡亭壊すべしの最新話159話のネタバレや感想、考察を
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双亡亭壊すべしの最新話『159話』のネタバレ
アトリエに現れた式神
応尽が送り込んだ式神、是光は
緑朗を求めて
泥努のアトリエに忍び込んでいました。
泥努の怒りを惹き起こすことを怖れた
シノは是光を引き戻すうに諭しますが、
応尽はもう少しこのまま作戦を続けようと言い出します。
泥努のアトリエには
緑朗の霊体が隠れることの出来る体が
あるのだから、
そこに緑朗がいる可能性は高いと考えているのです。
応尽はうっかりしていたふりをするつもりです、
「だからよ・・・ちょいと揺さぶって、
それで殺せたら良し、
うまくいかなかったら
カン違いでしたって謝りに行くさ・・・」
その頃、泥努のアトリエでは
応尽の式神、是光が
泥努のカンバスの前でモデルを努める
紅を襲っていました。
頭部を九つにして紅を窺う是光、
身構える紅に対して
泥努は動かないように言います。
是光に立ち向かう泥努、
「おまえの中に緑朗が潜んでいるとでも
思っているのか・・・」
紅に襲い掛かる是光、
九つの頭部は紅につくほんのすこし前で
空中で破裂するように姿を消しました。
次の瞬間、是常の頭部は
床から伸び上がるように
紅の足元から襲い掛かります。
そのとき、紅の頭上から振り下ろされる
無数の拳が是常の頭部を床に叩きつけました。
是常は再び元の姿を現して泥努に対峙します。
泥努はこれが応尽の式神であることを見て取り
自分の命令で緑朗を追っており
紅の体内に逃げ込んだと思ったのだろう、と推察します。
応尽の計略
紅は泥努が是光を攻撃した事をいぶかしみ、
「お前は・・・今、私の守ったのか・・・？」
泥努は応えて言います、
「モデルだからな・・・それよりも・・・」
泥努は緑朗を殺せとは命じていないにもかかわらず
是光の紅への攻撃には
深い殺意の「色」があるといいます。
「応尽は・・・私の言う事を、無視するのか・・・」
そこに応尽が
明るく空とぼけた様子で現れました。
「やー悪イ悪イ、泥努サマ！
己等（おいら）カン違いしちまってよ！」
緑朗の霊体を殺すように言われたと思い込んで
是光に指示してしまった、と言い訳をします。
是光は紅の体の中に緑朗が隠れたと思い
紅を攻撃したのだ、と言訳をし
シノも自分が応尽に
うまく伝えられなかったことをわびました。
応尽は泥努が起こっていると思い込み、
お仕置きを覚悟しますが、泥努はそっけなく、
どうでもいいからこの場所を去るようにいいつけます。
応尽は、泥努が緑朗に興味をなくしたなら
かえって都合がよいので
このまま是光に緑朗を攻撃させるように命じます。
緑朗が逃げられないように
応尽が張った結界が、一箇所だけ切れている
アトリエの壁に開いた穴。
泥努の絵を塗りつぶす方法を知った緑朗は
その穴から逃げ出して
秘密を外の世界の人間に伝えようとするだろう
と読んでいるのです。
しかし、緑朗が紅から飛び出した瞬間に
是光が緑朗の霊体をとらえ
そのまま緑朗を食ってしまえばよい。
それを見て泥努が起こったら
自分が是光を抑えることができなかった
という言い訳を用意しています。
応尽たちにとっては
泥努の絵を人間の絵描きが塗りつぶすことが出来る
などということを知られてはならないのです。
応尽とシノを追い払う泥努、
ゆっくりと後ろを向きながら是光に指示をする応尽、
「是光、逃げるぞガキが。
目を離すんじゃ・・・！？」
応尽が是光に目をやると
式神は紅ではない方向を見ています。
「是光・・・、どこを見てる・・・？
どこを・・・まさか・・・」
是光が見ている視線の先には
キャンパスに向かう泥努の姿、
そして泥努の頭部から緑朗の霊体が抜け出し
上へ向かって飛び出す体制に入っています。
驚愕する応尽、
「な・・・！？」
次の瞬間、緑朗は壁の穴へ向かって
上へ飛び出していました。
「なんだとオオオ～」
緑朗を追って飛び上がる是光ですが
動きが一拍遅い。
泥努の策略
実は是光が姿を現す7分前、
緑朗の霊体がアトリエに姿を現しました。
紅は驚いてモデルのポーズを崩してしまいました、
それを見て泥努は、何かが来た事を察知し
自分の両目の下に絵筆で線を描きます。
泥努の言うには
自分は霊など見えるようになる必要はないが
これで霊を視ることも聞くことも
できるようになるのです。
泥努が緑朗を見つけ
「おまえが紅の弟なのだな・・・」と聞きます。
紅は自分がここに残るから
緑朗は逃がしてやるように懇願します、
そして緑朗になぜここに戻ってきたのかと聞きます。
緑朗はこの部屋の穴以外には逃げ道がないことを説明し、
「応尽が屋敷中に「結界」を張って
僕を殺そうと、是光ってヤツに追わせたんだ！」
これを聞いた泥努は表情を硬くし
「私はおまえをとらえろと言っただけだぞ」
追ってくる是光から逃げようと焦る緑朗の足を
泥努の背後から伸びる手が捕まえました。
腕は緑朗を泥努の肩口から体内に押し込み、
「天井へ飛ぶには・・・時間がない。
私の中に引っ込んでいるがいい。」
呆然とする緑朗。
泥努と紅だけになったアトリエに
式神是光が緑朗を追って入ってきたのでした。
緑朗、脱出なるか
元の時間にもどり、空中にとんだ緑朗は
下から迫る是光に追われながら考えています。
「なんで僕を隠した！？
なんで僕を逃がした！？
なんでだよ泥努！？」
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以上が双亡亭壊すべしのネタバレでした！
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双亡亭壊すべしの最新話『159話』の感想と考察
この泥努の緑朗に対する行為は
物語全部の中心人物である泥努というキャラクターが
そもそもいったい何をしようとしてるのかという
謎に関連する一つのエピソードなのでしょうね。
泥努が緑朗をとらえようとしたのは
緑朗がいると紅が生気を取り戻すという
画家としての目的だったはず。
泥努の描く絵は侵略者達にとっては
この世への門になるわけですが、
泥努自身はその作品に何を描き込んでいるのかが
謎を解く鍵でしょうか。
芸術に対するストイックな意識だけで
成立しているような人物が
老いることの無い肉体を持っているという場合、
「世界」に対する興味などないでしょう。
それとも、自分に反抗する侵略者たちに対して
なにか敵対するような感情が生まれたのでしょうか、
そうだとすれば、今後侵略者と泥努の関係が
変わってくるかもしれませんね。
まとめ
ここまで双亡亭壊すべしの最新話159話のネタバレや感想、考察をご紹介してきましたが、
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