こちらの記事では(2019年9月12日)に発売された

彼女の野生が手に負えないの最新話『13話』のネタバレや感想、考察

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彼女の野生が手に負えないの最新話『13話』のネタバレ

筋肉料理家の熱い調理実習

「本日の家庭課は調理実習だ!!!」

 

筋肉流々とした家庭科特別講師・米良熱志(めらあつし)は、

家庭科室に集まった生徒の前で、堂々と告げます。

 

前回の調理実習では、

ヒロと春子が冷凍室に閉じ込められてしまったせいで、

しばらく調理実習は中止になっていました。

 

それゆえ、米良のハリキリはいつも以上。

 

相変わらず純日本人でありながら、

言葉の端々にフランス語を忍ばせる暑苦しさ

会話を進めていきます。

 

春子もあの時は大変だったと言いながら、

なぜか服を脱ぎだしました!

 

「エプロンは裸でするものと相場が決まっているらしいので」

 

…どこで仕入れたのか、

おかしな現代知識を実行しようとして友人に止められます。

 

そんな生徒の騒ぎにはつられずに、

米良は我が道を行き、本日のメニューを紹介。

 

「本日の調理実習の品書きは皆ご存知、

フィエ・ドゥ・サンピエール・アルジャンテだ」

生徒の誰も知らない料理名をサラリと口にしました。

 

絶対家庭科でつくるシロモノじゃないだろう

という生徒のツッコミは受け流し、

彼はむしろせっかくの調理実習なのだから、

普通の料理では生徒こそが満足できないだろうと、

恩を着せようとしてきます。

 

彼は生徒を落ち着かせるためか、

実際にすでに自分が調理した料理の実物を用意していました。

 

サンピエールとはマトウダイ。

 

それをソテーして、

鰯バターとナスの種をキャビアのように仕立てた一品が、

今日の料理です。

 

1人の女生徒が、

まるで料理というよりも”一つの自然”がそこにあるようだ、

と評する美しい見た目…。

 

「料理はまず目で味わうもの。

美しければより一層味も引き立つ」

 

それを聞いた春子はクジャクの尾羽のようなものかと合点します。

 

「料理がうまいやつはモテるからな」

 

“モテる=子作りに役立つ”と踏んだ春子の、

妙な脳内スイッチが入ったのは当然です。

 

「やりましょう……!」

ニヤリと笑う春子は、

米良の事も夫候補としてロックオンした様子。

 

しかし米良はすでに妻も子供もいる身なので、

ヒロが止めにかかります。

 

米良は生徒に料理の手順を指示しますが、

春子は相変わらず我が道を行き、

コンロの火を火事かと思わせるほど立ち上がらせてました!

 

止めようとする他の生徒に、春子は理由を説明。

「この火力が重要なんです。一気に火を通していくので。」

 

…そんな春子の所に、

ズンズンと米良が近づきつつありました……。

 

幻の料理法

「鯖井…その調理法、どこで教わった」

と恐ろし気な顔つきの米良にも臆せず、春子が答えます。

 

「これは昔、マシメイ族に教わった調理法です。

先生もご存知ですか?」

 

問われた米良は、突然熱い涙を両目からあふれ出したのです!

 

「忘れるものか。その炎…!!」

 

「屈折17年…ッ!とうとうこの日が…!!」

 

彼は僥倖に涙し、その場に頽れました。

 

それは彼が長年求めていた幻の料理法……。

 

昔を振り返るように、

米良は自分の若かりし頃の思い出話を始めました…。

 

「若く野心に満ちた私は、料理研究の旅に出た」

 

しかし遭難した彼は、あてもなく山野をさまよい、

命からがらとある集落に辿り着いたのです。

 

大きな炎を囲む彼らは、

インディアンのように顔に顔や頬にペイントを施していました。

 

彼らは弱り切った米良を介抱し、食事を与えます。

 

その料理こそ、彼が探し求めた味だったのです!

 

なんとしてもその料理を教わりたい米良は興奮しますが、

いかんせん、言葉が通じません……。

 

フラフラとなんとか歩き近づくものの、

弱った体力ではどうすることも出来ず、

意識は遠のいていきました…。

 

気が付くと、街の病院のベッドの上に彼はいました。

 

誰が連れてきてくれたのか、医師も看護師も知りません。

 

あれがどこだったのかも、米良は分からず、

その調理法も幻と化していきました……。

 

「彼らはちゃんと存在していたんだな…」

 

涙ながらに喜びに震える米良に、春子が手を差し伸べます。

 

「先生。作りましょう、共に。先生の求めた料理を!」

 

笑顔の春子を見つめて、米良は彼女の手を取りました。

 

秘境の料理の再現

そうして、今日の料理は別のものに変更されました。

 

『マシメイ族の料理再現』

それが本日の料理です。

 

強い火力で肉を炒め、玉ねぎや岩塩、胡椒をなじませます。

 

ない材料は、他の食材を使い、

どんどん料理が仕上がっていきます。

 

米良と春子、二人だけの世界でした…。

 

「では次は卵とミルクを混ぜたものを焼きます!」

 

春子の言葉に、

米良はプロとしてより適した調理方法を指示。

 

(こんな感覚、久しくなかった。

新たなステージへと昇りあがる感覚)

教え子に教えられるとは思いもよらなかった米良は、

笑顔を浮かべて汗だくで料理を続けるのでした。

 

そんな二人を生徒たちは、白けた表情でみまもります…。

 

そうして出来上がった料理は…。

 

「秘境の部族と現代社会が一体となった料理!!誕生だ!!」

 

……皿には出来立てのシンプルなオムライスが載っていました……。

 

出来上がるまで、米良も気づかなかったのですが、

さすがにそれを目にしたとき、

固まってしまいました…。

 

米良の後ろでは仕事を終えた春子が、

満足そうに額の汗をぬぐっています。

 

「あれ…これ…オム…」

と米良は言いかけましたが、

「以上で本日の調理実習を終了する!!」

と強引に場を締めることにしたのでした……。

 

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以上が彼女の野生が手に負えないの最新話『13話』のネタバレでした!

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彼女の野生が手に負えないの最新話『13話』の感想と考察

3話に登場して、

なぜか謎の人気を誇る筋肉料理人・米良熱志の再登場です!

 

今回は主人公の鯖井春子も地味に見えるほど、

熱い男が画面いっぱいに動き回りました。

 

言葉の端々がフランス語混じりなのがウザいのですが、

真面目な教師の感じはします。

 

が、一方で一本ネジが飛んでいるのもまた感じられますが…。

 

春子のお陰で自分が遭難してみつけた、

秘境の料理の再現に至り、

まさに僥倖だったのでしょうが、

出来上がってみるといわゆるオムライス…。

 

途中で食材を変えたせいもあるのでしょうが、

ベースは同じという事ですね。

 

火力強めなのも、卵料理ならではな気がします。

 

こうしてみると春子の言う通り、

米良先生はかなり春子の夫候補になりそうな感じがします。

 

彼はすでに妻子持ちですが、

そういえば春子の倫理観として、

妻子持ちは対象外になるのでしょうか?

 

なんとなく、

文明社会とは違うところで生きてきた彼女なら、

あまり気にしないような…?

 

ともかく、割と珍しく今回は何も壊れず、

穏便にお話が終わりました。

 

本当に珍しいです!(笑)

 

次週は春子のお眼鏡にかなう殿方はでるのでしょうか???

 

まとめ

ここまで彼女の野生が手に負えないの最新話『13話』のネタバレや感想、考察をご紹介してきましたが、

いかがだったでしょうか?

 

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