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私の少年の最新話『 31話』のネタバレ
法的な観点からの聡子の行動を示す存在の出現
聡子は、妹のまゆの交際相手が弁護士だと知り、
彼に相談するため仙台の実家で正月を過ごしていた。
新年早々、さっそくまゆとその彼、庄司達郎と三人で会うことに。
聡子は、自分が真修とどのように関わってきたのかを、
まゆと庄司の前で全て話した。
不安はあった。
軽蔑だけではなく、絶縁されるかもしれない。
それでも、新しい一歩を踏み出せるならと口にしたのだ。
そんな彼女の不安を妹は吹き払ってくれた。
「言ってよすぐに」
いつもは能天気な妹が、真剣な面持ちで云った。
妹にも、庄司にも、突然こんな話をしてすまない、
と謝る聡子に庄司が困った顔をしていた。
実は、庄司が弁護士だというのは、まゆの勘違いなのだ。
彼はリーガル・マネジメント・プランナー。
法律は扱うが、事業についての専門家であり、
今回聡子が相談したようなことは専門外だ。
だが、専門外ではあっても法律に関わるものとして
言えることはあるという。
それでも良ければ…と庄司は話し始めた。
まずは刑法の観点から、「未成年者誘拐罪」に問われるか?
少なくとも聡子の言葉からは、真修は自らの意思で聡子に会いに行っている。
聡子も虚偽を用いて未成年者(真修)の判断を鈍らせているわけではない。
そのため、「未成年者誘拐罪」は適用されない、と庄司は考えると云う。
「ただ、」と彼はつづけた。
「青少年保護育成条例」も無視できない。
親の許可を得ずに自宅に泊めたのは、条例に違反していないとはいえないのだ。
……そうやって、自分で言葉にして、他人に解説してもらう中で、
聡子は改めて気が付いた。
聡子「なんか…すごいことしてたな…って」
庄司「渦中にいると状況がみえづらいものですよね」
冷静に己を振り返る聡子
聡子は、東京から仙台に異動した際、
過酷な環境の中で生きていくしかない真修を
置き去りにした、と後悔していた。
だから再会した時は、「私が救って上げなきゃ」と
頭がいっぱいになってしまった。
でも、その後の自分の行動は、真修を救うよりも、
自分が彼に会いたかっただけなのだ。
だからこそ、真実を真修の父に告げて謝罪し、
堂々と真修に関わりたい。
そんな聡子に庄司は訊ねる。
関わるとは具体的にどういう事か。
それに対しての応えは、聡子には漠然としたものだった。
「ただ そばにいたいんですよね」
そう微笑む聡子だった。
まゆが言う。
「難しいんだね 大人と子供がただそばにいるって」
…三人で話す中で、聡子は感じていた。
明らかに、去年とは違う新しいものが動き出していることに。
かつての恋人もどき?八島との修羅場
一通り話が終わると、三人は初売りに出かけた。
山のように買い物をする聡子と庄司。
自分が購入した品を置き忘れていたことに気が付いて、
庄司は急いで売り場へと向かった。
二人きりになって、聡子は庄司の人柄をほめた。
まゆ自身、惚れ直したようだった。
難しい話を簡単にかみ砕いて、分かりやすく話す専門家の彼の姿に。
「まゆも外国語教室 そろそろ行かんとな」
突然妹が言い出した。
訳が分からず聡子が尋ねると、
まゆは一年後、アメリカへ行くというのだ。
庄司が仕事の関係で渡米するため、それについていくのだった。
聡子は「アメリカ?」と口に出して驚く。
それと同時に後ろから来た男性も、
たまたま「アメリカではさ~」と口にしていた。
二人は驚いて顔を見合わせた。
そこにいたのは、八島だった。
聡子の同級生であり、聡子に猛アプローチしてきた相手だった。
一度二人きりであったあと、二度目にはレストランでプロポーズまでした男性。
聡子は受け入れられなかった相手だ。
その八島との再会だった。
八島はひるむ聡子の手をつかみ、プロポーズを断ったことをののしる。
さらに、聡子は結婚の約束もしていなかったのに、一方的に、
「結婚詐欺師!!」とまで叫んで、八島は泣き出してしまう。
興奮した八島は、聡子を突き飛ばした。
そのはずみで、聡子は妹にぶつかり、妹は倒れてしまう。
「いたい」
足首に手をやる妹。
倒れたはずみで足をくじいてしまったらしい。
勝手な言い分で責め立て、妹にケガまでさせる男に
聡子が言い返そうとしたまさにその時、
「あんたっ 娘になにしてんのよ」
突然、聡子とまゆの母親が現れた!
正月早々、雑踏の中でのその様子は人目を引かないわけがない。
男性側が泣くほどの状況を、
興味本位でスマホの動画で撮影する者までいる。
さらにそれを勝手に動画サイトに載せてしまったのだ。
聡子と八島の修羅場は世界中に配信されてしまった……。
東京の真修の家ではのんびりとした正月が送られていた。
真修と弟と祖母の三人。
父は今日もいないようだ。
雑煮を作ろうとこたつから立ち上がった真修の席に、
スマホが置かれていた。
そこには「トレンド動画速報」の文字が……。
私の少年の最新話31話や最新刊を無料で読む方法って?
以上が私の少年のネタバレでした!
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私の少年の最新話『 31話 』の感想と考察
渦中にいると、周りがみえない。
まさに、聡子は己の行動も気持ちも見えていなかったようです。
今回、自分の言葉で自分を他人に語った聡子。
そして妹の彼から法的な見解を聞き、
初めて見えたものが多かった様子ですね。
実際、彼女の行動を身内に伝えるのは、なかなか勇気が要ることでしょう。
それでも、のんびり屋の妹も受け入れてくれたようで、安心しましたね。
この先、聡子が真修とどんな関わり方をしていくのか。
真修の父も納得する形で決着がつくように、聡子もしたいと考えています。
が、まゆが言うように、難しいものです。
今後の聡子の決断が気になります。
と、その前に、今更のように八島が再登場!
そのうえ、つきあって(?)いたころと変わらず一方的なもの言いで、
読者としてもひきまくりです!!!
そもそも彼女の気持ちを確かめもせず、勝手にもりあがっていた彼。
「結婚詐欺師」呼ばわれはありませんね……。
そして、さらに問題なのは、関係ない周りの人間です。
他人のプライバシーを考えず、面白半分で、
勝手に赤の他人の動画をネットに投稿してしまう……。
ネットの取り扱いは、度々問題になっていることです。
自分のしたことの結果を想像出来れば、
そんなこともしないのでしょうが…。
ただ、ただ、嵐の予感しかしない次号。
早く読みたいですね!
まとめ
ここまで私の少年の最新話31話のネタバレや感想、考察をご紹介してきましたが、
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