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アルキメデスの大戦の最新話『181話』のネタバレや感想、考察を
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アルキメデスの大戦の最新話『181話』のネタバレ
荒れる交渉
「ソ連には日本独自で対処する！米国と協調する考えはない！」
交渉の場を全てぶち壊す牟田口少将の発言に
アメリカ側も驚愕します。
そしてそれは櫂も同じくでした。
さらに牟田口少将の暴走は止まりません。
「日本はソ連など恐れてはいない！むしろ日本にとって米国の対応が問題である！」
「我が国の中国政府に口を挟むことはけしからん」
「米国はこの際、中国から出ていってもらおう！」
語気を強めてアメリカ側に主張します。
日本側のまさかの態度に戸惑いを隠せない、アメリカ側。
それを見て牟田口少将は不敵な笑みを浮かべました。
東條の思惑
会議の11日前。
牟田口少将は東條陸軍中尉と面会していました。
アメリカとの交渉の前の打ち合わせです。
東條中将から海軍の代表が櫂であると伝えられます。
アメリカ側よりも櫂のことで対策をとります。
「海軍が交渉に櫂を送り込むということは米側との妥結を強く望んでいる表れ・・・・」
「米国との戦争は回避したいとの証左！」
険しい表情で力説する東條中尉。
それに対して
「まったく海軍は腰抜けばかりが揃っているようですな」
と軽口を叩く牟田口少将。
「いずれにせよ今回の交渉は
日本陸軍の主張を米側に直接伝える良い機会と捉え参加することにしたが
私は櫂の派遣を知り方針を変えた」
どうやら東條中尉は櫂の参加によって方針を変更したようです。
「どのように・・・」
牟田口少将の問いに東條中尉が答えます。
「交渉の席に着くまでソ連の共産主義勢力拡大阻止に協力するふりをしておいてだね・・・」
「交渉の冒頭で態度を変える！ソ連がどうあれ米国とは共闘しないと言い放つ！」
拳を握りながら言葉に力を込める東條中尉。
「米国は我が国の米国政策に口を出すな！」
「米国は中国から手を引け！これぐらいかましてこい！」
野望を隠そうとしない東條中尉
「それでは海軍と外務省は困惑するのでは」
と問う牟田口少将に対して東條中尉が吠えます。
「一気呵成に陸軍の主張をまくし立てろ！」
「日米交渉などぶち壊して構わん むしろ決裂して帰ってこい！」
「そのために君を選んだのだ」
牟田口少将にけしかける東條中尉。
面会後、部屋で一人今回の会談の狙いについて東條中尉は思いにふけます。
「あれだけけしかければ牟田口は会談を台無しにするだろう」
「交渉は決裂 海軍の対米協調派打撃を受け一掃される」
「全権大使の櫂は詰め腹を切らされ、海軍省内で完全に失脚する！」
東條中尉の狙いは櫂、ただ一人でした。
さらに東條中尉の櫂に対する思いを続けます。
「重大な局面に顔を出す邪魔な男だ あの時・・殺しておけばよかった」
中国で櫂と面会した時に煮え湯を飲まされた時のことを思い出したようです。
殺したいと思うほど、
櫂は東條中尉にとっては目障りな男ということでしょう。
交渉決裂
紛糾する日米交渉。
まさかの日本側の態度にアメリカ側は日本側に確認します。
「改めて貴国に問う」
「それには及ばん」
と無下にする牟田口少将に対して櫂が立ち上がります。
「お待ちください！牟田口少将の見解は陸軍単独のものであり、海軍の立場は全く違います！」
「日本海軍はソ連を封鎖するために貴国と協調する考えに変わりはありません！」
櫂の発言に牟田口少将が食ってかかります。
「海軍は引っ込んどれ！」
そんな様子を見たアメリカ側が声を上げます。
「日本は意見を統一して交渉に望んでいるのではないのか！」
慌てる日本側。
意見の統一する時間を欲しいと申し出ますが
アメリカ側が「不誠実だ」
と言って拒否します。
さらに紛糾する日本側に対して、
アメリカ側の堪忍袋の尾が切れます。
「もう結構！交渉団の中で意見が食い違う国とは協議できない！」
「交渉はこれで打ち切りとする 今後も一切行わない！」
席を立ち会場を出て行くアメリカ側。
そんなアメリカ側を見ながら牟田口少将は満足そうな表情を浮かべます。
その表情を見た櫂が悟ります。
「交渉決裂・・これが初めから狙いだったのか？」
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以上がアルキメデスの大戦の最新話『181話』のネタバレでした！
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アルキメデスの大戦の最新話『181話』の感想と考察
牟田口少将の暴走。
その背後にいたのは陸軍中尉の東條でした。
陸軍は最初からアメリカ側と交渉する気などサラサラなかったのです。
ただただ、中国本土侵攻を念頭に置いてアメリカと敵対するつもりでした。
対米を強く打ち出した陸軍。
これに対して、
全く予想だにしていなかった櫂と他の日本団。
せっかくアメリカ側との交渉にまで漕ぎ着けたのに
陸軍の暴走によって水の泡になってしまいました。
陸軍の強行でアメリカ側の日本への印象は最悪。
もはや敵国と宣言したも当然なので、
遠回しに宣戦布告したようなものです。
果たしてここから櫂の逆転の一手はあるのか？
アメリカ側は既に交渉の席を立ってしまいました。
まずは再び、アメリカ側と交渉する席に戻すことですね。
暴走する陸軍も考えなくてはいけないですし、櫂の苦労は絶えませんね…
次回の櫂の動きに注目しましょう。
まとめ
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