こちらの記事では(2019年9月14日)に発売された

彼岸島48日後…の最新話『216話』のネタバレや感想、考察

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彼岸島48日後…の最新話『216話』のネタバレ

落下する鮫島たち

「やったぞ! うまく旗に乗った! 逃げられた!」

鮫島たちは勝次の檻がぶらさがっていた場所から

決死のダイブを慣行し、無事に旗の上に着地する鮫島たち。

 

四方を結んでいる紐は予想以上に頑丈なのか

鮫島たちの落下で旗が壊れた気配はない。

 

全員の心臓が早鐘を打つ。

 

ネズミはいつも通り涙鼻水を流して弱音を吐き、

ユカポンもまだドキドキしている心臓を抑えている。

 

だが、いつまでもそうしているわけにはいかない。

 

天井裏で、追手の吸血鬼が一行を見ていたからだ。

 

そこで、鮫島は一計を案じることにした。

 

「客席に下りるぞ! 吸血鬼に紛れるからな!! お前らマスクしろ!!」

とんでもなく大きい鮫島は目立つかもしれないが、

マスクをすれば吸血鬼に紛れることは可能なのだ。

 

一行はそれぞれマスクをつけた。

 

そして、再び4人は鮫島に掴まる。

 

鮫島は旗を結んでいたロープの内、

一本を握ると、そこをカッターで切り裂いた。

 

旗にダイブしたときと同じ要領で

ロープを握り、ターザンのように一行は客席に落下していく。

 

4人の体重を支えながら

ロープを握る鮫島の握力はすさまじいものがある。

 

その後、鮫島は空中でロープを離して落下。

 

吸血鬼の頭の上に落下した。

 

客席に紛れる鮫島たち

吸血鬼の頭を踏みつけて落下する鮫島たち。

 

驚くべきことに、

踏みつけられた吸血鬼を除き、

空から降ってきた大男と

それに掴まっている4人を気にしている

者はいないようだった。

 

鮫島たちはそのまま、客席の奥へと走っていく。

 

さすがに、踏みつけられた吸血鬼のほうは

怒りをこめて鮫島のほうを振り向いた。

 

「なんだあの野郎! ぶっ殺すぞ!!」

 

しかし、吸血鬼は

あろうことか踏みつけられたことよりも

試合が気になったようで、

そのまま鮫島達を見逃した。

 

彼らは鼻血を出しながらも、姑獲鳥の応援に戻る。

 

鮫島たちは無事に客席の裏方に紛れ込み、

ひとまず一息ついていた。

 

勝次を救出できた。

 

その実感が、

今になってようやく湧いてくる。

 

彼らはひとまずの安堵に胸をなでおろした。

 

喜びに抱き合う仲間たち。

 

だが、まだ戦いは終わっていない。

 

明と姑獲鳥の決戦は、

今もなお続いていたのだ。

 

明と姑獲鳥

明が咆哮し、

彼の胸に一太刀を浴びせる。

 

形勢は、ある程度明が盛り返しているようだった。

 

勝次の救出をその目で確認したおかげか、

彼は心置きなく太刀を振るうことができていたのだ。

 

明の獅子奮迅ぶりに、

思わず声援を送る吸血鬼たち。

 

戦いは佳境に入ろうとしていた。

 

対峙する姑獲鳥と明。

 

姑獲鳥は、

半分になった顔、

もはや機能していないであろう

瞳で明の姿を眺めた。

 

一瞬の沈黙。

 

その後、にわかに姑獲鳥が動きだした。

 

彼は全身から血を吹きだしながらも、

突然、観客の吸血鬼の頭を掴んだ。

 

彼はそのまま、

掴んだ吸血鬼を

凄まじい勢いで投げ飛ばす。

 

彼は明がそれを避けた隙に、

近くにいた吸血鬼を十数人抱えこんだ。

 

悲鳴をあげる吸血鬼たちだが、

それが姑獲鳥の耳に届くことはない。

 

まるで雪崩、あるいは雨のように、

吸血鬼の身体が明に降りかかった。

 

「くっ、よけきれん!」

 

数は力。

 

その言葉の通り、

飛んでくる吸血鬼を避け切ることは、

さすがの明でも難しかった。

 

吸血鬼の体に明が激突し、

彼はバランスを崩して仰向けに倒れる。

 

それを見逃す姑獲鳥ではなかった。

 

姑獲鳥は、

観客の吸血鬼の足を引き掴むと、

飛び上がって、

吸血鬼の体を武器のように振りかぶった。

 

吸血鬼の体が、

明に叩きつけられる。

 

激しい痛みに、

明は表情を歪め、

口からは血が溢れ出た。

 

もう一度、

姑獲鳥が武器と化した吸血鬼を振りかぶる。

 

それを察した明が、

なんとか後ろに飛びのいてそれを避けた。

 

着地し、姑獲鳥を睨みつける明。

 

すると、姑獲鳥が突然、

観客席の柱に抱き着いた。

 

「なにやってんだアイツ……」

謎の行動に、明と鮫島は首をかしげる。

だが次の瞬間、明たちはとんでもないもの

目にすることになった。

 

なんと、

姑獲鳥が二階席の一部を引きちぎり、

さながらハンマーのように持ち上げたのだ。

 

かつて雅が行った、

大木を振り回すのにもどこか似ている。

 

振り下ろされる2階席。

 

明が吹き飛ばされて膝をつく。

 

仮面が外れた。

 

頭から血を流し、

歯を食いしばる明。

 

瓦礫の向こうで、

姑獲鳥が明の方へとにじり寄っていた。

 

「殺ス……宮本……明……」

血液を流しながら呟く姿は、

まさに異形の悪鬼そのものだった。

 

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以上が彼岸島48日後…の最新話『216話』のネタバレでした!

 

ここまで読んでいただければ、ある程度の内容はわかったかと思いますが、

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彼岸島48日後……の最新話『216話』の感想と考察

今回はかなり緊張感あふれる回でしたね。

 

まさか素手の状態から、

さらに戦術を変化させてくるとは思いませんでした!

 

それ以外にも大きな見どころとなっていたのは、

個人的には鮫島さんが落下した後、

踏みつけた吸血鬼が

「くそっ試合見てえ!」「どうでもいいわ!」

一声で鮫島たちの追撃をやめたところですね。

 

彼岸島では愚かなことで定評のある吸血鬼たちですが、

今回の吸血鬼たちは特に愚かで面白かったです。

 

次回ですが、

顔が割れてしまった明さんは、

一体どうなるのでしょうか?

 

吸血鬼たちに囲まれて、

無双回がはじまるかもしれませんね!

 

まとめ

ここまで彼岸島48日後…の最新話『216話』のネタバレや

感想、考察をご紹介してきましたが、

いかがだったでしょうか?

 

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