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卑弥呼の最新話『25話』のネタバレや感想、考察を
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卑弥呼の最新話『25 話』のネタバレ
那国軍、到着
那国のトメ将軍は山社(やまと)の丘に向かって輿を進めていました。
もうじき山社につくというところで、トメ将軍は輿を降り
ここで夜まで休憩する、と兵達に命じます。
輿の中で縮こまってしまった体を伸ばそうと
草の上で手足を動かしているトメ将軍に向かって
ヌカデは総攻撃の予定を聞きただしますが、
トメ将軍はまだ決めていない、と答えました。
暈(くま)の軍の軍勢は那国の軍の倍はいる上、
相手は既に高地に陣を張っており、地の利も取っています。
この不利な状態のまま戦えば、那軍が苦戦をすることは分かりきっています。
自分は無駄な死者を出す戦はしたくない、
だから今はまだ、いつ攻めるのかは決めていない、
とトメ将軍は言うのです。
人質交換
こちらは山社を囲む暈の軍の陣、
山社からの使者がタケル王に伝えた伝令は
武器をすべて捨てれば山社に入ってよい、というもの。
山社は暈に降伏を迫り、
もしくはここで争いを止めることを申し入れているようです。
この報告を鼻であしらったタケル王は、
知らせを伝えに輿に来たテヅチ将軍に
山社の目の前で人質の祈祷女二人の首を斬ってやれと命じます。
テヅチ将軍はもう一つ、タケルに伝える話があります。
二人の祈祷女との人質交換を提案されていることを告げました。
交換する相手としては、ミマト将軍の息子であるミマアキを差し出すというものです。
将軍の息子を差し出すと聞いて面白そうに笑ったタケル王は
その交換に応じるように命じます。
人質として受け入れたミマアキを殺してしまえば
ミマト将軍は自分を殺すために怒りに刈られて砦を出てくるだろう、
そうすれば暈軍の勝利だ、と言う策略を口にしました。
この計略を聞いたテヅチ将軍は口を閉ざして微動だにしません。
兵を守る者、兵を奪う者
厳しい表情を見たタケル王はテヅチ将軍に問いかけます。
「ん?そうならないと?」
テヅチ将軍が重い口を開いて言うには、
ミマト将軍は生粋の軍人であり、自分の子供の命よりも
自分の兵の命を大切にするだろうというのです。
ミマト将軍は自分の子供を殺されても動かない、
そのままじっと耐え、那の軍が暈を攻めるまで待ち続けるだろう、と。
あきれたようにその言葉を聞いたタケル王は
山社と那の挟み撃ちにあったとしても、必ず暈が負けるとは限らない、と
これは減らず口でしょう。
テヅチ将軍はここまでの戦況を踏まえ、
那国の軍はオシクマ将軍の前線を破ってこの地に至っているため
士気も高く、この暈の軍では大変苦戦するだろうとタケル王に話しました。
タケル王は輿のなかで深くため息をついて、言葉を返しました。
「何もかも、オシクマ将軍のせいというわけですね。」
タケル王の言葉に耳を疑い、顔をあげたテヅチ将軍にタケル王が続けます。
「そうでしょう。
那軍が大河をわたることをおめおめ許し、挙げ句の果てに全滅。
なんて無能な男ですか。」
あまりの言葉に目を見開き、タケル王の顔を見つめるテヅチ将軍に向かって
タケル王は自分の軍勢は那の倍いるのだから
戦で半分に減ったとしても、その時には相手の兵はもっと減っているはず、
従って戦を避けようとする必要はない、というのです。
「即刻将軍の息子と祈祷女二人を斬首し、
暈軍の士気を高めてください。」
暈の陣の前には縛られた人質の二人と
山社から派遣されたミマアキが向かい合わせに立って
人質交換の準備をしていました。
そこへ戻って来たテヅチ将軍に、
ミマアキはタケル王の裁定はどうだったかと聞きます。
一言、「出たよ」とだけ伝えるテヅチ将軍。
トメ将軍の夢
日が沈む頃、那軍の陣ではヌカデがトメ将軍に
この戦に勝ったら将軍はどんな褒美がもらえるのですか、と聞いていました。
王のことだから、きっと自分を次の戦の総大将にでもしてくれるだろう
戦よりも海が好きなトメ将軍にとっては、本当に一番欲しいのは島子になること、
これは大陸との通商を司る役職です。
島子の役職はウラ家という強力な一族が代々任されているため
他の家の者では島子になることができないのです。
「日見子さまならその夢、かなえてくださるかもしれませんよ。」
ヌカデの言葉に顔を明るくしたトメ将軍は、つぶやくように答えました。
「かなえてくれたら、一生ついて行くよ。」
棄てられた者、照らし出す者
星の降る夜空の下、眠り込んでいたタケル王にテヅチ将軍が声をかけて起こしました。
輿のなかで目祖覚ましたタケル王はわざわざ将軍が起こしに来たことを不思議に思って
侍従はどこに言ったかとテヅチ将軍に聞きます。
将軍は暈の軍は全員が山社に入ったことを告げ
王は良く寝ていたので声をかけなかったのだ、と説明します。
これを聞いて山社は降伏した、とも思ったタケル王は
テヅチ将軍に引かれて山社へ向かいます。
タケル王が自陣の中を歩んでゆく、その道の両側には
槍や石斧、弓矢や剣が積み上げられていますが、兵士は一人もいません。
何が起こったのか聞こうとするタケル王には答えず、
歩き続けるテヅチ将軍は山社の砦の門の前に至り
そこで待っていた3人とその背後の大勢の兵たちの前で大声で叫びました。
「ミマト将軍、タケル王をお渡しします!」
テヅチ将軍が相手側に着いたことを知ったタケル王は
将軍を裏切り者と見て、自分の剣を抜きましたが、
テヅチ将軍は王を振り返ってこういいました。
「オシクマ将軍を罵倒するあなたを見て、確信しました。
あなたは日見彦ではない。
・・・・・・それどころか人の上に立つ天分すらない。」
山社の砦の中では、暈の軍から投降してきた兵たちに向かって
君たちは俘虜ではない、客人であると伝える言葉が響いていました。
酒がふるまわれ、歓迎の宴が始まったその頃
山社の館ではテヅチが日見子に謁見し
あなたはタケル王に代わって倭国の統一をするつもりなのか、と聞いていました。
ヤノハは答えます、自分は倭国を統一する意思などないと。
驚きのあまり言葉も出ないテヅチにヤノハの言葉が続きます。
「私は・・・天照さまと倭人をつなぐ光。
光は万人に平等に降り注ぐのみ。
あれをせよ、これをせよなどとは絶対命じません。」
「私はただ、倭国が平らかになるよう、人々に光を注ぐのみ。」
捕虜となったタケル王は輿で運ばれ、やがて輿を出るように命じられます。
外へ出てみればそこは深い森の闇の中、
タケル王はトンカラリンに置き去りにされたのです。
タケル王はかつてこの山中の迷路の地図を持っていましたから、
もしもタケルの記憶力がよければ森を抜けて生き残るかもしれません。
ヤノハは自分の運命、天照の意思を試してみたくなった、
自分だけが選ばれたものなのか、それとも他にもいるのだろうか。
選ばれたものが二人いるならば、やがて倭国は乱れるでしょう、
そうならばその時は、
「私が消えればいい。」
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以上が卑弥呼の最新話『25話』のネタバレでした!
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卑弥呼の最新話『25 話』の感想と考察
山社と那に挟まれ、絶体絶命の状況におかれたタケル王は
自軍の兵の命を消耗品のように使い捨てることで相手軍の兵力を減らせばよいと
考えていたのですね。
自国のために命をかけている仲間に価値を見出さず
あろうことか戦死した将軍をののしって
人質もその交換相手も殺してしまえと、
うわずった言葉を命令にするタケルは王の資質がないものとして
自分の兵達に見限られてしまいました。
トメ将軍は戦わずして勝ち、山社は暈の軍を吸収して強大な国になりました。
戦いをやめ、海へ出ることを願うトメ将軍、
日見子として、統治せずに「国を照らす」ことを自分の役割とするヤノハ。
さて次は、どんな事件がかれらを巻き込んでゆくのでしょうか。
まとめ
ここまで卑弥呼の最新話『25話』のネタバレや感想、考察をご紹介してきましたが、
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