こちらの記事では(2019年9月13日)に発売された

BEGINの最新話『66話』のネタバレや感想、考察

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BEGINの最新話『66話』のネタバレ

首相代行、神津

東城の撃った銃弾は首相、安田の左足を打ち抜き

安田は信じられないといった表情で東城の名を呼んでいました。

安田!お前は急病で倒れた、安全な山奥で息を潜めていろ!」

 

首相が事態に対応する意志を持っていないことを見て取った東城の窮余の策、

東城は安田から振り返って神津に向かい、命令を告げます。

神津-、今からお前はこの日本の首相代行だ!

 

東城は神津が首相に詰め寄っていた防衛出動を、

神津自ら発動するように指示し

発動後の法的措置や問題点はすべて自分の責任で処理する、と言います。

 

東城の覚悟に感じいった神津はこの命を受けて立ちます。

「・・・・・・東城さん・・・」

 

東城は神津に銃を渡して言葉を続けます。

おまえが刈るのは自分で蒔いた種だけじゃない

戦後70年、オレがこの国に間違って撒き散らした種も一緒にな!」

 

神津は登場から受け取った拳銃を握り締めました。

 

許栄観という男

一方、中国では許が新海に向けて放った銃弾を、

蒋がその胸に受けていました。

 

蒋は新海の身を守るために

自ら新海の前に飛び出してわが身を盾にしたのです。

 

許はこれを予期していた様子で、倒れこむ蒋の姿を笑いながら見ています。

「・・・やっぱり将軍(あんた)が救けに入ったか・・・」

 

新海は許には自分を本気で打つ気はなかったことを感じていました。

 

本気で殺す気ならば、蒋が飛び込む余裕もなかったでしょう。

 

許は拳銃をホルスターに治めて新海に話しかけます。

「急所は外している・・・あんた元医者だろ、直してやれ・・・」

 

どうしてこんなことをするのか、

とまどう秦に許は国村たちを見てみろと諭し、

自分が新海を撃てば、

こいつらが自分の命を投げ出してでも襲ってくるだろう

自分は少しの怪我でもしたくはないのだ、と告げました。

 

「正解だ・・・」とつぶやく国村ですが

許を知る秘密警察の工作員たちは許の行為に不審なものを感じていました。

 

許は国家・共産党のためなら火の中にでも飛び込む男ですが、

時々わけのわからないことをすることがある・・・

(笑って人を殺し、泣きながら人を救ける・・・)

 

双方の不審の念の中、許は楽しそうに踊りながら部屋の置くの鉄扉をあけ、

中から大きな男の体を引きずり出しました。

死んでいるようです。

 

死体は洪成雲、胸に3発、腹に1発、そして額に1発の銃痕があります。

 

「私に泣きついて来たが、面倒だから撃っちまった・・・」

許は額にしわを寄せながら笑顔で語り、

右足で洪の死体を踏みつけながら

これが趙主席に切られた男の末路だ、といって聞かせます。

 

新海にはこのような非情な考え方をする許が、

何故自分達を撃たないで生かしておくのかがわかりません。

(この男の正体が見えない・・・)

 

マッケンジーのシナリオ

日本のアメリカ大使館ではマッケンジー三世に

日本が防衛出動を発令したことが報告され、

同時に安田首相が急病のため

首相代行となった神津から発令がなされたことが伝えられました。

 

神津が首相代行となったとの情報はマッケンジーを驚かせましたが、

マッケンジーは実戦経験のない自衛隊がどのくらい軍隊として機能するのか

所詮おもちゃの兵隊だと、その力を低く評価しています。

 

マッケンジーの描くシナリオは、

中国軍が沖縄本島に侵攻した時点で米軍が出動し

その時点で双方が軍事活動を納め

結果として日本に核を配備、沖縄は米軍基地を受け入れるというものです。

 

防衛出動を発令した神津は、

ヘリで習志野の自衛隊駐屯地へ向かいながら

自衛隊員のサラリーマン化を懸念していました

 

実際に実戦に出て戦うことが出来るのでしょうか。

 

習志野の駐屯地で陸上自衛隊の特殊作戦軍に向かって

隊員の覚悟を問いかける神津に対し

隊員は神津に自分達は何のために戦うのか、と訪ねます。

戦う理由は一つ!この日本(くに)が好きか嫌いかだ!

 

特殊作戦軍は全員で神津に敬礼し、叫びました。

特殊作戦軍、出動します!

 

防衛出動を受けて海上自衛隊からは、

護衛艦隊が佐世保基地から沖縄海域に向かっていました

 

総員1200名のうち、乗艦を拒否したのはわずかに18名、

「・・・自衛隊も捨てたもんじゃないな・・・」

艦長は感慨深げにつぶやいています。

 

新海の計略

中国では新海がベッドの上の蒋を見守りながら考えに沈んでいたところに

秦が許栄観の過去に関する情報を持ってきました。

 

許は18歳のときに、天安門事件に兵士として出動していました

 

自由を求めて党に抗議した学生達にたいし、

許は銃を向けて同世代の若者たちを撃っていたのです。

 

許は洗面所で手を洗っていました。

 

その手洗いは終わることがなく、いつまでもいつまでも

許は蛇口から流れる水の下に両手をすり合わせて、

その手を見つめていました。

 

新海には何かが分かった様子で

の横たわるベッドの側の椅子からすっくと立ち上がりました。

許は崩せる!

 

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以上がBEGINの最新話『66話』のネタバレでした!

 

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BEGINの最新話『66話』の感想と考察

指揮権は神津に移り、防衛出動が発令されたことで

正式に日中開戦となる可能性が出て来ました。

 

特に開戦の引き金になった中国軍のガス抜きという名目は

達成されていないことを考慮すれば

マッケンジーが描くように

米中が直接対峙する状況となった時点で中国が軍を引くとは限りません

 

三つ巴の戦闘になった場合、

米軍がどこまで事態の主導権をとることができるでしょうか。

 

趙の目的は沖縄本島への侵攻ではなく、

本当の狙いは別のところにあるように思えます

 

次号ではいよいよ日中開戦でしょうか。

 

特殊作戦軍に与えられた作戦がどんなものなのかが戦局の鍵になりますが

あまり精神論に偏った話の展開にならないで欲しいですね。

 

まとめ

ここまでBEGINの最新話『66話』のネタバレや感想、考察をご紹介してきましたが、

いかがだったでしょうか?

 

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