こちらの記事では2019年7月26日に発売されたコタローは1人暮らしの最新話98話のネタバレや感想、考察を
文字だけご紹介しております。
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コタローは1人暮らしの最新話『98話』のネタバレ
ピヨピヨピヨ・・・・
ピヨピヨピヨピヨ・・・
片手をあげたままのコタローは
その音が鳴っている子どもの足元にくぎ付けです。
狩野とコタローは横断歩道を渡っているところ、
向こうから渡ってきた親子連れの子供が
ピヨピヨ音がする靴を履いていたのでした。
「おい、横断歩道終わってるぞ、手下ろせ」
なおもジーッと子どもを見送っているコタロー。
その様子に狩野はコタローに、
ピヨピヨ靴が履きたいのかと尋ねます。
「いや、かつて近所の者にもらって一度だけ履いたが、
もう履く気はない」
あれは迷惑な靴だから、と続けるコタロー。
「迷惑?」
「音がうるさいゆえ」
でもピヨピヨ靴は小さい子に履かせることで
親が動きの読めない子供が目を離したすきに、
道路に飛び出すのを防ぐためのもの、と反論する狩野。
「だから子供には安全なんじゃねーの?」
サラリと言ってのける狩野の顔を見上げ、
コタローは驚きの表情を浮かべます。
その顔に逆に、何だよ、と驚く狩野。
ピヨピヨ靴に改造しました
それから後日。
玄関先に並べて置いた靴が
ごっそりなくなっていることに
狩野は気づきました。
「あれッ!?靴もサンダルも全部ねえ!!なんでっ?!」
そのタイミングでコンコン・・・と
玄関のドアがキイッと開き、
隙間からそっと差し出された靴。
「おぬしが探しているのはこの靴であるか・・・」
汚いものでもつまむようにコタローが
狩野の靴の一足を持っていたのです。
「お前の仕業か、何してんだ」
それには答えずに続けるコタロー。
「狩野どの、お出かけであるな。さあこの靴を履くがよい・・・」
「履くよ、俺の靴だよ。返して」
コタローは答えを聞くと狩野の足元にしゃがみ、
靴を履かせてやると言い張ります。
「わらわが履かせるである。足を出すのだ」
「なんでだよっ、いーよ!なんだよそのアソビ」
それにはやはり耳を貸さずに、
息を止めて顔を靴からそむけながら
狩野に靴を履かせようとするコタロー。
「ってオイ!俺の足はキレイだッ!息止めんな!」
履かせてもらって一歩狩野が踏み出すと、
ピヨピヨと鳴りだす靴・・・。
え・・・?と仰天してコタローの方を振り向くと
指でグッドサインを出しながらキラキラした顔のコタロー。
「ピヨピヨ靴に改造しといたである」
わらわからのプレゼントぞよ、この店で改造した、と
狩野に紙袋を見せます。
「あー、駅前の「くっつ靴店」だな」
気を取り直してコンビニに出かけようとする狩野、
コタローもついていくという。
ピヨピヨと靴を鳴らしながら歩く狩野は
まんざらでもない様子で、
「でもまあ、ピヨ靴なんて懐かしいな。
この年で履くとはなあ、ハハッ」
じっと見ていたコタローは、
やはり、と一人納得顔です。
「おぬしのそのピヨピヨ靴、かなり迷惑ぞ」
「おい!じゃあ何で履かせた!?」
「迷惑であることを、身近な者で確かめる必要があったゆえ」
別に俺はこのくらいの音、迷惑じゃないけど、と
狩野は言いながら歩き続け、
くっつ靴店に差し掛かりました。
ピヨ靴は“愛ある靴”
店の前に差し掛かるとにわかに足踏みをし、
挙動不審な様子のコタロー。
狩野は横をみて靴屋に気が付きます。
「ああ・・・、くっつ靴店か・・・。
お前、もしかしてピヨピヨ靴欲しいの?」
コタローはギクッとしますが長い沈黙のあと、
「・・・・・・・・・買わぬ」
その間の長さからすごく欲しそうだけど、と
狩野は指摘しますがコタローは頑として、
「“自分では”買わぬのだ」
その言葉に狩野が引っかかるものを感じた時、
店から店長がコタローに気づいて声を掛けてきました。
「コタローくん、キミが言ってた“愛ある靴”って
この人のためのものだったんだー」
慌てて店長に黙るように頼むコタローでしたが、
狩野はひとつの出来事を思い出していました。
(ああ、そうか・・・)
ピヨ靴は子どもには安全な靴、と言ったことが
コタローには“愛ある靴”と思わせたのだと。
少しでも悲しみが消えればいい
「店長、こいつに合うサイズのピヨ靴あります?」
(この靴は買ってもらって初めて
自分が大切に思われてるって実感できる・・・)
照れてどうしても贈りたいなら受け取ってやってもいい、と
素直ではない礼を言うコタロー。
二人でピヨ靴を鳴らして歩きながら、
狩野は尋ねます。
「なんで前は一度しか履かなかったんだ?」
「・・・母上にはこの音を“うるさい”と思わせてしまったゆえ、
二度と履かないようにしていたのである」
自分の子供が近くにいる証のこの音を?、と
信じられない狩野。
口を開いて出たのは、お母さんもお前が履き続けていれば、
安心するってわかったと思うぞ、と言う言葉。
え?と顔を上げるコタロー。
(気休めでも俺は言う・・・、
少しでもこいつから悲しみが消えればいい)
喜びを隠しながらピヨ靴でくるくると、
狩野の周りを回るコタローを見やりながら思うのでした。
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以上がコタローは1人暮らしのネタバレでした!
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コタローは1人暮らしの最新話98話の感想と考察
コタローは1人暮らしの最新話98話、
ピヨ靴にまつわるコタローの
ちょっと切ない思い出の回でした。
子どもがみんな欲しいピヨ靴、
コタローも持ってはいたものの
繊細であるゆえに母に気を使って諦めた、
切ない思い出があったのですね。
平気なふりを装うコタローから
ひしひしと漏れ出る悲しみや寂しさを、
狩野がきちんとすくい上げているところに涙です。
次回のコタローと狩野の触れ合いからも
断然目が離せませんね!
まとめ
ここまでコタローは1人暮らしの最新話98話のネタバレや感想、考察をご紹介してきましたが、
いかがだったでしょうか?
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