こちらの記事では(2019年9月19日)に発売された

鬼灯の冷徹の最新話『265話』のネタバレや感想、考察

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鬼灯の冷徹の最新話『265話』のネタバレ

囚われの3少年

笑顔と恐怖が似合う、金髪の美しき少女・スカーレット、享年13歳

 

今日もアメリカの古びた幽霊屋敷でポルターガイストを起こして遊んでいます。

 

この屋敷には、彼女にバスターされて、

刃物を指したままの姿の少年3人の幽霊も住み続けて居ました。

 

彼女に取り込まれて、すでに10年の月日が流れました。

 

天国へ逝ける日は来るのか…、少年の一人は屋敷の外を眺めつつ呟きます。

 

屋敷の中では、日本の地獄からまた遊びに来ている鬼灯の姿があり、

いつものように彼女の屋敷の品々に興味津々です。

 

しかし、スカーレットは警告します。

 

自分の気まぐれで、もしこれらを鬼灯に刺すようなことになれば、

彼は屋敷に囚われてしまうのだと。

 

鬼灯は屋敷の中で見かけた少年たちが、

鉈や釘などを頭に刺して、血を流したままだったのを思い出しました。

 

納得した鬼灯に、彼らの事を可哀そうでしょ、とスカーレットは笑顔で言います。

 

要するにスカーレットの気分次第で屋敷に取り込まれたり、

取り込まれなかったりするのを理解した鬼灯。

 

冷静に彼女に言います。

 

「貴方は気丈ですが酷く寂しがり屋です」

 

的を射た発言だったらしく、彼女はしばし沈黙したかと思うと、

鬼灯の発言をたしなめました。

 

しかし、鬼灯も負けていません。

 

彼女に攻撃されたら”日本式対霊術”で応戦するつもりだと返すのです。

 

それは日本に広く浸透している強いおまじない…。

 

実際に鬼灯はソレを口にしました。

 

「ナンマイダブナンマイダブナンマイダブ」

 

突然、スカーレットが吐き気を程に気持ち悪くなったと叫びだします!

 

彼がすぐにスカーレット”で”遊ぼうとするため、

怒り心頭の彼女に、

まさか効果があると思わなかったとしれっと言う鬼灯…。

 

食あたりした感じだ、と騒ぐスカーレットの部屋に、

今度はレディ・リリスが尋ねてきました。

 

勝手な行動ばかりする二人に、

スカーレットは、ここでは自分の方が有利だからとけん制。

 

しかし、彼女の怒りもどこ吹く風のレディ・リリスは、

そもそも今日は何のパーティーなのかと問いかけます。

 

10年目のお祝い

思い出したようにスカーレットは、

チャッキィ達3人を呼ぶと

彼らがここにきて10年経ったお祝いをするのだ、と嬉しそうに言うのです。

 

彼女の準備したテーブルの上には、たくさんのカップケーキと、

10本のローソクが立てられた二段重ねの大きなデコレーションケーキが載っています。

 

彼女が、少年たちのために何かするなど珍しいことです。

 

彼らに楽しめと言うスカーレットは、

ゲームを出してきては、やってみろと薦めます。

 

パーティーは盛り上がり、

彼女も楽しそうにしていますが、

一人鬼灯はそんな彼女の様子に違和感を覚えているようでした。

 

…そして、しばらくすると彼女が少しためらいがちに、

静かに少年たちに言います…。

 

「本題だけど、10年ならまだ大丈夫。」

 

長く居ると、自分みたいになるからと言いつつ、

彼女は少年たちに刺さる凶器を勢いよく抜き始めました。

 

「10年間ありがとう」

そう言って、楽しかったと彼女は笑顔を作ります。

 

ひとりぼっちにはしない

いつも笑顔の彼女ではありますが……いつもとは違う感じを受ける少年たち。

 

今ならまだ神様も彼らを受け入れてくれるだろうから、

もうここから解放すると言うのです。

 

しかし、チャッキィが尋ねます。

 

彼女はどうするのかと。

 

…彼らが来る前…、

スカーレットはこの呪われた屋敷で一人で暮らしていました。

 

元に戻るだけだと彼女は言います。

 

「行かないすよ」

とチャッキィは、ほとんど考えもせず、天国行きを拒否しました。

 

自分に関わっていたら本当に神様の敵になる、

と彼らを脅すスカーレットは、

後ろを向いたままでいます。

 

しかし、チャッキィは切れ気味で彼女に尋ねます。

 

ここに彼女を残していくことの方が悪人。

 

彼女と共にあることを咎める神様こそ何なのか、と。

 

……彼の言葉に、たまらず、スカーレットは大声で泣きだしました…。

 

ありがとうと言う言葉も、

あまりに大きな泣き声と混ざり、ひび割れて聞こえるほどに…。

 

泣き続けるスカーレットの頭を、レディ・リリスはよしよしと撫でます。

 

「この感じにかこつけて誘っても悪魔にはならないわよ」

泣きながらも、あくまで手ごわいスカーレットでした…。

 

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以上が鬼灯の冷徹の最新話『265話』のネタバレでした!

 

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鬼灯の冷徹の最新話『265話』の感想と考察

ツンデレ娘、スカーレットの彼女らしい優しさが見れて、

そして同居する少年霊たちも彼女の事をよく理解しており、

”良い家族”なのが分かった心温まる回でした。

 

血のつながった肉親よりも、赤の他人の方が頼りになることも少なくありません。

 

呪われた血筋で、忌まわしい死を遂げて、孤独だった彼女の元に訪れた少年たち。

 

彼らを死霊にしてしまったものの、

理性も分別を持っている彼女は、

もしかするとずっと後悔と共に、彼らとの生活を楽しんでいたのかもしれません。

きてはいないんですけれどね…。)

 

鬼灯が指摘したように寂しがり屋の彼女は、

そろそろこの屋敷から出る方が良いのではないでしょうか。

 

もちろん、少年たちも一緒に。

 

とはいえ、EU地獄でメイドは受け付けないご様子。

 

いっそ日本の地獄に来れば、鬼灯とももっと会えると思うので、

ぜひ日本にいらしてください(笑)

 

まとめ

ここまで鬼灯の冷徹の最新話『265話』のネタバレや感想、考察をご紹介してきましたが、

いかがだったでしょうか?

 

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