こちらの記事では2019年8月16日に発売された
ナイツ＆マジックの最新話『69話』のネタバレや感想、考察を
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ナイツ＆マジックの最新話『69話』のネタバレ
空飛ぶ船をいただきます
敵は空跳ぶ船・飛竜戦艦から飛礫の雨（カタパルト）をばらまき始めました！
ツェンドリンブルも素早く動くことが出来ません。
エルの指示を求めるアーキッド。
エルはそのまま走らせるようにといいます。
「あの『空飛ぶ船』をいただきます!!」
エルは上空に飛び上がるため、幻晶騎士を止めます。
これを好機と敵将ドロテオは、
黒騎士（ティラントー）を降下させるつもりです。
「王族どもを必ず生け捕りにせよ!!」
厚い雲のせいで、空飛ぶ船・飛竜戦艦から降りていくティラントーに
気が付かないまま、エルは幻晶騎士を空に飛ばしました。
一気に雲を突き破り、飛竜戦艦に飛び移ります。
戦艦は尋常ならざる衝撃を受けて、轟音を響かせました。
何が起こったのかと艦長ドロテオは状況の把握に努めますが、
「こんなバカなことが…」
と部下から信じられないとばかりの報告が上がってきます。
「『幻晶騎士』です!異常な幻晶騎士が船体に取り付いています!!」
ドロテオは驚愕します。
馬型の幻晶騎士だけでも驚嘆に値をするのに、
さらに空にまで来ることのできる機体など彼には信じられないのでした。
(どうなっている…我々は『何と』戦っている)
心の中に大きな動揺が広がります。
しかし、歯を食いしばり、彼は次の指示を発っします。
幻晶騎士が取り付いている位置が飛行に障害ないと知るや、
内側から幻晶騎士を吹き飛ばせと命令します。
一方、エルは飛びついたこの船・飛竜戦艦の中身に興味津々です。
戦いそのものよりも、彼は己の趣向に酔ってしまう傾向の彼でしたが、
ティラントーからの法撃をいち早く感知し、
空へと跳び逃げました。
「お見事です！ではこちらもお返しを遠慮なくどうぞ!!」
エルは笑いつつ、空中から強力な法撃を戦艦に浴びせます。
巨大な閃光が走り、逃げる間もなく飛竜戦艦前方に大穴が開きました!!
ドロテオは悟ります。
「奴だ…奴こそが『死神』の正体!!」
船体の状況、立ち向かってくる敵の正体、それらを鑑みてドロテオは決心します。
「…急ぎ回頭!!この場を離脱する!!」
囮の空飛ぶ船・飛竜戦艦
しかし、エルは己の執着するものをみすみす逃がす少年ではありません。
せっかくの興味の宝庫・空飛ぶ船を追おうとします。
が、後方でツェンドリンブルが、
敵が降下させたティラントーの一軍に追われているのに気が付きました。
つまり、初めから敵の目的は王族の奪還。
エルはツェンドリンブルに加勢するため、空飛ぶ船追うのを諦めます。
「次に会った時には部品一つ残さず食べつくしてあげますからね」
エルは幻晶騎士の片腕を持ち上げ、
遠ざかって小さくなっていく飛竜戦艦を
その手のひらに載せているかのようにしました。
まるで、掌中のおもちゃとでもいうように、
彼の強力な力を象徴しているようです……。
ツェンドリンブルを操縦するアーキッドは、
追いつきかねない勢いの敵の速さに焦りをにじませていました。
「任せろ!!」
そう言ったのは、フレメヴィーラ王国王太子エムリスです。
専用機は金獅子（ゴルドリーオ）の剣で、敵を薙ぎ払いました。
「キッドよ!ここが正念場だぞ!!」
やっとエレイノーラたち王族を救い出すことが出来たのです。
再度、捕えさせるわけにはいきません。
「分かってるよ若旦那!」
エムリスは、敵ティラントーから投擲された剣をゴンドーリオの手で
鷲掴みにして防ぎます。
が、上方の崖上にも別のティラントーがいることには気が付きません。
逃げるツェンドリンブルが視界に入るや、
バアッァァァァと勢いよく崖下へ向かってきます。
しかし、その敵は、突如現れたエルの幻晶騎士の一閃によって、
瞬殺されました……。
エルはいいます。
「よくも空飛ぶ船とのひと時を邪魔してくれましたね…」
笑みは消え、己の楽しみを奪われた彼の怒りによって、
残りのティラントーも逃げる間もなく潰されていくのでした……。
ドロテオの決意
「救援を感謝する。ヒエタカンナス卿」
ドロテオは無事逃げのびられた礼をケルヒルトに述べました。
「逃がしたのかい。猛将ドロテオとは思えぬ体たらくじゃないか」
ケルヒルトは毒づきます。
しかし、返す言葉をドロテオは持ち合わせていません。
悪夢のごとき力であったと、ドロテオは幻晶騎士の威力を素直に認めます。
己の失態は、よく理解しています。
命を差し出すくらいでは足りないと彼は思っていました。
それに対してケルヒルトは戦バカだと軽くいなします。
「敵の情報を何一つ持ち帰らない方が最悪さ」
ドロテオは静かにその言葉を受け入れました。
「貴公の言う通りだ」
ドロテオは自身の守るべき主君の為、
必ずや立ちはだかるであろう幻晶騎士を討ち取るべく、気持ちを新たにします。
「わしの首など後からいくらでも差し出せばよいのだ…!」
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以上がナイツ＆マジックの最新話『69話』のネタバレでした！
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ナイツ＆マジックの最新話『69話』の感想と考察
敵将が一人ドロテオが、
ついに『死神』の正体を知って恐れをなす回でした。
しかし、さすが猛将と言われただけの男は、一旦は逃げたとはいえ、
そこで折れるような心ではありません。
ケルヒルトに情報を持ち帰らなかったことをこそ失態と指摘されて、
素直に聞き入れられる度量の深さ、
戦局の読みの冷静さはさすがです。
老練になると、若者のの言葉をないがしろにしがちな者もいますが、
ドロテオは一枚違います。
ちょっと、こんな上司の下でなら働きたいなと思ってしまったりします。
近いうちにきっと、エルvsドロテオ戦がまた見られることでしょう！
さて、ドロテオが戦バカなら、エルはさしずめ機械バカ。
いえ、機械狂というほうが正しいでしょうか……。
空飛ぶ船・飛竜戦艦への執着が、
残ったティラントーの破壊に向いたのは言うまでもありません。
そのシーンが詳細に描かれない事こそ、瞬殺を意味しています。
逃げる飛竜戦艦を手のひらに載せるシーンは、
彼の胸中を的確に象徴した名場面とも言えるでしょう。
いずれはエルの手に堕ちるであろう飛竜戦艦……。
本当にネジの一つまで解析しつくされそうですね。
一区切りついたところなので、
次回はクシェペルカ王国に戻る辺りのお話となるでしょうか。
次回も楽しみです!!
まとめ
ここまでナイツ＆マジックの最新話『69話』のネタバレや感想、考察をご紹介してきましたが、
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